9/26-27 動労千葉第51回定期大会(1日目) 民営化・外注化の崩壊―JR大再編攻撃と対決し、組織拡大実現を!

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動労千葉第51回定期大会は、9月26日、DC会館において始まった。定期大会は、繁沢副委員長の開会あいさつで始まり、北村執行委員の司会で進められ、まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団には、千葉機関区支部の梶ヶ谷代議員、幕張支部の高田代議員を選出し、議事が進められた。スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。

来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟から伊藤信晴さんが、「きびしい情勢の中、動労千葉のみなさんが40数年闘い抜いている姿に本当に感銘しています。農地にかけた市東さんの誇りを守り抜いて必ず勝利したい」と、10・3現地集会への結集を力強く訴えた。

葉山岳夫動労千葉弁護団長は、「1047名解雇撤回闘争において、JR東をこの裁判に参加させる大きな勝利をかちとった。この運動を全国的・社会的に広め、労働運動の力で勝利できると確信します」と提起した。

動労水戸の照沼書記長は、「分割・民営化と34年間、誇り高く闘ってきたことが、今こそ通用する時代です。職場の仲間たちに闘っている姿を見せて責任をとっていきたい」と熱い決意をこめてあいさつした。

さらにユニオン習志野・菊池委員長、動労千葉を支援する会山本事務局長、OB会・永田会長、家族会・山田会長から激励と挨拶を受けた。また、戦後最大の労組弾圧をはねのけて闘う関西生コン支部からのメッセージが紹介された。

その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、組織・財政・規約検討委経過報告、決算報告、会計監査報告、決算承認が行われた。

議事にうつり、大会延期承認、労働協約・協定締結承認のあと、21年度運動方針が執行部から提起され、1日目の議事が終了した。

関委員長あいさつ(要旨)

本定期大会でかちとるべき課題は、コロナ禍で開始された国鉄分割・民営化型の大攻撃に立ち向かう万全の闘争体制を確立することです。

分割・民営化を契機に導入された新自由主義で行きついたのは、2100万人の非正規職と社会保障制度の解体、地方の崩壊でした。すべてが限界に突き当たり社会の隅々において新自由主義が大崩壊する過程がついに始まったのです。それは全世界で起きています。

JRでも民営化体制の崩壊、外注化の破綻が始まっています。「融合化」の提案、駅要員の大削減、仕業検査の周期延伸、乗務員の業務等の見直し。ただ要員削減で数を合わせるような施策に先はありません。このまま突き進めば技術継承の破綻と安全崩壊―『鉄道崩壊』にまで行き着くことは間違いありません。

貨物の職場でも人事賃金制度の粉砕、千葉機関区への新採の配置、将来展望等を求める闘いを強化します。CTSでは職場代表選の勝利、組織拡大を実現し、清掃の要員削減の10月1日実施を粉砕しました。

あらためて外注化攻撃との闘いを最大の核心課題と位置づけ外注化阻止闘争、反合・運転保安闘争を再構築することをもって分・民型の大攻撃に立ち向かいます。30数年に及ぶ民営化、20年に及ぶ外注化攻撃と闘い抜いてきた力を今こそ発揮し、闘いのすべてを組織拡大の一点に集約していくことです。

国鉄1047名解雇撤回の闘いは動労千葉の原点です。行政訴訟も東京地裁はJRの訴訟参加を認める決定を行いました、『勝利まであと一歩』のところまできています。最後に、11月集会について。今年の11月集会は、新自由主義が全面的に崩壊し、時代が大きく動いていく中での闘いです。今こそ国鉄分割・民営化から始まった新自由主義に断を!すべての組合員の総決起を訴えます。今大会は、2年に一度の人事大会でもあります。新執行体制確立し、新たな決意で国鉄分割・民営化の大攻撃に立ち向かおう。

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