JR大月事故 会社に一切の非はないと強弁

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結成20周年
新たな大躍進
に向け出発!
日刊 书動労千葉 Winn NOODLE
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話 』(鉄電) 千葉 2935·2939番 1 (公) 043(222)7207番 99.3.29 No. 4940
まったことは事実であり、教育 のような重大事故を起こしてし ようなものであったにしろ、あ 「司法の場での判断が例えどの 析結果の詳細を明らかにせよ」
背後要因に関する調査結果、分 のは、「大月駅事故発生に至る
われわれが当局につきつけた
してこなかったのである。
社の考え方を何ひとつ明らかに 速報以外は、その調査結果や会
ことを恐れて、ごく簡単な事故 いては、会社に刑事責任が及ぶ
を理由として、大月駅事故につ
「警察の捜査中」「裁判継続中」
局は、大月駅事故については、 なった。それまでJR東日本当
よび千葉支社に申し入れをおこ とにふまえ、JR東日本本社お
われわれは裁判が終決したこ
を行い、国家試験に相当する 運転士にはちゃんとした教育 会的な責任はある。しかし、 お客様に迷惑をかけたとい社
業者として列車脱線によって 会 今回の事故は確かに鉄道事
いという立場なのか。
組 会社としては一切責任がな
答は次のようなものであった。 張ったのである。本社安対の回
“会社に一切非はない”と言い
た」という結果だけを繰り返し、
信号機を暴進したために発生し イレベルな教育を行っており、 不可触の問題と
イッチを切って停止現示の入換 またも「運転士がATS電源ス
ところがJR東日本本社は、
がないとの回答
会社には一切り
な指導訓練·業務運営のあり方、 や運転士養成システム、日常的
い傲慢の極みであり、安全対策 みようという姿勢の欠片すらな な問題についてさえ、自らを顧 いるのは、安全という最も重要 に耐えないが、ここに示されて ることは矛盾に満ちており聞く
とのできない回答だ。言ってい かでも、「新聞報道以上のこと しようとせず、不誠実団交を繰
まさに、怒りなしには聞くこ
ている。
ハイレベルな運転士を養成し された大月事故
会社は他の私鉄と比べてもハ
ら立派な運転士なんです! いた。しかし、資格をとった など、運転士の資格に欠けて
守るべきことも守っていない 作業手順も承知していない、
改めて申し入れ
大月駅事故で、
とのできない反動判決であった。
りの責任とする、断じて許すこ
は事故の原因を当該運転士ひと
甲府地裁でだされている。内容
めぐる裁判の判決が1月28日に
一昨年の大月駅事故の責任を
はずだ」という点であった。 詳細を明らかにする義務がある ような事故に至ったのか、その どのような要因が重なってあの
いうことにはならない。また、
て、会社としての責任がないと 要なことはすべてやっている。
務させてしまったこと等につい 要注意事項も手渡すなど、必
内容を全く知らない運転士を乗 訓練やダイ改時の訓練を行い、
のあり方、指導のあり方、業務 試験も受け、その後も毎月の
列式の信号の区別もつかず、 当該の運転士は色燈式と燈
ていなかったことにある。
の責任でやるべきことをやっ
事故の原因は、運転士が自ら 背後要因は何か、というが
会社に一切の非はないと強弁
とされた大月級專選!
触れてはならない問題
駅事故をほり下げたとたん、J である。なぜか。それは、大月 として扱われているということ 故は一切触れてはならない問題 とは、JRのなかでは、大月事
交渉を通してはっきりとしたこ ってきたが、今回の本社ー支社
は全く聞かされていない」と言
千葉支社はこの間の交渉のな 能性がある」といって明らかに ら、「数字がひとり歩きする可 が、運転阻害事故の発生件数す の具体的な内容の解明を求めた
きた。
以上である。
の立場で必要な対策は施して 答えようがないが、支は支社
だから細部の内容については
三報もまったく入っていない。
日まで本社からは第二報も第
から第一報を受けて以降、今 直に言って、事故翌日に本社
会 大月駅事故に関しては、率
答も次のとおりであった。 われている。しかし、支社の回
していくのかが、日常不断に問
え、運転保安対策として具体化
事故の教訓をいかに運転士に伝 れた。支社は現場を抱えており、
いかに考えているのかを申し入
も、同様に大月駅事故の教訓を われわれは千葉支社に対して
聞いていない?
本社からは何も
矮小な姿である。
運転士が悪い!」と叫びたてる いためのみ、「とにかくすべて
質的な部分に火の手を及ぼさな
そして労務政策の問題点など本
て闘う決意である。
運転保安確立に向けて断固とし 現状がどんなに困難であろうと、 れはこのような事態に対しては、 て許すことはできない。われわ われわれはこんな現状を断じ
R東日本の実態だ。
り返している。これが現在のJ
た鉄道運転事故や運転阻害事故
本社交渉では、この間発生し
な事故であらわになった。 としていないことが今回の悲惨
策をはじめ何一つ責任をとろう
者に工事を投げたまま、保安対
下請け·孫受け·曾孫受けの業
働者が殺されている。JRは、
対応によって、五名の下請け労 サン、あまりに無責任なJRの
待つ身である。
山手貨物線では、あまりにズ
不誠実団交だ!
決が確定した今は処分の決定を 判を行わざるを得なくなり、判
で、JR総連を脱退し個人で裁 てくれる者もいない状況のなか
の運転士は、誰ひとりとし守っ
転嫁する主張を繰り返し、当該 でもある運転士に一切の責任を
も事故の当初から自らの組合員
だからこそJR総連·革マル
結託体制という暗部である。
てきたとおり、資本と革マルの
はこの間われわれが明らかにし 暗部に突きあたるからだ。それ
R東日本という会社の本質的な
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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