JR貨物夏季手当ー 超低額回答を 打ち破ろう!

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動労総連合申第5号

 「1・5箇月は生活給」と回答してきたことを一方的に反故にした昨年度夏季手当1・1箇月、年末手当1・3箇月という期末手当の超低額回答は、JR貨物に働く労働者とその家族の生活破壊そのものであり、到底看過できるものではありません。
動労総連合は、貨物会社で働く労働者の切実な要求として、2014年度夏季手当の支払いについて、次のとおり申し入れを行いました。

1、2014年度5月1日現在における基準内賃金の3.7箇月分を支払うこと。2、55歳以降の社員に対する支払いについては、55歳到達時の等級・号俸(現行基本給表による)の100%を算定基礎額とすること。

3、支払いにあたっては、全ての原資を平等に配分し、組合所属による差別は一切行わないこと。

4、2014年6月30日までに支払うこと

 「血を流し、汗をかいている」のは現場の労働者 

 5月に発表された、JR貨物2013年度決算は、「トラック不足の中、バブル期の1990年以来の好決算」と、経常利益は対前年度比669・5%増(昨年は4億円)の34億7200万円となっています。
しかし、その内実は、たしかにドライバー不足によるトラックの輸送力低下で貨物が鉄道コンテナにきたこと、新しい営業施策でコンテナ収入が対前年より28億円増加したこともありますが、やはり、「社員数の減、賞与支給額の減による、人件費△34億円」なのです。
日貨労は「経常利益を達成するために組合員は血を流してきた」、しかも、「今年度から中期経営計画2016がスタートし、鉄道事業の黒字化という必達目標に向けて我々も汗をかく」といいます。
これは根本的におかしい。怒り沸騰です。「血を流し、汗をかいている」のは、日貨労も国労も鉄産労も動労総連合の壁などない、現場の労働者です。
国鉄(貨物)改革のゴールとされる鉄道事業の黒字化と政府保有の株式の売却、市場での上場・公開といった、「株主価値重視」という1%の資本家の利益のために、なぜ労働者が血を流さなければならないのか!

 怒りの声を! 正々堂々闘おう!

 日本における新自由主義攻撃のはじまりであった国鉄の分割・民営化以降、社会はどうなったのか。膨大な非正規職化、青年の未来が奪われ、何十年もこき使われ、年を取って病気になっても病院にいけない現実。「民営化すればすべてがよくなる」という大嘘の下、事故が多発し、社会が崩壊しようとしています。
核心は、労働組合が資本の攻撃と真正面から、正々堂々闘うことです。「労働者をトコトンこき使い、資本家だけが肥え太る」というのが資本主義社会の本質です。そのためには労働者を戦争にすら動員する。本来の労働組合の使命を果たすこと。闘う労働組合を甦らせることです。

動労総連合に結集を

6・8国鉄闘争全国運動総決起集
会の成功をバネに、夏季手当超低額回答を許さない怒りの声を全国の貨物職場から巻き起こそう!
JR貨物に働く全ての労働者は、闘う動労総連合に結集しよう!

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