百名を超える結集
3月12日より、木更津運輸区、鴨川運輸区、佐倉運輸区、千葉運輸区に勤務する本線運転士がワンマン運転拡大の中止とジョブローテーションの撤廃を求めて、14日の明けまでストライキに突入し、3月13日、館山商工会議所ホールにおいて、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催した。
集会には、大雨暴風警報が発令されるなか、組合員、家族、OB、ローカル線切り捨てに反対する沿線住民、動労千葉を支援会の仲間など130名の結集で勝ち取られた。
地域の運動と団結しJRを追い詰める
主催者を代表して関委員長は冒頭に、「ワンマン化や無人駅化、地方切り捨てに反対して地域をあげた闘いに感謝する。こうした地域の運動と連携し、固く団結してJRを追いつめる闘いの出発としたい」と訴えた。さらに「少子化で要員不足は全くのウソ。乗務員を駅に強制配転している。高齢者や障がい者の交通権を奪う、これが公共交通を担う鉄道会社のやることか!絶対に許せない」と述べた。そして、「ジョブローテーションに反撃し怒りの声を組織し、組織拡大へのきっかけをつかむことが第1波闘争の課題。第2波は、完全に破綻した外注化に対して、直ちに外注化を中止しJRに戻せ。雇用延長と70歳まで働ける労働条件を勝ちとることだ。第3波は、CTSにおける大幅賃上げ獲得、格差是正、非正規職撤廃に向けた闘いだ」と21春闘の課題を述べ、最後に、「ワンマン化、外注化を粉砕する最大の力は組織拡大だ。あらゆる力を結集し本格的に組織拡大を実現したい」と全組合員の総決起を訴えた。
〃終わりではない。まだやることはいっぱいある〃
来賓あいさつでは、館山市議の石井俊宏さんが、市議会におけるワンマン運転導入反対の意見書採択について報告が行われた。館山市民の松苗禮子さんからは「ワンマンが来た!」の題目で腹話術をおこない会場を大きく沸かせた。松苗さんは「ワンマンが走って終わりではありません。まだやることはいっぱいあります。あきらめることはできません」と訴えた。
外房線と地域を守る会幹事の大河原修三さんは、「先日JR千葉支社への要請行動で、何かあったらどうするのかと聞いたら、『近くの駅員を派遣する』と。無人駅や駅員がほとんどいないのにどう派遣するのか。都会ではホームに転落防止柵があるがローカル線では駅員もいない、車掌も廃止する。乗客はどうしたらいいのかと聞いたら、『ボタンを押してくれ』と回答した。腹も立ったが今後も頑張る。皆さんも頑張ろう」と訴えた。
動労千葉を支援する会の山本事務局長のあいさつに続いて、3月ダイ改の千葉支社交渉報告を中村書記次長、貨物春闘報告を佐藤貨物協議長が行った。
川崎書記長が闘いの課題を提起し、つづいてスト突入支部(木更津、佐倉、鴨川、千葉転)からの報告が行われた。外注化粉砕に向けた闘いとして幕張の山田支部長が報告と決意を語った。CTS春闘勝利に向けては、北村執行委員が決意を述べ、昨年10月に加入したI組合員が元気に「職場の労働条件を良くするため闘う」と決意を語った。貨物職場から千葉機関区の梶ヶ谷支部長が3・18貨物春闘団結集会の結集を訴え、繁澤副委員長の閉会のあいさつ、最後に団結ガンバロウで終了した。