この成果を3・20へ
3・12~14ストは断固たる決意のもと、全組合員の団結力をもって整然と貫徹された。
運休本数231本。JRにおける安全の崩壊を社会的に明らかにした今回のストライキは、大きな反響を呼びおこし、大きな成果を収めた。全組合員が確かな手応えを感じたすばらしい闘いだった。
6分40短縮弾劾
だが、JR千葉支社は3月13日、総武緩行線の運転時分短縮を強行した。
総武快速線もだ。闘いはこれからハンドルを握りながら、日々の運転保安闘争となる。
再び東中野のような痛恨の事故を起こさせるわけにはいかない。全組合員に、そして全乗務員に訴える。
列車が遅延しようと、自らの生命と乗客の生命を守るために、絶対に無理な運転をしてはいけない。これからは日々が安全運転闘争だ。列車の遅れは全て運転状況報告に記載し、ダイ改以前の運転時間に戻させる新たな闘いを開始しよう。
この闘争のなかでわれわれが明らかにしたとおり、線路はガタガタだ。
業務の全面的な外注化によって、保守体制も崩壊状況だ。異常を感知した場合は直ちに列車を止める勇気をもとう。運転法規に反した指令に絶対に従わない運転 士としての誇りをもとう。闘いなくして安全なし!われわれが掲げ続けたこのスローガンのもと意味を改めて噛みしめよう。
春闘前半戦に勝利
04春闘は、その前半戦で画期的な勝利の地平を切り開いた。
春闘第一波闘争-2月10日からの非協力闘争は、強制配転粉砕、不当労働行為根絶、大量退職期を迎える検修職場への要員補充等に焦点をあてた闘いを展開し、大きな成果をかちとった。
3・12~14春闘第二波ストは、反合理化・運転保安確立闘争として設定し、業務外注化-規制緩和反対闘争として闘いぬいた。ストライキを構えることに よってはじめてJRの安全崩壊の現実を社会的に明らかにし、「事故隠し」が体質化するに至ったJR東日本の現実を謝罪させた。
東労組が会社の手先となり、国労も鉄産労も何ひとつ闘いを展開できない状況のなかで、われわれが実現したこの地平は画期的なものだ。04春闘は労働者が団結した力は岩をも動かすことを示したのだ。
3・20~月末へ
闘いはこれから3月末段階のベアゼロ回答との闘いとなる。とくにJR貨物における賃金制度の白紙的見直し攻撃を絶対に阻止しなければならない。
そして何よりも、04春闘は労働者の生きる権利、団結する権利、社会のあり方そのものを問う闘いだ。
自衛隊が続々とイラクに派兵されている。日本は再び「戦争をする国」として凶暴な牙を剥いた。
「定昇廃止・ベースダウン」、「労働者の9割を非正規雇用に突き落とせ」「年金など潰してしまえ。年金未納者は健康保険証や免許証を取り上げて一網打尽にしろ」……、これはもはや労働者への戦争だ。
われわれは04春闘で小泉-奥田体制に一矢を報い、階級的力関係を変えるような闘いを何としても実現しなければならない。それが3・20の国際反戦統一行動だ。
2月からのわれわれの闘いは3・20の成功に向けた大きな起爆剤となっている。怒りの声を結集しよう。闘いぬいた全成果をもって、04春闘後半戦に全力で起ちあがろう。
▼10万のデモで小泉倒そう
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