今年の8・6ヒロシマ反戦大行動は、暑い暑い広島で、それを上回る熱い熱い反戦デモが大成功をかちとりました。動労千葉からも関委員長を先頭に5人の仲間が参加してきました。
右翼と結託し集会禁止5名不当逮捕・起訴
この数年来、右翼の挑発を口実として、原爆ドーム前での集会を禁止する動きが強まっていました。今年2月には右翼・日本会議と自民党などの反動議員が結託して市議会に原爆ドーム前での集会を「禁止」する請願を出し、ついに2月27 日に採択が強行されました。その翌日、2月28日には警察による全国一斉家宅捜索が行われ、昨年の8・6デモの先頭に立った5人の仲間が不当逮捕されました(8・6ヒロシマ暴処法弾圧)。こうやって戦争準備は具体的に進められていくのです。
集会禁止に法的根拠なし
しかし、ヒロシマ大行動実行委員会が広島市当局を徹底追及したところ「(集会禁止に)法的根拠はない。お願いだ」というのです。こんなふざけた話はありません。
原爆ドーム前座り込みに突入
前日の8月5日に広島に結集した全国の仲間は、被爆者、被爆2世・3世を先頭にして徹夜の原爆ドーム前座り込みに突入。早朝からの、広島市当局、警察機動隊の弾圧策動を打ち破り、原爆ドーム前の早朝集会を、昨年を大きく上回る650名の結集で実力でかちとりました。
あまりの不正義を自認する広島市も警察も、参加者に一指も触れることができません。反戦反核闘争の禁圧を、身体を張ってうちやぶる大勝利でした。
反戦反核のバトン
集会参加者は、原爆投下時刻の8時15分に1分間の黙とうを行い、意気揚々と広島市内デモを貫徹。戦争政策を進める岸田の記念式典出席を徹底的に弾劾する声を浴びせました。
主催者である広島の仲間の、「多くの被爆者が身体を張って反戦反核を闘い抜いてきた。俺たちはそのバトンを受け取っている。絶対に退くことはできない」との訴えが心に刺さりました。
「拡大抑止」ー核兵器の日本配備への踏み込み
昨年のG7広島サミットでは、あろうことか広島の地で、核抑止力を肯定する「広島ビジョン」が出されました。今年4月の日米首脳会談を経て日米両政府は、「拡大抑止」の一環として核兵器の日本への配備にさえ踏み込もうとしています。7月末には日米の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開催して「拡大抑止」の具体的な協議を行い、中国との戦争を想定した大規模な日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン24」を8月7日まで実施しました。
大虐殺のイスラエル・アメリカ代表の式典出席を許すな!
なによりも、事実上の核保有国でありパレスチナ人民への侵略と大虐殺をやめようともしないイスラエル、そして最大の黒幕であるアメリカを招待する「平和記念式典」など絶対に認めるわけにはいきません。
「戦争絶対反対!」「核戦争を絶対に許さない!」「パレスチナ人民虐殺を許すな!」の声を、さらにさらに上げていかなければなりません。労働組合こそ、その先頭に立とう!
11・3全国労働者総決起集会への6000人結集にむけて、さらに闘いを強めよう。