結審策動を粉砕!井手・深澤を法廷へ!
今こそ1047名解雇撤回を!
2・12国鉄集会に結集しよう
日時 2023年2月12日(日) 午後2時~(開場1時15分)
場所 江戸川区総合文化センター 小ホール(東京都江戸川区中央4-14-1)JR総武線・新小岩駅南口下車 徒歩約15分
947筆(総計1万1343筆)提出
12月23日、国鉄1047名解雇撤回の行政訴訟第12回裁判が行われた。動労千葉争議団、動労総連合1047協議会を先頭に各支部組合員や支援の仲間とともに裁判闘争を闘った。また、「解雇撤回・団交開催」署名の提出行動を行い947筆(総計1万1343筆)の署名を提出した。
前回裁判で裁判長は「証人について次回裁判で判断する」と宣言していた。すべての証人を却下して結審する攻撃もありうる情勢だった。弁護団は裁判において、とりわけ井手・深澤の証言の必要性を訴えた。
裁判長は組合側の証言は認めた上で、井手・深澤については「保留」とした。この裁判闘争を、井手・深澤を引きずり出すための決戦として構え、弁護団・支援の仲間を含めて闘い抜いたことで結審策動を打ち破った。闘いによってかちとられた重要な勝利だ。
真実から逃げるな!
裁判では、 JR設立委自身が不当労働行為を行ったという事実について、中労委が認める否かも問われた。だが、中労委は「認否の要をみない」「積極的には争わない」とまともに答えようとしない。
JR設立委の不当労働行為は、JR自身の不当労働行為だ。国とJRを擁護するために「認める」とは言えない。だが、「認めない」といえば井手も葛西も証言させて真実を調べろとなる。だから、「認めるとも認めないとも言わない」と真実から逃げることしかできないのだ。JR・中労委の矛盾と弱点が表れている。
井手・深澤証言かちとろう
井手は国鉄総裁室長として分割・民営化を主導した。不採用基準についても斎藤JR設立委員長と会って基準策定を直訴した現場にいた人物だ。国家的不当労働行為の歴史的な真実を明らかにする上で、必要不可欠な証人だ。
深澤は国鉄職員局課長として職員局次長であった葛西元JR東海会長の下で採用候補者名簿から組合員を排除した張本人だ。JR体制下でも労務管理の中心的な役割を担ってきた。現在はJR東日本社長として、不当労働行為を継続している。JRによる継続した不当労働行為を立証する上でも絶対に証言させなければならない。
1047名解雇撤回の裁判闘争は「勝利まであと一歩」だ。「原告側が証言したから他の証人は必要ない」という形で、井手・深澤の証言を行わないなど許されない。署名運動をさらに強化し、井手・深澤を引きずり出そう。国鉄解雇から36年を迎える2・12国鉄集会への大結集をかちとろう。