11月12日、「パククネ退陣」を訴えてソウルの中心街を制圧した民衆総決起は、日本をはじめ、全世界の労働者民衆に大きな衝撃と感動を与えている。
民主労総を先頭に労働者、農民、学生をはじめあらゆる階層の人民が大結集し、126万人をはるかに超えているとソウル市は発表した。1987年の6月民主抗争以降、史上最大の参加者を誇る規模だ。
午後2時に民衆総決起に先立って同じ市庁前広場で民主労総の全国労働者大会が開かれた。
ハンサンギュン民主労総委員長の獄中メッセージがよせ読み上げられ、「世の中を変えるのは大統領でも財閥でも金バッジをつけた政治家でもない。貧しい青年と労働者だ」と檄を飛ばした。
委員長代行のチェジョンジンさんは、11月中にすべてを止めるゼネストに起ちあがると宣言した。
動労千葉訪韓団220名が合流
動労千葉訪韓団約220人は、民主労総ソウル地域本部の隊列に加わって、ともに闘いぬいた。
この場で動労千葉の田中委員長が、動輪旗を持った組合員と一緒に、世界各国からの代表団とともに壇上に並んだ。司会者から国際代表団紹介の冒頭、日本から動労千葉が220人の大部隊で参加していることが報告されると、驚きの声とともに大歓声が沸き起こった。
デモの渦中でも、動労千葉訪韓団の隊列に注目が集まり、拍手やコールが巻き起こった。
11・30政治ゼネスト
民主労総は、17日の中央執行委員会で11月30日にパククネ退陣の「政治ゼネスト」に突入することを決定した。さらに民主労総と共に、「青年学生たちは同盟休業で、教授は同盟休講で、農民は仕事を止めて農業機械を引っ張って、自営業者は一日閉店で、国民抵抗権を行使する国民ストライキの日とする」と全民衆に訴えた。