車両技術分科会長 半田幸夫
あけましておめでとうございます。
JR東は鉄道の歴史を根本から覆す大攻撃―「融合化」を推し進めています。水戸ではすでに乗務員が駅、草むしり、飲料補給など様々な職種につけられています。
検修関係では、新潟車両センターで昨年11月28日、「装置トライアル」の第1編成となるB129系4両編成の落成式を開催したと報道されました。すでに129系の短編成(2両、4両)での指定保全は実施されています。24年度以降は新潟車両センターでの施行を目指しているとあります。
また、今回の事例を、拠点となる車両センターで全定期検査の施行を目標とする「ミライの車両S&E構創」のモデルケースとして、「今後の車両メンテナンス技術の変革につなげていく」とされています。車両センター、総合車両センターのグループ会社を巻き込んでの大再編が今後さらに加速されようとしています。
行き着く先は分社化・転籍です。外注化反対闘争、反合理化・運転保安闘争の再構築を図ります。「闘いなくして安全なし」「闘いなくして組織拡大なし」です。現場の闘いを通して安全の確保、組織拡大にむけて闘っていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
乗務員分科会 鈴木貴雅
あけましておめでとうございます。
3月18日実施のダイ改では、行路内に「その他時間」を設定すると提案されています。これまでも徒歩時間などの乗務に関連した労働時間や、異常時などを想定した業務指示のない労働時間は設定されていました。今度提案されているのは、「業務の融合と連携に向けた時間」であり、これまでとは全く別です。「その他の仕事をさせる時間」ということです。
例えば、ワンマン拡大と一体で、車掌行路の中に駅業務を組み込む、列車折り返し時に乗務員による清掃を行路に組み込むなど、会社は目の前の要員削減より、こういう業務融合化に乗務員を駆り立てていくことで誇りを奪い、競争に駆り立て、団結を奪っていくことを狙っています。
最大の反撃は、動労千葉の組織拡大です。職場の仲間の「本当にこれで良いのか」という怒りを行動に組織して、乗務員が誇りをもって働ける職場を取り戻していきましょう。
貨物協議会議長 佐藤正和
あけましておめでとうございます。
貨物の課題は第1に、千葉機関区では30年以上も新規採用の運転士を配置してこなかった為、この3年ほどの間にほとんどの運転士が65歳を迎える深刻な事態に直面していることです。いつ思わぬ病気やケガをするかわかりません。余裕をもった予備要員が必要です。そのためにも、65歳以降の「希望者の雇用延長」が現場の声であり、取組を強化していきます。
第2に、ライフラインを守る貨物列車による石油輸送において千葉地区は重要な拠点です。会社はその将来展望を明確にすべきです。なにより、定年再雇用となっても降りるところがなく、本線運転士を続けなければならないのが現実です。高齢者対策の抜本的確立、安心して働ける労働条件の確立はまったなしです。
もう一つ、重要な課題として「鉄道の軍事利用反対!」です。戦争反対の労働者の心を呼び覚まし、組織拡大へ、仲間と職場を守り、「希望は闘いの中にあり」、団結ガンバロー!