11月労働者集会速報⑤ 被災地から 国鉄闘争勝利に向かって

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11月労働者集会速報⑤ 

被災地から


経産省を包囲した編み込みの玉。中手さん(中央)、佐藤さん

◆清野和彦 元福島県教組委員長
 事故以来、県民は「不安」と行き場のない怒りに包まれています。原発を進めてきた政府と東電に事故の責任をとってもらいたい。徹底追及する以外にありません。すべての原発を直ちに廃止するよう要求し行動を強化するとともに、再稼動を絶対に阻止しなければなりません。沖縄の米軍基地問題と国鉄分割・民営化、それに続いた総評の解体、そして原発の推進は資本主義の社会を根底から変革する以外に道はありません。労働者の闘いを何としても築き上げなければなりません。未来に希望を持ち、大衆的な闘いを組織しましょう。

◆中手聖一 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表
 事故から8ヶ月。これから原発事故の被害が始まろうとしています。すでに自主避難者は7万人をこえ、家族がばらばらになり、築き上げてきたものすべてを失い、たくさんの福島県民が日本全国に散りました。「脱原発、除染、補償」は言われていますが、ほとんどの人が避難の「ひ」の字も出しません。目の前の命を守らずにどうしようと言うんですか。私自身、これまで40年もの間、原発を建てさせ、動かさせ、止めきれずにいた大人の一人として子どもたちに責任をとらなければいけない。チェルノブイリの事故から25年、被害の状況は深刻になっていくことがわかっています。このまま手をこまねいていたら私たちの大事な福島はなくなってしまう。そういう思いで活動を続けていきたいと思います。

◆佐藤幸子 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
 私は母として女として、もう黙っていられないという福島の女たちと一緒に10月27日から経産省に座り込みをしました。福島の女たちは怒っています。7ヶ月間、本当につらい思いできた、その思いの丈をぶつけました。その間に、ベトナムへの原発輸出を調印する、玄海原発を再稼動させる、こんなひどいことを許してはおけません。もうこれ以上は引き下がれません。世界中の人たちがつながれば実現できると思います。

◆椎名千恵子 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
 座り込みの中で、指編みをしようと提案しました。3・11は暮らしの現場さえ分断しました。子どもたちは外で遊ぶことも許されず、お母さんたちは安全な食品を家族のテーブルの上に乗せられない。一つひとつ疑って日々脅えながら生活しています。命を守る側の女の無念を、怒りを、思いを編みこみました。編みこみに込めた女たちの思いを皆さんで引き継ぎましょう。

◆神保美彦 仙台市職労副委員長
 被災地は今、「復興特区」という形でさらなる新自由主義の攻撃がかけられようとしています。家族を失い、住まいを失い、全てを失った上に仕事がない、明日の生活の見通しがたたない。8ヶ月経っても同じ状態です。今労働組合が団結して声を上げて闘うことが本当に必要です。私は自分の職場で組合で闘っていきたいと思います。全国で、世界で、労働組合の団結をつくって闘い抜いていこうではありませんか。

国鉄闘争勝利に向けて


↑青年部の旗を掲げて登場

■北嶋 動労千葉青年部長
 9月29日、30日と京葉車両センター外注化に伴うストライキ貫徹の末、青年部を再建しました。先輩たちの力を引き継いで皆さんと連帯して、団結して闘い抜くことを決意表明します。青年部をこれからよろしくお願いします。

■照沼靖功 動労水戸
 今うちの職場では、福島第一原発20数キロのところから運ばれてきた車両が置き放しになっていて、それを検査・修繕・掃除をやらせるなんてふざけたことを言ってます。10月8日と13日にストを打って、検査反対をやってきました。動労水戸は全員団結して闘っていきます。

■中村仁 動労千葉争議団
 国鉄分割・民営化が強行されたことが、今の労働者の現状を生んでいると思います。非正規を生んだのも国鉄分割・民営化です。われわれ99%の労働者が一つになれなかったからです。99%が一つになれば資本なんかなんでもない。福島の絶望を労働者の団結で希望に変えましょう。われわれは解雇撤回を闘います。

■羽廣憲 国労小倉地区闘争団
 国労本部が屈服しただけでなく、私たちの組合員権を剥奪する暴挙に出ました。これを絶対に許さない。福島の怒りと本当に結びついた闘いが求められています。解雇撤回、非妥協・非和解で闘い抜きます。

■手嶋浩一 全国運動呼びかけ人、元国労九州本部書記長
 4党合意に反対して国労本部に抗議した8名に権力は「暴行罪」という形で判決を出した。当初の暴力行為等処罰法は適用できなかった。これは向こうの負けです。しかし「暴行罪」とは、今後労働組合に警察が介入することを認めることになります。この闘いを負けないで闘っていくことをお願いします。国鉄闘争全国運動のさらなる発展を訴えます。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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