1/23国鉄1047名解雇撤回第2回控訴審闘争

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「JR設立委の不当労働行為を認めるか、井手・深澤の証人採用か」

今こそ国鉄闘争勝利!さらなる闘いで「最後の壁」打ち破ろう!2・8国鉄集会に大結集を!

裁判前、220人で東京高裁を包囲するデモ

1月23日に開催された1047名解雇撤回裁判の第2回控訴審は、勝利に向かう決定的な前進をかちとった。裁判長が、設立委員会が行った不当労働行為について、中労委(JR側)に対して、事実として認めるのか、争うのかを問いただした。そして、認めるなら「設立委員会の不当労働行為」を事実として判決を出す、争うなら「証人を採用する」と語った。全国の力を結集し、東京高裁を包囲したこの間のわれわれの闘いが、事実の認定をせざるを得ないところに裁判所を追い込んだのだ。

これまで千葉県労委、中労委、東京地裁は、徹底して真実から逃げ続けてきた。しかし、われわれはついに真実に手をかけた。われわれの闘いは、労働運動を潰し、戦争へと突き進もうという国家権力を打ち破る「壁」も、「あと一歩」で打ち破るところにきている。今こそ1047名解雇撤回をかちとり、国鉄闘争に勝利しよう!

井手・深澤を法廷に!

この日は国会開会日であり、高市が解散―衆院選挙を強行した日だった。多くの仲間が国会闘争を闘った後、東京高裁を包囲するデモを220人の結集でやり抜いた。

デモ前のアピールを締めくくる渡辺書記長

デモ前には解雇当該の中村副委員長、動労千葉を支援する会の織田事務局次長、動労総連合水戸の照沼委員長が闘いの決意を訴えた。そして、動労千葉の渡辺書記長が「国鉄分割・民営化から今の社会が作られた。これに抗して私たちは声を上げ続けている。井手・深澤を出せと、改めて裁判所を包囲するデモで声をあげたい」と訴え、デモに出発した。

東京高裁を一周するデモをやり抜く

裁判では、動労総連合の田中委員長が意見陳述を行った。田中委員長は、井手・深澤の証人尋問が絶対に必要だということを徹底的に訴えた。

国鉄分割・民営化による解雇から39年が経とうとする今も解決しないのは、JRが「自分たちは一切選別していない」「無関係だ」という悪質な偽証を続けてきたからだ。しかし、実際は真逆だった。分割・民営化に反対する組合員を排除するための不採用基準を作るよう命じていたのはJRだったのだ。

国鉄改革法の成立時には、国会で「労働組合の所属による差別等を行わないこと」という附帯決議まで上がっている。本州・四国では閣議決定された採用予定人数を希望者が下回っており、国鉄が独自に選別・排除を行うことはできなかった。事実、国鉄は当初「全員採用」方針だったのだ。

しかし、JRは閣議決定された採用人数も無視して、労働組合員を選別・排除する目的で採用・不採用を決める権限を行使した。その「悪質さ」は到底許されるものではない!

その後、JRは自分自身が不当解雇の「犯人」であることを百も承知で、裁判で偽証を続けた。動労総連合の団交要求にも同じく「関係ない」という理由で拒否し続けた。この事実を無視して、形式的に「除斥期間を経過している(申立期間を過ぎている)」と切り捨てるなど断じて許されない。

田中委員長は国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為の「暴かれた真実」を明らかにし、JR東日本がどれほど許しがたい行いをしてきたか、そのJRが「除斥期間」で免罪されるなど絶対に許されないことを訴えた。

弁護団は24年7月、東京地裁判決の直前に最高裁が除斥期間に関する判断を変更し、「著しく正義・公平の理念に反し、到底容認できない場合」には「除斥期間」を適用してはならないとしたことを明らかにした。そして、「著しく正義・公平の理念に反し」ているかどうかを判断するためにも、証人尋問が必要であることを訴えた。

そして、裁判長は「JR設立委の不当労働行為」についての認否を中労委に迫った。(次回裁判は後日調整)

「認めなければ井手・深澤の証人尋問」とされたJR設立委の不当労働行為

  • 動労千葉組合員を含む者は、当初、採用候補者名簿に記載されていた。しかし、1987年2月2日頃、JR設立委員会の斎藤委員長は、葛西および井手から、「労働処分を受けた者をこのまま採用することには問題がある」との趣旨の意見を受けた。
  • 斎藤委員長はこれを了承し、不採用基準の策定を葛西に指示した。その結果、葛西ら(国鉄)が不採用基準を策定した。
  • 同年2月12日、設立委員会第3回会合において、葛西らが策定した不採用基準を、設立委員会委員長案として提出し、設立委員会として正式に決定した。
  • 同会合では、国鉄が当該不採用基準を適用し、動労千葉組合員らを排除した採用候補者名簿に記載された労働者を採用すること、ならびに、排除された組合員を採用しないことが決定された。
  • その後、同年4月1日のJR各社設立までの間、採用候補者名簿から排除された組合員を採用する決定を行わなかった。

今こそ国鉄闘争勝利を

裁判後は東京高裁前で弁護団から大きな前進として裁判の報告が行われた。

また、解雇当該の高石特別執行委員は、「結集の力、署名の力はすごい」と感謝の言葉とともに闘いの決意を語った。中村副委員長は2・8国鉄集会への結集を呼びかけるとともに、「高市を倒す情勢を労働者の力で作り出そう」と訴えた。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、「証人尋問を実現できるかどうかは私たちの闘いにかかっている」と訴え、動労総連合・新潟の阿部さんは、「諦めないでとことん正義を貫く執念が裁判所を動かした。絶対に勝つ熱意で突破しよう」と熱く決意を語った。

最後に動労千葉の関委員長が全国からの結集への感謝とともに、「権力の壁もグラグラ。これを一気にぶっ壊して1047名解雇撤回、国鉄闘争勝利へ進もう」と訴え、この日の裁判闘争は締めくくられた。

われわれの闘いはついに「壁」を打ち破ろうとしている。今こそ国鉄1047名解雇撤回をかちとり、戦後最大の国家的不当労働行為であった国鉄分割・民営化にわれわれの側から決着をつけよう! その力で階級的労働運動の復権を実現しよう! 国鉄分割・民営化阻止の第2波ストから40年、国鉄分割・民営化で不当解雇から39年の2・8国鉄集会への大結集をかちとろう!

裁判後、東京高裁までアピールする中村副委員長、高石特別執行委員。最後にシュプレヒコールで裁判闘争は締めくくられた。

動労千葉 国鉄分割・民営化阻止の2波の ストライキから40年
国鉄分割・民営化で不当解雇から39年
2・8国鉄集会

日時:2026年2月8日(日)午後2時~(開場1時15分)
場所:江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区中央4-14-1)小ホール

1/19署名―井手・深澤証人採用要求書提出行動

「解雇撤回・JR復帰」署名1296筆(総計6062筆)提出

1/19解雇当該の中村副委員長・高石特執を先頭に署名提出行動

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