JR東日本のベ・ア低額回答を弾劾する!修繕費の増大や少子化を理由とした低額回答=労働者への責任転嫁を行おうとするJR東日本を絶対に許さない!

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JR東日本の回答(3・31)

1.新賃金について
(1)2016年4月1日現在、55歳未満の社員
① 定期昇給を実施する。昇給係数は4とする。
② 基本給に、所定昇給額の10分の1の額及び500円を加える。
(2)2016年4月1日現在、55歳以上の社員
4月1日現在の基本給に、在級する等級により、前項に準じて得た   額(昇給額の10分の1の額+500円)に、減額率を乗じた額を加える。
※(1)(2)による賃上げの平均は、1175円
(3)精算は、6月24日(金)以降、準備でき次第。

2.夏季手当について
(1)基準額は、基準内賃金の2・85ヶ月分に2万円を加えた額。
(2)支払日 6月30日(木)以降、準備でき次第。

3.その他
(1)グリーンスタッフの新賃金について
基本賃金に、500円を加算する
(2)エルダー社員精勤手当について
2016年6月1日に在籍するエルダー社員の精勤手当(2016年   度夏季支払分)の支払額に10000円を加算する。
ただし、当該支払分の調査期間を有する者に限る。
*調査期間を有する者=12月1日~5月31日に在籍する者

3月31日、JR東日本は、4月1日以降の新賃金及び夏季手当の回答を行ってきた。
回答の内容は、新賃金については、①定期昇給の実施(昇級係数4)、②ベ・ア分として定期昇給額の10分の1の額及び500円を加算(平均1175円) するという回答だ。夏季手当については、基準内賃金の2・85ヶ月分に2万円加算の回答だ。いずれも昨年を下回る低額回答であり、絶対に許すことはできな い。
回答にあたってJR東日本は、「4期連続の増収増益」「過去最大の収益」と説明を行ってきた。しかし、新幹線設備の修繕費に1兆円(40年間)かかるこ と、少子化の進行に伴う先行きの不透明感、さらに中国株の乱高下に伴う世界経済の悪化などをあげ、慎重に判断したと説明を行ってきた。
しかし、修繕費などは鉄道を維持するための必要経費であり、それを理由にして賃上げを抑え込もうとするJRの姿勢は徹底的に弾劾しなければならない。
また、この間JR東日本は、「定期昇給」を基本にしたベア回答を行っている。新人事賃金制度を利用して行われる賃上げは管理者には厚く、若手には薄くなっている。労働者の団結を破壊する攻撃以外の何ものでもない。徹底的に弾劾しなければならない。
一方、JR東日本は、グリーンスタッフの基本賃金について500円を加算すること、エルダーの今年夏の精勤手当に10000円を加算するとの回答を併せて行ってきた。(各職制における賃上げ額は左表のとおり)

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