千葉サービスは「夜勤」勤務の強制を止めろ

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エルダー協議会を結成
千葉サービスは「夜勤」勤務の強制を止めろ!

エルダー協議会議長に、吉野幸成君を選出
外注化阻止へ全力で闘いぬこう!

 動労千葉は、4月23日、18時から、DC会館において、「エルダ!協議会結成総会」を開催し、エルダ!雇用された労働者の労働条件改善や、検修・構内業務の全面的な業務外注化阻止に向けて、全力で闘いぬく方針を確立した。

エルダー労働者への『夜勤』勤務の強制を許すな!

 08年4月以降、JR東日本は、定年退職後の新たな再雇用制度として「エルダー社員」制度を導入した。その労働条件は、65歳(08年度中に定年退職した者は64歳まで)グループ会社に原則出向し、賃金は年金満額との差額として18万円弱というものだ。
 一方、JR東日本は、「グループ経営ビジョン2020!『挑む』」の中でこれまで以上に全面的な業務外注化や非正規職化、基地統廃合を行うことを掲げ、その一貫として今年4月からグループ会社の再編が強行された。千葉では、これまで車両清掃等を行っていた千葉車両整備が、京葉企画、千葉開発と合併して千葉鉄道サービスに再編された。そして、この再編に伴い、エルダー雇用された労働者の労働条件が大幅に改悪されたのだ。
 京葉車両センターでは、深夜帯に約20本の列車の清掃業務が行われているが、この作業には車両整備の比較的若手の労働者が従事していた。しかし、4月以降、千葉鉄道サービスが、「夜勤」に従事していた労働者を次々に配転したために、1徹4夜勤の内、4夜勤はエルダー雇用された60歳以上の労働者が行わされているのだ。
 これは、儲けるためにはこれまでのあり方を一掃して労働条件を改悪し、高齢者であっても容赦なくコキ使い、「それでイヤなら辞めろ」という攻撃に他ならない。こんなことは絶対に許すことはできない。

『夜勤』や年金問題で議論が白熱-反撃に起ちあがろう

 こうした中で開催されたエルダー協議会総会は、議長に吉野幸成君を選出して議事が進められた。本部を代表して田中委員長からは、エルダー雇用された労働者が65歳まで働ける労働条件を確立すること、そのために当事者が起ちあがることができる形をつくりることが重要であること、そしてエルダー協議会目的として、会社との交渉の組織として問題点のとりまとめ、申し入れを行い、場合によってはストライキも含めて闘いに起ちあがること、さらに、今後エルダー雇用される労働者が増えることから組織の強化・拡大に全力で取り組むことが訴えられた。
 その後、結成総会の方針が提起され、質疑応答では、京葉車両センターでの「夜勤」問題や、「夜勤」に伴う年金支払額の問題等、白熱した議論が行われた。
 そして、最後に、エルダー協議会議長に吉野幸成君を選出し、団結ガンバロ!三唱でエルダ!協議会結成総会は、成功裡に終了した。

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