戦争を止める力
国鉄千葉動力車労働組合田中康宏 委員長
私たちは今日、韓国での歴史的闘いー「ロウソク革命」に応え、日本の労働運動を変革したいという思いでここに集まりました。
戦争を止める力、労働大改悪を止める力は、何よりも労働者自身の力です。
連合が揺らいでいます。歴史を振り返れば、戦争と労働運動の再編は一体でした。1940年、日本の労働組合は全部解散して産業報国会になり、戦争に向かっていった。その次は50年朝鮮戦争の時、3番目は国鉄分割・民営化でした。そして今、4度目の大きな歴史の分岐点に来ています。今度こそ僕らの手で闘う労働運動をよみがえらせ、戦争を止める。このことを固く決意したいと思います。
今日からは一日一日が決戦です。2020年には10万、100万の戦争を止める力として、社会の主人公になって自分たち自身で社会をつくりあげる力として登場したい。日本の労働者の怒りを先頭で体現する部隊になっていきたいと思います。動労千葉もその最先頭で闘うことを固く決意します。
行動し結果を出す
全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部 大原 明執行委員
全国労働者総決起集会は今年で20回という節目を迎えました。労働組合が労働現場で闘わない現状の中、労働組合に対する労働者の求心力が大きく低下し、資本家や権力がやりたい放題となっている。しかし、闘わない労働組合を非難するのではなく、本日、結集している私たち闘う労働組合が、労働現場でストライキを打ち抜くなど具体的な行動を展開し、結果を出すことによって、「労働組合が闘えば要求が実現する」「資本と権力には妥協しない姿勢を見せる」ことで、闘う労働組合に結集させることができるのです。
今、和歌山地域では一部の経営者が生コンの安値乱売を行っています。関生支部は連日、和歌山に50名、100名の動員をかけて、これと闘っています。
労働現場でリスクを恐れず、犠牲をいとわずに行動している仲間の闘いを学び、それをすぐに実践することを提起します。
自信と確信をもって
全国金属機械労組港合同 中村吉政委員長
11月労働者集会は、「蟷螂(とうろう)の斧(おの)と言われようとも」の思いで始まりました。しかし20年を過ぎた今、巨大資本を相手に、裁判闘争をはじめ現場での実力闘争を背景にして闘い抜き、被解雇者を始め当該組合が闘う拠点を築き、全国津々浦々や世界の労働者に大きな共感を得ている。今や「蟷螂の斧」ではありません。自信と確信をもって闘いましょう。
私たち港合同は、総評全国金属の時代から「官民連帯・地域共闘」を運動の柱に闘いを築いてきました。大阪ではこの10年、公務員労働組合をつぶすために登場した橋下徹が血眼になりましたが、結局、組合の壊滅は達成できませんでした。反撃に立ち上った職員がいたからです。
港合同は、「受けた支援は運動で返す」との教訓のもと、引続き安倍の改憲策動と対決し、官民連帯の名に恥じることなく、自治体労働者との連帯を強めて、「大阪市の分割・民営化と総非正規化反対」「大阪都構想許さない!」との方針を掲げて闘う決意です。
労働運動の命運が
国鉄闘争全国運動呼びかけ人 葉山岳夫弁護士
改憲攻撃は切迫しています。これは、安倍政権による戦争国家への大転換、労働法制の大改悪による労働運動つぶしの反革命クーデターにほかなりません。この改憲攻撃を阻止する大闘争には、日本労働運動の命運がかかっています。国鉄闘争全国運動は先頭で闘う決意です。
2015年の最高裁決定で、不採用基準は不当労働行為であることを認めました。国鉄改革法23条では、設立委員会が行った不当労働行為はJR東日本の不当労働行為になることが明記されています。JR東日本は「関係ない」と言って動労千葉との団体交渉を拒否しています。これはとんでもない大うそであり不当労働行為です。1047名解雇撤回闘争は階級的労働運動の重要な一環です。全国の闘う労働者・農民と固く連帯してこの闘いに勝利します。