希望者の65歳以降の雇用を行え!
「効率化」の具体的中身は?
組合 CTSは仕業・構内業務の要員確保ができなくなっていることについて「業務の見直し、効率化で対応する」と回答した。まずJRとしての認識はどうか。
会社 発注業務は遂行されている。
組合 実際、現場では要員が足らない。グループ会社の施策に不備がある。支社として指導すべきだ。
会社 グループ会社の中のことだ。
組合 仕業構内は休勤や超勤で回していて、CTSも人が足らないと認めている。
会社 発注業務が遂行されないとなれば、業務の見直しを含めてやる必要がある。現段階では業務はできている認識だ。CTSとの情報交換は密にしていく。
組合 今後の話ではない。すでにCTSで雇っても毎年辞めて人が足らない。そこを効率化で回すと言ったが、内容は「勝手に決められない」といってCTSは答えられない。「これから決める」では答えになっていない。だから、千葉支社に答えてくれということだ。
会社 具体的に何を行うか、CTSと話していない。どう効率化するかはCTS内の話だ。
組合 外注化時にJRは、「同じ要員で同じ業務をやってもらう」「だから、出向にいってくれ」といった。それをCTSが勝手に効率化はできない。
会社 発注した業務に対して何名で作業してくれという話はしていない。それはCTSの中でやることだ。
組合 外注化時の団交と話が違う。どう効率化するのかを聞いている。同じ仕事、同じ車両で人数はそう変わらない。
会社 昔の車両と新系列車両の検査周期の違いで必要な要員も変わる。
組合 その点は申59号で議論したい。
求人求職サービスについて
会社 操作がわからないという問い合わせがあり人事課で対応した。前回交渉で組合から登録している会社が1社しかないといわれ、それは本社からパーソネルサービスに伝えた。
組合 千葉駅ビルが委託を受けた京葉線の3駅の求人が追加されたと聞いている。支社として把握しているか。
会社 把握していない。関係する人以外には公開しないことになっている。
組合 10月になって登録した人に登録完了の通知が来ない。もし登録できていないとなったら問題だ。9月に登録した人には「エントリーは受けました。10月以降に情報提供する」というメールが来た。
会社 支社としては登録は64歳の10月以降に可能という認識だ。そこは確認させてほしい。登録したら返信があったほうが良いということも、意見として伺う。
組合 4月生まれの人は登録しても1月末で終わりだ。配信もまともに来ない。期間が短く不平等にならないように改善を求める。本社に伝えてもらいたい。
直接雇用について
組合 千葉支社、CTSは65歳以降の雇用は求人求職Sでしか申し込めないと回答した。だが、JR本社は求人求職Sを通さず、今まで通り直接グループ会社が雇用したいとなれば、それでいいという回答だった。本社からその話は来ているか。
会社 そういう話は来ていない。今回案内しているのは求人求職Sだけだ。それと別にグループ会社とのやり取りでいいということか?
組合 そうだ。4月から65歳以降を雇ったのが1件や2件のはずがない。求人求職Sを通さず直接グループ会社で雇用したところもあるはずだと聞いたら、本社もあるだろうと認めた。
会社 直接の雇用があるのかも含めて、本社と確認する。
組合 その場合、直接雇用の申込み期限はいつになるのか。求人求職Sは誕生日の3ヶ月前までだが、同じなのか違うのか。JRとしての見解を明らかにすること。
努力義務も果たしていない!
組合 CTSは65歳以降の雇用について、努力義務だからプロパーは雇いたいがエルダーはJR社員だからJRと交渉してくれと回答している。
会社 65歳でエルダーの雇用契約は終了する。その先は今回の求人求職Sもあるしハローワークなどもある。JRというより65歳以降働く会社の判断だ。
組合 65歳以降はJRが直接雇わない以上、制度としてグループ会社で働くことになる。グループ会社がその制度を拒否して、雇わないのは問題だ。本社との交渉内容が支社に全然伝わっていないので、その点も本社に聞いてくれ。
組合 エルダーは千葉支社総務部人事課の所属だ。その人を茨城の勝田等に紹介すること自体やめてほしい。夜勤なんてどうやって通うのか。努力義務といってもあまりにひどい。
会社 登録時の情報に住所はない。登録された情報は全て送られる仕組みだ。
組合 通勤できない所だけ示されてもどうしようもない。本体で採らないなら、せめてグループ会社で採るべきだ。
(以上)