沖縄基地撤去! 安保粉砕!
普天間基地即時閉鎖! 辺野古新基地建設阻止!
─ 4・28沖縄デー集会 ─
鳩山・民主党政権は、沖縄・普天間基地の移設について、辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部の沖合に移設、また鹿児島県徳之島に一部移転の案を打ち出した。しかし、4月25日沖縄県民大会には9万人の人々が結集して反対の声を上げ、徳之島においても4月18日、1万5千人の反対集会が開かれた。民主党案は完全に暗礁に乗り上げている。
4月28日、沖縄デーのこの日、沖縄県民の怒りと連帯して、東京・日比谷野音において、普天間基地即時閉鎖、辺野古新基地建設阻止の集会が開かれ、780人が参加した。
連帯のアピールにたった三里塚反対同盟の宮本麻子さんは、反対同盟も沖縄県民大会に参加したことを報告し、沖縄と連帯して闘うことを表明。また、三里塚現地で切迫する団結街道の廃道化攻撃に5・16現地闘争への結集を訴えた。憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一弁護士は、「裁判員制度はいらない!大運動」の仲間とともに参加していることを報告し、「沖縄基地は中東・アジアへの侵略拠点として置かれている。こんな軍事基地はいらない。裁判員制度も同じだ。」と5・18裁判員制度にとどめを刺す大集会への参加を訴えた。
日米労働者の国際連帯の力で安保を粉砕しよう!
動労千葉からは田中委員長が特別アピールに立った。「4・28は沖縄にとっては屈辱の日だ。怒りの声が大爆発しようとしている。今日は、日米安保そのものを粉砕する決意を込めた集会だ。9万人の県民大会に示されている通り、新たな安保・沖縄闘争が燃え上がり始めた。鳩山政権の県外移設のペテンは完全に崩れた。日米安保が問題の根幹であることを誰もいわない。安保そのものを粉砕する以外にない。この闘いと連帯していく歴史の大きな局面にきた。日米労働者の国際連帯の力で安保をぶっとばそう。」「1047名解雇撤回闘争への『和解』は、闘争団全員がこの屈服的和解条件にサインすることが前提条件となっている。23年間こんなことのために闘ってきたわけじゃない。『和解』の先は『公務員庁』の設置だ。動労千葉は、国鉄闘争の火を消すなという全国運動をよびかけ、労働者の団結した力で決着をつける闘いを開始する」とよびかけた。
ブラジルのコンルータスと米CAMSのアーリーン・イノウエさんからの連帯メッセージ紹介をはさんで、基調報告が全国労組交流センターの仲間から行われた。「沖縄─本土の分断を乗り越え一つになって闘うときがきた。民主党─連合結託体制の終わりだ。全世界の労働者とつながって日米安保条約をぶっとばす闘いにたちあがろう」と訴えた。
医療労働者の決意のこもったカンパアピールをはさんで、各団体から決意表明が行われた。百万人署名運動は、「3月から沖縄基地撤去の新たな署名を始めた。一人ひとりが組織者になろう」 、71年沖縄闘争でデッチ上げで無期懲役となり獄中35年を闘いぬく星野文昭さんのメッセージを連れ合いの星野暁子さんが紹介し、「星野は今日ここにともにたちあがっている。星野闘争は沖縄闘争であり、階級闘争そのもの」と訴えた。8・15実行委員会の葉山岳夫弁護士は、「一切の軍事基地は撤去されなければならない。これは鳩山民主・連合政権打倒と一体だ。5・18は憲法改正手続の施行日だ。改憲攻撃と闘う同日の裁判員制度反対集会へ」、沖縄民権の会は、「県外、国外移設の主張は間違っている。世界の労働者がともに解放されなければならない」と鋭く指摘、全学連から5・15沖縄闘争が呼びかけられ、法大文化連盟の仲間は基地の移設先が県外・国外かという論に対して、ILWUとイラクの労働者がストにたち、軍事物資輸送を止めた例、ベトナム戦争で1972年の全軍労のストで「北爆の無かった3日間」を実現した闘いを例に上げ、労働者の闘いが戦争を止めることができると訴えた。
行動提起ののち、動労千葉は先頭の横断幕をもち、銀座を席巻するデモを貫徹した。