反原発・反失業 非正規職撤廃
11.6労働者集会へ
外注化・民営化阻止、1047名解雇撤回! 労働者集会へ-⑤
1047名の解雇撤回闘争を軸に闘う労働運動の全国潮流をつくりあげよう
昨年「4・9和解」を受け入れた4者・4団体は、この6月、1047名闘争を終結させた。
政治解決にうたわれた「雇用問題の解決」は、「そもそも努力はするが保障できない」というものだった。政府はその和解項目をも無視して1年間ほったらかしにしたまま最後になってJR7社を呼んで雇用を要請した。しかしJR側はその場でそれを拒否した。「雇用がなければ闘いは終わらない」「雇用がなければ路頭に迷い敗北だ」と言っていたにも係わらず、雇用はJRに完全に拒否されたまま抗議声明すら出さずに闘争を終結させた。
国鉄分割・民営化は、国労と国鉄労働運動を解体し、それによって日本の労働運動を解体しようとする労働者への大攻撃としてあった。1047名闘争はこれと対決し、24年間新自由主義攻撃を押しとどめる闘いとして闘いぬかれた。しかし、「4者・4団体」はこの攻撃に屈服し、何の成果もないままこの闘争を終結させた。
われわれは「国鉄闘争の火を消すな」のスローガンのもと国鉄闘争全国運動をたちあげ、新たな闘いを開始した。われわれのこの1年間の闘いは、40を越す地域・職場に動労千葉を支援する会と全国運動の組織を作りあげ、会員口数は1350口に達した。闘う労働者は「和解」と闘争終結を認めていないのだ。
全世界で吹きあれる民営化、非正規職化の攻撃と分割・民営化攻撃の質はまったく同じだ、労働者の闘いと労働組合を徹底的に破壊する攻撃だ。だからこそ韓国、アメリカを始め世界の労働者が11月労働者集会を自らのたたかいとして参加するのだ。国鉄闘争全国運動の発展をかちとろう。
分割・民営化の破産
分割・民営化25年を前にその破産はますますあらわになり、政府・JRはこの危機をさらなる民営化の推進によって突破しようとしている。25年問題の焦点の第一は、三島・貨物の経営破たん問題、第二は1047名闘争の国家的不当労働行為問題の終結・解体、第三に「革マル結託体制」という異常な労務体制の転換、第四に全面的な外注化・非正規化を焦点とした完全民営化への突進だ。
尼崎事故、そしてJR北海道の石勝線事故に見られるようにJRの安全問題は全く顧みられなくなり、ただただ利益追求のためのスピードアップと合理化がまかり通っている。分割・民営化の成功を言えば言うほど、25年問題を焦点として分割・民営化の破たんがますますあらわになるのだ。今こそ労働者の怒りを結集し、分割・民営化体制を粉砕しよう。
検修・構内業務外注化、基地統廃合攻撃粉砕へ
JR東日本における人事・賃金制度改悪、検修・構内業務の外注化、基地統廃合攻撃は民営化の完成に向けての攻撃だ。しかし、われわれはこの10年間、千葉支社での外注化を止めてきた。
日本をはじめ、全世界では非正規職の労働者が大量に生み出され、ワーキングプアに突き落とされている。この現実に対する怒りと激しい闘いが起こっている。外注化阻止闘争はこうした闘いと同じ質をもった闘いだ。われわれが闘わなかったらこの先JR多くの労働者が非正規に突き落とされることは明らかだ。
だから、今闘っている京葉車両センターでの構内業務の外注化攻撃との闘いは全面外注化との闘いであり、そして勝利できる闘いだと言うことを示している。ライフサイクル制度撤廃の闘い、グリーンアテンダントなど非正規職化反対の闘いと共にこの闘いをやりぬこう。
われわれの闘いは、韓国の労働者の闘い、アメリカの労働者の闘いとつながり、全世界の労働者とつながろうとしている。
11月労働者集会への1万人結集をかちとり、民営化・非正規職化の攻撃を打ち破ろう。反原発・反失業の闘いに起ち上がろう。
反原発! 反失業! 許すな再稼働!
11・6全国労働者総決起集会
●日 時 11月6日(日)正午
●場 所 東京・日比谷野外音楽堂(地下鉄丸ノ内線 霞ヶ関駅すぐ)
■関連企画
◆11・5労働者国際連帯集会
13時 千葉市美術館(中央区役所)講堂
◆11・7 日韓理念交流集会
10時 千葉市 DC会館