CTS木更津事業所へのエルダー配置は、まったなしの状況だ!
1月19日、動労千葉は、「動労千葉申4号」に基づき18年度のエルダー雇用に関して、JR千葉支社と団体交渉を行った。団交には、各支部代表や来年度のエルダー希望組合員が参加する中で行われた。
JR本体雇用は、要員需給問題としては考えていない?
組合 来年度の退職者数とエルダー希望者数、本体雇用希望者数を具体的に明らかにすること。
会社 退職者数は約230名で、系統別は次のとおりだ。エルダー希望者は、約9割で考えてほしい。
組合 運転関係の詳細はどうか。
会社 運転士25名、車掌40名、車両職5名、その他が10名の退職だ。
組合 JR本体雇用についてはどうか。
会社 現在、支社内で検討を行っている最中であり、詳細を回答することは控えさせてもらいたい。
組合 JR本体雇用を行う場合の選考基準等の考えからはどうか。とくに、面談でJR本体雇用とエルダー出向のどちらを優先するかを確認しているが、JR本体雇用を優先すると回答した者については、本体雇用を優先するということか。
会社 面談時の確認は、あくまでも丁寧に対応するとの 会社の姿勢の表れだと思ってもらいたい。
組合 丁寧に対応するということであれば、本人希望、とくに遠距離通勤の問題や親の介護の問題も含めて面談時に出ているはずだ。これまでも「通えない」という理由で泣く泣くエルダーを辞退した者も少なくない。そうしたことも含めて考慮するということか。
会社 一人ひとりの条件が異なることは重々承知している。通勤距離も見ながら調整を行っている。
組合 各区の要員需給はどうなっているのか。
会社 12月1日現在で次のとおりだ。
組合 標準数と比較して現在員数が52名の過になっているが、実際には病気や行事等による非稼働があり、実際に年休も入らないという職場もある。しかも、ライフサイクルも出している。このままいったら要員が回らなくなる。希望者全員を本体に雇用すべきだ。
会社 今回のJR本体雇用は、要員需給という考え方ではないことをあらためて回答したい。
組合 要員需給ではないというが、そもそもは車掌や施設関係の要員が足りないために本体雇用を行うことは本社も回答した。選別するための詭弁だ。
会社 確かに現場では退職者出るが、見習もいるので対応可能だと考えている。
組合 見習は10月頃一本になり、それからフォロー訓練を行うため、実際には年末頃からの運用だ。その間にも退職が続き、実際の要員需給を考えると回らなくなる。
会社 ・・・。
組合 最終的にいつ頃提示するのか。
会社 1月末頃には本体雇用、エルダー出向も含めて提示したい。
JRーCTSは木更津への配置を決断しろ!
組合 木更津へのエルダー配置については、この間も確認したとおり、CTSが「エルダーを配置する条件がある」と回答した以上、あとはJRが具体的に希望者の配置をCTSに要求するだけだ。JRとCTS間でどのような議論を行っているのか。
会社 JRとして木更津への配置は希望している。CTS側で調整を行っており、返事が返ってきていない。
組合 CTSが正式の団交で回答したことはJRも確認したはずだ。回答した以上CTSにその責任を取らさなければならない。JRもそれを踏まえて木更津へのエルダー配置を判断すべきだ。JRが配置を判断すれば出来るはなしだ。
会社 JRとしてもCTSにはその旨を話している。
組合 すでに1月中旬であり、今が判断の時期だ。木更津への配置は、待った無しの状況だ。配置することを確約してもらいたい。
会社 現在、CTSと調整している。配置することを確約するとの回答はできないが、 会社としても努力することは約束する。
組合 努力することは当たり前の話だ。具体的に配置ができるかだ。JR本体雇用、エルダー出向については、本人希望に基づき、早急に提示すること。
会社 組合側の主張は理解した。
ー以 上ー