動労千葉は、2月25日DC会館において第78回定期委員会を開催し、「東労組崩壊」情勢の中で第3の分割・民営化攻撃=全面外注化・転籍攻撃と対決し、18春闘勝利、3月ダイ改阻止、組織拡大の闘いに全力でたちあがる方針を確立した。
委員会は、議長に千葉機関区支部の大久保委員を選出し、スローガン案提起の後、田中委員長から本定期委員会の勝ち取るべき課題についてあいさつ(要旨別掲)、動労千葉を支援する会を代表して山本事務局長から熱い連帯の挨拶を受けた。
その後、「経過報告」「当面する取り組み」「2018年度暫定予算」の提起と進み、質疑応答が行われた。スローガン、方針案、暫定予算案、委員会宣言を採択し、組合歌合唱・元気よく団結ガンバローを三唱し、委員会は大成功のうちに終了した。
各支部は、JR情勢の重大な展開に対し、直ちに闘争体制を確立しよう!
闘いの課題
第1の課題、「東労組崩壊」情勢を見すえ、全組合員が組織拡大の闘いに立ち上がる。その意思統一を図るために「3・5緊急総決起集会」を開催する。
第2の課題、地方ローカル線切り捨て阻止、全力をあげて「3・10外房地域集会」の成功をかちとる。
第3の課題、「エルダー協議会」を結成し、外注化―分社化・転籍攻撃粉砕、定年延長と65歳まで働き続けることができる労働条件確立に向け新たな闘いを開始する。
第4の課題、千葉検査派出の合理化攻撃は、運転保安を破壊し外注化を拡大する重大な攻撃だ。ストライキを構えて闘いぬく。
第5の課題、18春闘の焦点は、JR貨物とCTS。「組織拡大春闘」としてストライキを復権させ、職場の怒りを組織し、我慢のならない超低賃金・労働条件の改善をひとつでもこじ開ける。
そして、労働者の誇りにかけて、改憲と戦争に反対する。秋の国会で改憲発議をさせない闘いを開始する。
委員長あいさつ 本定期委員会は重大な情勢の中での定期委員会となった。先週ぐらいから東労組の崩壊が始まった。今回のスト問題が最後の引き金となって、会社が東労組を本格的に解体すると肚を決め、管理者層を全て脱退させるという強硬手段をもって動き出した。国鉄分割・民営化以来の総決算が始まる。JRの鉄道業務をばらばらに分社化して、そこに労働者を転籍させていく、第3の分割・民営化攻撃が一斉に動き出す。動労千葉にとって重大な正念場だ。全組合員が起きている事態について真正面から掴み取っていく必要がある。団結を守り抜く中に展望がある。動労千葉らしく立ち上がることが本当に大事。どんなに小さくとも組織拡大を実現することが最大の課題だ。 |
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出された主な意見
▽エルダーとして本線運転士として、DLの徹夜勤務となる工臨は体がもたない。
▽18年度退職者に対する再雇用先で、検修だけなぜ本体雇用しないのか。検査派出の合理化は、動労千葉全体が自分のことと考えて全力で闘っていきたい。
▽第29回車両技術分科会の定期委員会を開催しストライキ体制を確立した。エルダーの本体雇用、他の職種はどうなっているのか。
▽ストライキは中途半端にはできない。執行部がしっかりして、組合員が決断してやるものだと東労組の組合員に話している。
▽輸送障害の時の振替輸送やモノレールとの接続の問題をどうするのか。
▽SASの検査に引っ掛かる人が増えている。問診の判断に産業医も加わることになり、乗務できない者が増えるのでは。
▽若手運転士の出張(研修)が休勤ありきの出張となっている。若手運転士は公休日の次に4時台の出勤で前夜に来ている。それはおかしいのでは。
▽2・4館山地域集会への結集ありがとうございました。内房線と地域を合わせて、外房線と共に闘っていく。
▽貨物は高齢化が進み、全員が55歳で賃金が71%、本線運転士の嘱託化も進み会社はどう考えているのか。
3月ダイ改合理化粉砕! 18春闘勝利!組織拡大!動労千葉緊急総決起集会3月5日(月)18時から、DC会館 |