労働者民衆の国際的団結で核をなくそう!
被爆65周年 8・6ヒロシマ大行動
2回目のデモのあと、原爆記念館前で
被爆65周年を迎えた8・6ヒロシマ大行動は、世界大恐慌情勢下で戦争が切迫するなか闘いぬかれた。
動労千葉は、8月5日~6日の2日間、支部代表含め12名の派遣団で参加し、各集会・デモを闘い抜いた。
8・6ヒロシマ大行動の集会は、広島県立総合体育館において、1800名の参加で開催された。
被爆者からの訴えでは、下田礼子さん(反戦被爆者の会)が「最近、若い人が活発に行動するようになった。アメリカは何の謝罪もない。世界の平和を実現し、核保有国は自国の核をなくして下さい。核なき世界をめざして頑張りましょう」と訴えた。
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1800人が参加した本集会
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早朝デモ出発前の集会で発言するドイツの女子学生たち |
青年労働者交流集会で発言する渡辺君
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国鉄労働者交流集会
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反戦・反核運動の正念場を迎えた8・6
基調提起では、「『核軍縮、核拡散防止』の美名の下、新たな核戦争の危機が迫り、これまでの反核運動が戦争翼賛化へと進んでいる。全世界で燃え広がる労働者民衆の闘いが国境を越えて団結したとき、労働者を分断し、互いに敵対させる『核抑止力』を打ち砕き、巨大資本が『核』をもって利益追求する『現代の戦争』を止めることができる」と訴えた。
島根、青森六カ所村で反原発を闘う仲間、沖縄で反基地闘争を闘う労働者、教育労働者、裁判員制度反対の弁護士の発言のあと、国鉄闘争全国運動の発言に立った高石動労千葉争議団長は「労働者のクビを切って平然としている鉄道運輸機構を許さない。これからも解雇撤回まで全力で闘っていく」と力強く訴えた。
国際連帯の発言では、初来日したドイツの女子大学生3人が「全学連と動労千葉が招待してくれ、感動的な集会に参加することができました」「アフガニスタンやコソボに派兵しているドイツの戦争政策は金儲けのために行われている」「階級的労働運動の全世界的復権こそ私たちの最大の希望です」と発言。学生、青年労働者の発言のあと、集会アピールを採択し、最後に大江動労西日本委員長の閉会のあいさつで集会終了。ただちに炎天下の広島の繁華街を平和公園までデモに出発した。
早朝、菅来広弾劾デモに立つ
この日の早朝7時からは、「菅首相来広弾劾、記念式典糾弾デモが行われた。今年の平和記念式典には、「核抑止力は必要」などと公言する民主党・菅をはじめ、米・英・仏など核保有大国の大使らや国連事務総長、IAEA(国際原子力機関)事務局長が初めて列席した。一方、従来の反戦反核運動も、連合が主体の原水禁大会が「東北アジアの非核化と安全保障」を打ち出すなど、完全に変質・解体されようとしている。8・6ヒロシマ大行動がいまや唯一の核戦争に反対する勢力となりつつあるなか、デモにも力が入る。
国鉄大運動の前進に向けて檄
また、前日5日には、国鉄労働者交流集会が行われ、特別報告を川崎執行委員が行った。続いて夕方から全国青年労働者集会が開催され、特別アピールに立った佐藤新小岩支部長は、ブラジル訪問を報告し「動労千葉の闘いが世界に通用することがわかった。この闘いを全国に広めていこう」。幕張支部・渡辺剛君が「外注化阻止に向け、組織拡大で反撃する」決意を表明した。