結成20周年
新たな大躍進
に向け出発!
日刊 用動労千葉 NOLDIn
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話 千葉 2935 · 2939番 」(鉄電) (公) 043(222 7207番 2000.1.1 5069
No.
だが、一九一四年以降われわれは犠牲者 商業、金融関係のデータだけであった。 は、天文学を除けば、各国の人口と生産、 は、百万の単位をもって計測される数量
握されていない。
ある歴史学者は、「一九一四年以前に リニズム体制のもとで多くの労働者が圧
万人の死者は、未だその数すら正確に把
を生みだした。第二次大戦が生んだ数千 者九百万人、行方不明者八百万人の惨状 南米諸国の民衆はつぎつぎと立ちあがっ 行き着かざるを得ない。まさに大失業と
であり、初の総動員体制がしかれ、戦死
一次大戦は人類にとって初めての総力戦 はじまった第一次世界大戦であった。第
戦争の世紀の出発点は、一九一四年に
ひきずり込む」と提起した。 そして彼らは自分たちの戦争に全世界を
に強大な二、三の強盗どもの間で行われ、
先から頭のてっぺんまで武装した世界的
再分割であり、この獲物の分配は、足の 割され尽くした。今後きたるべきものは
19世紀から20世紀の境で世界は初めて分 された。レーニンはこの時代の特徴を「 アの57%、オーストラリアの全てが占拠
地面積の90%、ポリネシアの9%、アジ パの植民地強国によって、アフリカの土 急速に拡大し、一九〇〇年にはヨーロッ
た。世界の植民地分割は19世紀後半以降
百年、地上では戦火が止むことがなかっ 20世紀は戦争の世紀であった。およそ
の多くの課題を投げかけている。
20世紀最後の年は、われわれに山ほど
2000
戦争と殺戮の世紀
で労働者国家を樹立した偉大な事実は決
産を背負った。だが、労働者が自らのカ を得なかった。われわれは大きな負の遺
政下にくみしかれ、苦難の道を歩まざる
しかし革命の理念は裏切られ、スター
民族は自らの方向を見いだしていく。
ていった。反乱·独立·解放·革命と各 戦争の時代だ。世界は今、その一線を踏 の巨大な登場をめざす組織戦に起ちあが
称されたアジアをはじめ、アフリカや中 国家と国家が蹴落とし合うような関係に
支配のもとで、「絶滅を待つマンモス」と と好まざるとに係わらず、資本と資本、
また、帝国主義列強による苛酷な植民地
立され、革命のうねりは世界を覆った。
歴史上はじめて労働者·農民の国家が樹 いるのだ。これは資本主義が行き着いた 世界で10億の労働者が職を失い、飢えて 事業として、新動力車会館の建設に着手
一九一七年、ロシアの労働者は蜂起し、
歴史を創りあげてゆく力をもった存在だ。 年間の貿易額を上まわる。その一方では、
しかしその拘束からとびだして、新たな だされ、歴史に制約されて生きている。 ぐる金は、わずか四日間で世界全体の一 生商品など、投機のために世界をかけめ 解体し本格的な組織拡大をめざす組織戦 は国鉄闘争の勝利に向けて、JR総連を
紀でもあった。人間は歴史によって生み 失っている。実際、株式や国債·金融派 不動の地平を築いているのだ。われわれ
だが同時に20世紀は、解放と革命の世 解放と革命の世紀
み出したのは戦争と殺戮であった。
20世紀、資本主義というシステムが生
·ナガサキを生んだ。
三光作戦–南京大虐殺を生み、ヒロシマ いた。20世紀は、アウシュビッツを生み、
度もの戦争など、砲声は絶え間なくつづ
トナム戦争、中東やバルカンをめぐる幾 を訴えているが、その後も朝鮮戦争、べ
なれてしまった」と、この時代の異常さ
の数をそうした大きさで計算することに
春
産業再生法をもって、政府公認のもとに って「戦争をする」ことを内外に宣言し、
日本の権力者は、ガイドライン法によ 団結恢復の時代
みこえようとしている。
行している。
出口を失った資本主義の危機は、好む
驚くべき末期症状に他ならない。
れかえり、資本主義は完全に成長条件を
場のない過剰な資本、過剰な生産力が溢
という究極の拝金主義だ。世界には行き
ムが世界を覆い、それが人間を苦しめる
つ生まない、全く実体のないマネーゲー
は、社会や人間にとっての価値を何ひと
戦後半世紀の資本主義が生みだしたの
似ている」と提起したとおりの事態が進 壮大な組織戦へ!
をもはや制御できなくなった魔法使いに 会は、自分で地の底から呼びだした魔物 かつてマルクスが「近代ブルジョア社
驚くべき末期症状
革の時代の最中に立っている。
巻き込んで疾風怒濤のごとく激動する変 あえいでいる。われわれは今、すべてを 年のブラックマンデー以降、死の苦悶に
たてて崩れた。また資本主義体制も八七
東欧ーソ連のスターリン主義体制は音を
一九八九年、ベルリンの壁は崩壊し、
して消し去ることはできない。
千葉の新たな大躍進を実現しよう。
応しい年としよう。21世紀に向けた動労
二〇〇〇年を21世紀をしめくくるに相
に断を下そう。
仲間たちと手を結び、自自公の翼賛体制 国ネットワークを創りあげよう。全国の る。怒りの声を集め、闘う労働組合の全
もうとする攻撃に対し、階級的労働運動
れは今年、労働運動を体制の側に取り込
もった運動を創りあげることだ。われわ
問われているのは時代を変革する力を
きなチャンスを手にしている。
する。JR体制は揺らぎ、われわれは大
を展開する。またその決意を内外に示す
13年及ぶ闘いは、敵の思惑を打ち砕き、
打とうと画策している。
て、一〇四七名の解雇撤回闘争に終止符 政府は、国労内の「改革法承認派」を使っ
国鉄闘争も重大な正念場を迎えている。
性を秘めたこの時代にたち向かおう。 もてる力をふりしぼって、大きな可能
てゆく時代でもあるのだ。
級社会の本質を見、急速に団結を恢復し
者が、自らが置かれた現実のなかから階
れない。大失業と戦争の時代とは、労働
る労働者の怒りが溢れだすことは避けら で、虫けらのように扱われようとしてい
観や社会のあり方が崩壊する状況のなか
うことだ。これまで信じられてきた価値 題として壮大な規模で問われているとい
労働者階級にとってまさに選択可能な課 現代世界のトータルな変革という課題が、
だがそれは、われわれの側から見れば、
膨大な首切りを進めようとしている。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
新たな大躍進
に向け出発!
日刊 用動労千葉 NOLDIn
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話 千葉 2935 · 2939番 」(鉄電) (公) 043(222 7207番 2000.1.1 5069
No.
だが、一九一四年以降われわれは犠牲者 商業、金融関係のデータだけであった。 は、天文学を除けば、各国の人口と生産、 は、百万の単位をもって計測される数量
握されていない。
ある歴史学者は、「一九一四年以前に リニズム体制のもとで多くの労働者が圧
万人の死者は、未だその数すら正確に把
を生みだした。第二次大戦が生んだ数千 者九百万人、行方不明者八百万人の惨状 南米諸国の民衆はつぎつぎと立ちあがっ 行き着かざるを得ない。まさに大失業と
であり、初の総動員体制がしかれ、戦死
一次大戦は人類にとって初めての総力戦 はじまった第一次世界大戦であった。第
戦争の世紀の出発点は、一九一四年に
ひきずり込む」と提起した。 そして彼らは自分たちの戦争に全世界を
に強大な二、三の強盗どもの間で行われ、
先から頭のてっぺんまで武装した世界的
再分割であり、この獲物の分配は、足の 割され尽くした。今後きたるべきものは
19世紀から20世紀の境で世界は初めて分 された。レーニンはこの時代の特徴を「 アの57%、オーストラリアの全てが占拠
地面積の90%、ポリネシアの9%、アジ パの植民地強国によって、アフリカの土 急速に拡大し、一九〇〇年にはヨーロッ
た。世界の植民地分割は19世紀後半以降
百年、地上では戦火が止むことがなかっ 20世紀は戦争の世紀であった。およそ
の多くの課題を投げかけている。
20世紀最後の年は、われわれに山ほど
2000
戦争と殺戮の世紀
で労働者国家を樹立した偉大な事実は決
産を背負った。だが、労働者が自らのカ を得なかった。われわれは大きな負の遺
政下にくみしかれ、苦難の道を歩まざる
しかし革命の理念は裏切られ、スター
民族は自らの方向を見いだしていく。
ていった。反乱·独立·解放·革命と各 戦争の時代だ。世界は今、その一線を踏 の巨大な登場をめざす組織戦に起ちあが
称されたアジアをはじめ、アフリカや中 国家と国家が蹴落とし合うような関係に
支配のもとで、「絶滅を待つマンモス」と と好まざるとに係わらず、資本と資本、
また、帝国主義列強による苛酷な植民地
立され、革命のうねりは世界を覆った。
歴史上はじめて労働者·農民の国家が樹 いるのだ。これは資本主義が行き着いた 世界で10億の労働者が職を失い、飢えて 事業として、新動力車会館の建設に着手
一九一七年、ロシアの労働者は蜂起し、
歴史を創りあげてゆく力をもった存在だ。 年間の貿易額を上まわる。その一方では、
しかしその拘束からとびだして、新たな だされ、歴史に制約されて生きている。 ぐる金は、わずか四日間で世界全体の一 生商品など、投機のために世界をかけめ 解体し本格的な組織拡大をめざす組織戦 は国鉄闘争の勝利に向けて、JR総連を
紀でもあった。人間は歴史によって生み 失っている。実際、株式や国債·金融派 不動の地平を築いているのだ。われわれ
だが同時に20世紀は、解放と革命の世 解放と革命の世紀
み出したのは戦争と殺戮であった。
20世紀、資本主義というシステムが生
·ナガサキを生んだ。
三光作戦–南京大虐殺を生み、ヒロシマ いた。20世紀は、アウシュビッツを生み、
度もの戦争など、砲声は絶え間なくつづ
トナム戦争、中東やバルカンをめぐる幾 を訴えているが、その後も朝鮮戦争、べ
なれてしまった」と、この時代の異常さ
の数をそうした大きさで計算することに
春
産業再生法をもって、政府公認のもとに って「戦争をする」ことを内外に宣言し、
日本の権力者は、ガイドライン法によ 団結恢復の時代
みこえようとしている。
行している。
出口を失った資本主義の危機は、好む
驚くべき末期症状に他ならない。
れかえり、資本主義は完全に成長条件を
場のない過剰な資本、過剰な生産力が溢
という究極の拝金主義だ。世界には行き
ムが世界を覆い、それが人間を苦しめる
つ生まない、全く実体のないマネーゲー
は、社会や人間にとっての価値を何ひと
戦後半世紀の資本主義が生みだしたの
似ている」と提起したとおりの事態が進 壮大な組織戦へ!
をもはや制御できなくなった魔法使いに 会は、自分で地の底から呼びだした魔物 かつてマルクスが「近代ブルジョア社
驚くべき末期症状
革の時代の最中に立っている。
巻き込んで疾風怒濤のごとく激動する変 あえいでいる。われわれは今、すべてを 年のブラックマンデー以降、死の苦悶に
たてて崩れた。また資本主義体制も八七
東欧ーソ連のスターリン主義体制は音を
一九八九年、ベルリンの壁は崩壊し、
して消し去ることはできない。
千葉の新たな大躍進を実現しよう。
応しい年としよう。21世紀に向けた動労
二〇〇〇年を21世紀をしめくくるに相
に断を下そう。
仲間たちと手を結び、自自公の翼賛体制 国ネットワークを創りあげよう。全国の る。怒りの声を集め、闘う労働組合の全
もうとする攻撃に対し、階級的労働運動
れは今年、労働運動を体制の側に取り込
もった運動を創りあげることだ。われわ
問われているのは時代を変革する力を
きなチャンスを手にしている。
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を展開する。またその決意を内外に示す
13年及ぶ闘いは、敵の思惑を打ち砕き、
打とうと画策している。
て、一〇四七名の解雇撤回闘争に終止符 政府は、国労内の「改革法承認派」を使っ
国鉄闘争も重大な正念場を迎えている。
性を秘めたこの時代にたち向かおう。 もてる力をふりしぼって、大きな可能
てゆく時代でもあるのだ。
級社会の本質を見、急速に団結を恢復し
者が、自らが置かれた現実のなかから階
れない。大失業と戦争の時代とは、労働
る労働者の怒りが溢れだすことは避けら で、虫けらのように扱われようとしてい
観や社会のあり方が崩壊する状況のなか
うことだ。これまで信じられてきた価値 題として壮大な規模で問われているとい
労働者階級にとってまさに選択可能な課 現代世界のトータルな変革という課題が、
だがそれは、われわれの側から見れば、
膨大な首切りを進めようとしている。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
