MWM委員会が11・7集会のサポートを確認!

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11・7日比谷野音へ
大失業と戦争の時代に立ち向かう労働者の国際的団結を!

MWM委員会が11・7集会のサポートを確認!

10月18日、ワシントンでミリオン・ワーカー・マーチの総括会議が開催され、様々な討議の後、6つの動議が可決された。
そのひとつとして、日本における11・7集会を支持し、サポートすること。全米各地区のMWM委員会に持ち帰り、行動計画を立てることが確認された。

米・韓からの参加者が決定!

韓国から
パクサンユン(民主労総ソウル本部事務処長)

ムンムンジュ(民主労総ソウル本部組織部長)

アメリカから
ジャック・ヘイマン(ILWU=国際港湾倉庫労働組合ローカル10、ビジネス・エージェント)
キース・シャンクリン(ミリオン・ワーカー・マーチ事務局長)
ドワイト・サンダース(ILWUローカル10、執行委員)
マイケル・ホード(ILWUローカル19、執行委員)
トッド・ウィークス(ILWUローカル19)

途方もない挑戦!

 それはある意味で途方もない挑戦であった。ILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル10というわずか1200名の小さなローカルが、自らの全存在をかけてミリオン・ワーカー・マーチ(MWM)を全米に呼びかけ、ワシントンに攻めのぼることを決意した。その一点の火花は、またたくまに全米に波紋を広げた。04年10月17日は、アメリカの労働者階級が真の意味で社会の主人公として登場することを宣言する歴史的な日となった。

われわれは再びここにやってくる!

 これはひとつの偉大な運動だ。断固としてこの道を進もう。われわれは再びここにやってくるだろう。そしてその時、われわれはこの国の活動全体をストップさせるのだ。すべての権力を人民へ!(クラレンス・トーマス/MWM共同議長・ILWUローカル10)
 これは始まりにすぎない。いや、非常に重要な出発点だ。ホワイトハウスをわれわれの手にとり戻そう。この世界で、血と汗と涙と真の警戒心と徹底性なしに獲得できるものは何ひとつない。人民だけが支配階級をゴミ箱に投げ込むことができる。闘い続けよう。組織し続けよう。(ブレンダ・ストークリー/全米州・郡・市労組AFSCME1707地区協議長)
 私たちは歴史的な運動のためにここにいる。これは歴史的な挑戦だ。われわれはもはや後戻りできないことを自覚している。われわれはランク・アンド・ファイルの組織だ。だが、われわれは自分たちがもっている力を自覚し、前進する。そしてわれわれの仕事をやりとげる。われわれは歴史をつくる者たちだ。(ダニー・グローバー/俳優)
 団結した力だけが変革をなしとげる。団結すれば、私たちは負けることはない。私は希望をもち続けている。アメリカで3600万の人々が飢えに苦しみ、4000万人以上の人々が健康保険もないまま放置されている。いつまでこうした状態が続くのか。父は言っていた。大勢を待つのではなく、闘いを続けること、執拗に闘い続けることだと。だからこそ、少数でも60年代の成功をおさめることができたのだと。(マーティン・ルーサー・キングⅢ)

 われわれは、全国各地で組織化を重ねてここにいる。270万人を擁する全国教育協会NEAは、12000人の代議員による全国大会でILWUローカル10の呼びかけに賛同した。アメリカ郵便労働者組合APWU35万人は全国大会で賛同を決定した。州・郡・市従業員組合AFSCMは、第1707、第37、第2、第92、地区協議会が賛同している。そして、黒人労組活動家連合、ニューヨークの鉄道労働者などが、ランク・アンド・ファイルのイニシアティブで MWMへの賛同を決めた。われわれは数百万人の人びとを代表してここにいる。われわれは、自らの名をもって、今日ここからアメリカを変える運動をはじめる。(ラルフ・ショーンマン/MWM共同議長)

制動と弾圧をはね返して

 「ユニオン!仕事を!健康保険を!戦争反対!」のプラカードが、MWMに結集した多くの労働者たちの要求を代表していた。

 「AFL-CIOの指導者たちは、昨日の集会を支援することを拒否した。主催者はAFL-CIOの決定が集会を傷つけたと語った。だが彼らは、一銭のカネもないなかからはじめたこの集会は広汎なランク・アンド・ファィルの努力の成果だと誇り高く主張した」(ワシントンポスト)。

 権力も激しい弾圧を加えた。30台ものバスが会場のリンカーン記念広場に近づくことを阻止され、全く違う場所につれていかれたのだ。しかし、こうした攻撃をはね返して、5時間におよぶ熱烈な訴えが続いた。会場は、1963年にILWUの名誉組合員でもあったマーティン・ルーサー・キング牧師が、「私には夢がある」という歴史的な演説を行なった場所だ。彼は68年に暗殺される。参加者は同じ場所で新たな闘いを開始する燃えるような決意を誓いあった。
 動労千葉の佐藤支部長は、「動労千葉は日本のローカル10だ」という紹介で登壇し、日本の労働者を代表して発言した。

歴史をぬり変える壮大な挑戦

 アメリカの労働者階級のまさに壮大な挑戦が始まった。「ランク・アンド・ファイルの力で、独立した労働者の運動と歴史をつくりあげる」・・・・・・・AFL-CIO幹部の屈服・官僚化と、制動・妨害くい破って、アメリカの労働運動史をぬり変えるような闘いが開始されたのだ。
 アメリカという帝国主義の最中心国-基軸国で始まった労働運動の巨大なこの分岐は、アメリカのみならず、全世界の労働運動に巨大なインパクトを与えることになるであろう新たな闘いの始まりをも意味する。
 掲げられた22の「諸要求リスト」(スローガン)もすごいものだ。まさに社会の根本的な変革に向けた闘争宣言である。ローカル10は、この諸要求リストに基づく闘いを、「ブッシュもケリーもNO」を掲げて、大統領選挙の直前に首都ワシントンで提起したのだ。MWMの最も中心的な組織者であるジャック・ヘイマン氏は、「MWMは共和党、民主党に変わる新たな労働者の党をつくりあげる出発点だ」とも提起している。
 「9・11」とイラク戦争は世界の歴史を一変させたが、その激流のなかで、今、労働運動の歴史が変わろうとしている。

運命的な出会いは固い団結へ

 動労千葉は、MWMの前夜に開催された国際代表団歓迎会でも、「ILWUとベリー・マッチ・ライク(そっくり)だ」と、海外代表の一番手で紹介された。またMWM後の総括パーティーは、熱い思いで一体となるすばらしい場となった。
 動労千葉とILWUローカル10、34との出会いは偶然のきっかけで始まったものであった。しかしそれは固い絆となり、予想もつかないほどの大きな可能性をもとうとしている。
 偶然のなかには必然が宿っている。動労千葉が国鉄分割・民営化攻撃で直面した課題と、ILWUが02年の協約改訂闘争で直面した課題は、全く同じものであった。われわれも、ローカル10も、労働運動の再生・変革に向けた努力を行なうことなしに、一歩も前に進むことができない状況にぶちあたって、その困難な課題に真正面が挑むことを決断したのである。

11・7集会に全力結集を!

 階級的労働運動を必死に守りぬいてきたそれぞれの闘いがあり、それが新たな情勢のなかで固く結合して巨大な可能性を生み出そうとしている。MWMは、われわれが日本においてめざしてきたもの、われわれがつくりあげようと努力してきた運動そのものだ。
 日本におけるMWMの出発点として、全力を尽くして11・7集会の成功をかちとろう。
 一人ひとりの労働者がもつ無限の可能性、その力が団結したときにもつさらに大きな可能性に確信をもとう。11・7集会を日本の労働運動をぬり変える新たな一歩にしよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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