関西生コン支部への大弾圧を粉砕するために
心を一つにして立ち上がろう!
11・3集会―呼びかけ団体の発言<要旨>
必ず勝利する
関西地区生コン支部 荒川勝彦執行委員
われわれは国家権力の厳しい弾圧を受けています。延べ87名が逮捕され60名以上が起訴され、武委員長は6回の逮捕・起訴を繰り返されています。
滋賀県警は、建築現場で企業の違法行為を摘発するコンプライアンス運動を「脅迫」、汚水の垂れ流しを問題視するビラを配布すると「威力業務妨害」と言って逮捕。
大阪府警は、ストライキを起こしたら「威力業務妨害」、京都府警は非正規職が正社員化を求め、保育所に出すための就業証明書を求めたら「恐喝未遂」。和歌山県警は、生コン業界のトップ企業が暴力団を関生支部の事務所に押しかけさせたことに抗議したら、「威力業務妨害」として逮捕。
保釈されても裁判所は、組合事務所への立ち入り禁止、組合員との接触禁止という条件をつけています。
関生支部は「人の痛みは己の痛み」という精神で闘ってきました。仲間を早期に奪還し、勝利するまで闘います。
11・16支援集会へ
港合同 中村吉政委員長
いまだに関西生コン支部の3人の仲間が勾留されています。保釈されても、裁判所の許可条件で逮捕・起訴された者同士の一切の接触が禁止され、支部や分会の組合事務所への出入りも禁止されています。労働組合の活動は一切させないことになっています。
ストやささやかな要求も認めない攻撃に黙っていたら、市民活動、民衆の日常活動にまで被害が起きます。この攻撃と真正面から闘い、はね返さないと私たちの未来はありません。
11月16日には、大阪で関生支部支援集会を計画しています。全国からの参加をお願いします。
非常事態下の集会
動労千葉 関委員長
私たちは、本日の集会を非常事態下の11月集会だと訴えてきました。労働組合がつぶされた時、改憲―戦争が現実のものとなります。関生支部大弾圧粉砕が、私たちの最大の課題です。
JRでも「労組なき社会」「非正規職だけの社会」をつくる攻撃が吹き荒れ、それと一体で鉄道の全業務を子会社に外注化し、労働者ごと子会社に突き落とす攻撃が進んでいます。
関生支部への大弾圧を粉砕するために心を一つにして立ち上がろう。JRの「労組なき社会」「非正規職だけの社会」づくりの攻撃を許すな。「働き方改革」粉砕!何よりも改憲発議を絶対に阻止しよう。大行進運動を全国に! 安倍政権打倒!国境を超えた労働者の国際連帯闘争を発展させよう。
労働基本権を巡る攻防
全国運動呼びかけ人 伊藤晃さん
11月集会は一貫して、労働者の権利と生活を守ることと、憲法改悪阻止を結びつけて闘ってきました。関生支部への弾圧は、労働組合が団体行動をする権利、団体交渉をする権利をめぐっての権力の激しい攻撃です。
労働基本権の問題が大きな焦点になっています。日本の労働運動は世界の労働運動の中で大きな役割を果たさなければなりません。今日の集会をその一歩として成功させましょう。
まだ力が足りません
全国運動呼びかけ人 金元重さん
関生弾圧への抗議が今緊急に求められています。各地で支援の集会、宣伝、カンパが行われていますが、まだ力が足りません。
今、私たち一人ひとりが何をすべきでしょうか。韓国のロウソク革命が示したように、一つ一つのともしびは小さくても、それが数万、数百万集まれば独裁権力を打倒できるのです。一人ひとりの闘いを積み重ねたら、弾圧は粉砕できます。
マスコミは見て見ぬふりをしています。この弾圧について報道させる必要がある。
われわれの得意とする運動だけでは打ち勝てません。市民運動体にも声をかけ、憲法違反の刑事弾圧だと訴えて、知恵、力、お金を出し合い、弾圧を粉砕しましょう。
11・2労働者国際連帯集会
11月2日、千葉市民会館で労働者国際連帯集会が250人の参加で開催された。
韓国から興国生命解雇者復職闘争委員会委員長のイヒョンチョルさん、ソウル交通公社労組のキムボムスさん、ドイツから機関士労組組合員、台湾から初来日した鉄道産業労組の徐仲能(シィーチョンノン)さんと桃園市空服員職業労組のの李怡静(リイチン)さん、在日の闘う労働者などから闘いの報告が語られた。
また集会には、関西地区生コン支部から西山執行委員がかけつけた。また香港から、香港職工連盟事務局長の李卓人(リーズーレン)さんからビデオメッセージが上映され、警察の激しい弾圧、暴力に屈せず最後まで闘うと訴えた。
国際連帯集会終了後、DC会館で、海外代表団の歓迎会が開かれ、大いに盛り上がった。
|
|
---|
海外からの連帯メッセージ
◎アーリーン・イノウエ(ロサンゼルス統一教組 UTLA)
◎ロジャー・スコット(サンフランシスコ労働者評議会)
◎トルコ国際労働者連帯協会〈UID-DER〉
◎中国鉄道労働者連合会
◎香港職工会連盟事務局長 李卓人(リー・ズーレン)
11・4日韓労働者理念交流
11月4日、DC会館において日韓労働者理念交流を開催した。民主労総ソウル地域本部のチョウンチョル本部長が『2019年 文在寅政府の労働政策と民主労総の闘争』、動労千葉から田中顧問が「日本における労働改悪攻撃の現状と動労千葉の闘い』を提起した。また台湾の仲間も理念交流に参加し闘いを報告した。民主労総が「ロウソク革命」以降、22万人の組織拡大をし「100万民主労総」を実現したことなどについて、活発な質疑と討論が行われた。