「定額」から「定率」評価制度を反映
3月17日、JR貨物は、2022年度の新賃金について、「定期昇給を実施すると共に2022年度7月1日現在(昇給前)の基本給に0.1%(平均300円)を乗じた額を加える」という回答を行った。動労総連合は、「組合要求とあまりにもかけ離れた回答であり、もちかえり検討する」とした。
2018年、18年連続のベアゼロから300円のベア実施。19年・20年が200円ずつ。20年がベアゼロ。今年は「定額」から「定率」によるベア実施となった。
定率によるベア実施となると、基本給の高い管理職層と現場労働者に格差が生じる。ここでも、評価制度を反映している。鉄道の現場に必要なのは、評価によって差をつけることではなく、「力を合わせる」こと、「チームワーク」だ。こんなやり方は絶対に許せない。 日貨労は、「昇給額表に応じた昇給の実施と、基本給×0.1%のベースアップ、諸要求の前進をかちとった」として妥結した。
22春闘勝利!貨物団結集会を開催
回答指定日の17日。貨物団結集会を開催。前日深夜の福島県沖地震の影響で、プログラムに沿った集会形式ではなく、ミーティング形式での開催となった。
まず、佐藤貨物協議長からこの間の交渉報告と貨物における闘いの課題が提起された。参加した組合員からは、おもに「シニア基本給の地域間格差をなんとしても解消してほしい」「年金だけでは生活できない現状の中で、65歳以降もなじんだ千葉機で働ける環境づくりが重要」という意見が出された。三本支部長からも、この2本柱を重点課題として取り組むことが提起された。
関委員長から、職名廃止・融合化をはじめとするJR東を巡る状況とストライキ報告がおこなわれ、関副委員長からタブレット導入による諸問題と本線運転士の高齢者対策についてのアドバイスが行われた。北村執行委員から、動労千葉の春闘第2波闘争となるCTS春闘について提起を受けた。
まとめと団結ガンバローを、山下貨物協事務長がおこない、これをもって動労千葉の春闘第1波闘争はしめくくりとなったが、課題の達成・問題解決の取り組みは「いまから・これから」である。気を引き締めて闘い続けよう。
継続こそ力! 葛飾で30回目の春闘集会
3月16日、青戸平和公園において、葛飾地区春闘総決起集会」が開催されました。ウクライナで実際に戦争が起きている中で、地域における春闘集会は非常に大切な取り組みとなりました。
国鉄闘争葛飾支援協から葛飾労組連へ、今年で30回目の開催です。まさに、「継続こそ力」!大弾圧と闘う全日建運輸連帯労組、民間労組、水道、自治体、国鉄、教育、郵政、JAL争議団、韓国サンケン労組支援、争議を闘う仲間がナショナルセンターの枠を越えて結集し、「春闘勝利!戦争阻止!」のかけ声高く、元気よく集会とデモを貫徹しました。