11月8~11日、関委員長を先頭に7人の組合員が韓国を訪れ、民主労総全国労働者大会に参加してきました。
また、その前後で、民主労総ソウル地域本部、韓国鉄道労組をはじめ民主労総の旧知の同志たちと交流を深めることができました。
韓国鉄道労組の12月ゼネストに連帯
韓国に到着した8日夕刻、訪韓団は12月ゼネストにむけてソウル駅構内で籠城(ろうじょう)闘争を闘う鉄道労組の闘争場を訪問しました。
鉄道労組はソウル駅コンコースの一か所を占拠し、歌やアピールの「夜間文化祭」を開催中。日本での11月集会や2月と7月の国鉄集会に参加してくれた鉄道労組の組合員と再開し熱い握手を交わしあうことができました。動労千葉訪韓団が紹介されて前列に並び、「鉄道の安全」「民営化反対」を闘う韓国鉄道労組の仲間に、関委員長が連帯のあいさつを行いました。
鉄道労組ソウル地本で交流懇談会
9日午前、訪韓団はソウル都心の龍山(ヨンサン)駅付近の鉄道労組ソウル地方本部の事務所を訪問し、交流懇談会を行いました。
鉄道の民営化、戦争国家化と一体で進むローカル線廃線化問題や、下請け労働者の労災死など日韓で共通する課題について意見交換を行いました。
ソウルの街を労働者が埋めつくす
9日午後には、日本から訪韓した労働者、学生とともに公共運輸労組などが開催した前段集会に参加。集会中に司会から、動労千葉が関委員長を先頭に参加していることが紹介され、参加した労働者たちから拍手を受けました。
デモ行進で南大門方面に移動し、本集会であるチョンテイル烈士精神継承・全国労働者大会に合流しました。
会場となったのは、ソウル都心の南大門につながる世宗大路で片側9車線の大通り。集会を圧迫しようとする警察の弾圧をはね返し、解放された空間に、ソウルの各地で事前集会を開いた各産別のデモ隊が合流する姿は圧巻です。
ユンソンニョル政権はこの間、労働組合を「暴力集団」「反国家勢力」と決めつけ、弾圧を強めています。こうした中で、高まる戦争の危機と対決し、民主労総を中心とする労働者階級が一つの政治勢力として登場する闘いが進められています。
労働者街のど真ん中にソウル本部の新事務所
10日午前には、独裁政権時代からの闘いの伝統がある労働者の街=九老区に移転した民主労総ソウル地域本部の事務所を訪問し、懇談・交流会を行いました。
民主労総ソウル地域本部のキムジノク本部長は、2003年から続いてきた日韓の労働者連帯を振り返り、関委員長も今後もさらに連帯を強めていくことを確認しました。
また訪韓の過程で、国際連帯が始まって以来の歴代ソウル本部長をはじめ、多くの旧知の同志たちと再開を果たし、交流を深めることができました。
民主労総の結成から来年で30年、そのうち21年もの間、交流を重ねてきた大きさ、「労働者は一つだ」 ということを改めて実感できた4日間でした。来年は、さらに新しい組合員も訪韓団に加わってもらいたいです。
(執行委員・北村)
勝利した旭硝子支会の職場を訪問
10日、佐藤副委員長と旭非正規職支会支援共闘会議の仲間、学生がマイクロバスをチャーターして、クミ市にある金属労組旭硝子支会を訪問。日本企業AGC(旧旭硝子)の不当解雇との9年間にわたる闘いに勝利し、正社員として職場復帰した仲間と感動の再開を果たし、懇談会を行いました。訪問団は、同じ工業団地にあるオプティカルハイテック工場に移動し、日本企業・日東電工の不当解雇と闘う仲間への激励行動を行いました。