2月22日、動労千葉は、第90回定期委員会を開催し、米日による中国侵略戦争の実戦準備と対決して階級的労働運動の再生をかけて闘いぬくこと、25春闘・3月ダイ改阻止闘争を、一律大幅賃上げ獲得、千葉機関区廃止・派出化攻撃粉砕、鴨川検査派出廃止阻止、久留里線廃線化方針撤回を求めて「反戦春闘」「組織拡大春闘」と位置づけてストライキを配置して闘いぬく方針を決定した。
闘争の具体的戦術は、27日の執行委員会・支部代表者会議をもって決定される。本定期委員会をもって、いつかなるときでもストライキを含む闘いに突入することのできる闘争体制を確立しよう!
議長に、銚子支部の永井君を選出し、スローガン提起の後、関委員長があいさつを行った(要旨別掲)。来賓あいさつで、動労千葉を支援する会の山本事務局長から共に闘い抜く熱い決意を受けた。その後、経過報告、当面する取り組み等が提起され、質疑応答が行われた。総括答弁の後、委員会宣言が発表され、団結ガンバローを三唱し、委員会は成功裡に終了した。
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3・15ダイ改における闘いの焦点は、千葉機関区廃止阻止の闘いであり、鴨川派出廃止を許さない闘いだ。そして、久留里線の「モードチェンジ」=廃線化攻撃を最大の焦点に押し上げて闘うことだ。そのために、断固としてストライキを構えて闘いにたちあがることを訴える。
25春闘、とくにJRによる超低賃金を強制されているCTSで働く仲間たちにとって、大幅賃上げ獲得は本当に切実な問題だ。JR―CTSを貫く闘いが必要です。大幅賃上げと組織拡大の実現へ、全力で闘いにたちあがろう。
ワンマン化・特急車掌一人乗務、乗務員の労働時間の削り取り、運転士の促成栽培をはじめ、更なる安全崩壊と闘うことだ。65歳以降の雇用延長をめぐる闘いも非常に重要な闘いだ。
トランプの再登場―世界戦争情勢の中で、今こそ労働運動の再生が求められている。今年の11月集会のさらなる大結集の実現にむけて、ぜひ組合員の決起をお願いしたい。
質疑応答での主な意見
▽千葉機では今度のダイ改で3仕業になる。一人をのぞいてみんな60歳以上だ。他から人がくることはないのか。外勤業務の委託解消、内勤業務との融合化で3人泊り体制から1人になる。作業内容はどうなるのか。
▽鴨川派出の廃止、働く仲間のいる職場をなくすことは許せない。千葉派出の常駐体制復活、久留里線廃止阻止、組織拡大・25反戦春闘を幕張支部は動労千葉の最大支部として支部一丸となって闘う。
▽CTSのプロパーが、賃金が安く生活していけないと次々と辞めていく。JR本体の社員にすべきだ。
▽車掌が足りず、運転士で車掌を兼務できる人が担当し、そのおかげで運転士は穴埋めに休日勤務をしている。おかしいことはおかしいと、若い人が声を上げられるように頑張る。
▽西船橋に運輸区ができて、京葉では車両交換が増える。構内の作業はどうなるのか。
▽久留里線、鴨川派出の廃止は許すことはできない。木更津派出の要員が2人から1人になるとこれからどうなるのか。
▽鴨川は多くの列車の発着があり、千葉からもかなり遠い。派出は、車両故障・輸送障害に対する砦。車両技術分科も全力で、安全よりコスト削減の攻撃に対して、組織拡大、ストライキで闘う。
▽本千葉の管理駅は千葉駅で、統括センターの区切りは茂原だ。これはおかしい。
▽今度の春闘では、賃上げと福利厚生の充実と同時に、無理なコストカットをやめろとCTSも親会社JRに要求するように。物価高の中で安心して生活していけるように、CTSに要求していく。
▽CTS津田沼事業所の要員不足は明らか。幕張も京葉も人が足りない。自分は1月で65になり退職したが、これからも働く意欲があるのに、会社は頑なに継続採用を拒否している。現場は大変で申し訳ない気持ちになる。裁判闘争、25春闘は本気でストライキを構えてトコトン闘っていきたい。