日貨労の裏切り妥結弾劾!
延々と続くベアゼロは賃下げと同じだ!
JR貨物は、3月20日、16年連続となるベアゼロ回答を行ってきた。
回答の主な内容は左記のとおり。
①新賃金については、定期昇給のみを実施する。
②満55歳の基本給の適用を受ける社員については、賃金改善措置として、基本給に1500円を加算する。
③扶養手当については、配偶者13500円を14000円、子供3800円を4000円とする。
④賃金単価について、B単価100分の126を100分の127とする。
⑤通勤費については80000円を83000円とする。
消費税の増税や、健康保険、光熱費の上昇など、定期昇給だけではとてもまかないきれず、延々と続くベアゼロは、延々と続く賃下げと同じだ。
日貨労幹部の自己保身のために労働者が犠牲にされる
一方、「何としてもベア実現を」としていた日貨労は手のひらをかえしたかのように、あっさりと裏切り妥結した。日貨労幹部の自己保身のために、何度も繰り返されるこうした現場労働者の必死の思いをもてあそぶようなやり方を断じて許すことはできない。
JR貨物は、分割・民営化では経営が成り立たないことを百も承知でスタートさせ、「鉄道事業の黒字化」を大義名分にひたすら賃下げを強行する貨物会社と、「血を流し、汗を流す」と称して裏切りを正当化する日貨労に怒りの声を巻き起こし、全国の貨物職場に闘う労働組合を甦らせよう。
15春闘貨物団結集会を開催
55歳-7割賃金に怒り集中!
3月20日、新賃金回答日に動労千葉の春闘第2波闘争として「15春闘勝利!貨物団結集会」を開催した。
集会では、JR貨物は、鉄道部門の黒字化を実現するとして、徹底した賃金抑制攻撃、55歳以上の賃金70%、福利厚生の切り捨て、乗務員勤務制度改悪、新採停止等、大合理化攻撃に踏み出している。
日貨労の裏切りによって3月1日から諸手当の削減が強行された。月に1万円以上の賃下げだ。貨物の経営破綻の責任は、労働者には絶対にない。日貨労は『血を流し、汗を流す』というが、青年労働者はたまったものではない。子供の進学、親の介護、家族・自分の将来への不安を抱えて『安全第一・安定輸送の確立』など出来るはずがない。
全ての原因は分割・民営化だ。全国の貨物職場から怒りの声を巻き起こそう。日貨労を打倒し大幅賃上げをかちとることが確認されました。
貨物・旅客・被解雇者、心を一つに第2の分割・民営化攻撃と闘おう!
何としても打破しなければならない死活のかかった問題は、55歳からの賃金7割問題だ。この問題にみんなの怒りが集中している。
千葉機関区支部と貨物協議会は全力で闘いぬく決意だ。
集会では、貨物・旅客・被解雇者が心を一つにしてお互いの苦労を分かち合い、第2の分割・民営化攻撃と闘うことを誓い合ったことは最大の成果であり、感動的な集会として大成功をかちとることができた。
「闘いは今から、闘いはこれから」。春闘第3波闘争へ!団結した闘いで、労働者の未来を切り拓こう!
賃下げ粉砕!日貨労の裏切り弾劾!第2の分割・民営化攻撃粉砕へ、動労千葉は団結してガンバロー
日 時 3月29日(日)
12時から
場 所 成田市・栗山公園
*成田市役所近く
*成田駅から10分