JRは、雇用の場と65歳まで 働ける労働条件を確立しろ!業務外注化は雇用破壊!

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第43回定期大会の成功をかちとろう
国鉄採用者の大量退職がはじまる
JRは、雇用の場と65歳まで 働ける労働条件を確立しろ!

大量退職がはじまる

 来年度以降、JRにおいて国鉄採用者の大量退職が始まる。退職者数は、千葉支社だけでも今後10年間で約1300名を超える。これは、千葉支社全体の約3割にあたる。東日本全体で見ても、4割以上の労働者が60歳の節目を迎えることになる。

 働く場所があるのか?

 こうした大量退職を迎えるにあたり、JRは、この労働者をどのように扱おうとしているのだろうか。
エルダー社員制度は、希望する労働者は全員再雇用しなければならない。しかし、これから発生する大量の退職者の再雇用先を本当に確保することができるのだろうか。
運転関係でいえば、千葉以西では、幕張車両センター、京葉車両センター、習志野運輸区及び駅において、CTSへの出向という形で清掃業務に就くのが主な内容であった。
一方、千葉以東では、働く場所がほとんどないため、働くこともできず、定年後も千葉方面まで通わざるを得ない状況となっていた。しかし、通えない者にしてみれば、泣く泣く辞めるしかないという状況に追い込まれてきたのが現実だ。
今後、1000名を超える大量退職が発生するという状況の中で、働く場所が確保できるのかどうかは、退職者にとって切実な問題だ。
しかしJRは、大量退職が始まるにもかかわらず、現場からは切実に求められている定年延長の問題は全く無視し、多くの労働者を使い捨てようとしている。むしろあわせて労働組合を破壊する千載一遇のチャンスとして捉えているのだ。

業務外注化は雇用破壊!

外注化された構内業務では、CTSがプロパー労働者を採用したことによりエルダーとして働く場所がなくなっている。清掃業務でもこんなに大量の労働者を受け入れることはできないことは明らかだ。
会社は、「高齢者の雇用の場の確保」を理由に外注化を強行したが、実際には、高齢者の雇用の場を奪い取る攻撃だったのだ。
さらに問題は、本線運転士の高齢者対策として位置づけられてきた構内業務が外注化され、プロパー労働者が大量採用されたことにより、本線運転士が降りる場所が完全に奪われたということだ。体調不良になっても降りる場所すらないのだ。これでは、乗務ができなくなったら、JRを辞めろということだ。
駅の外注化もますます進められようとしている。今年3月ダイ改で5駅が外注化されたのに続き、今秋には9駅、47名分の業務が外注化され、強制出向に駆り立てられようとしている。今後、本格的な大量退職が始まったら、さらに大がかりな駅外注化が行われるのは明らかだ。
そして、大量退職問題は、高齢者だけの問題ではない。今後の職場全体にかかわる切実な問題であり、とりわけ平成採にとっては切実な問題になる。国鉄採用者の処遇が、今後を決めることになるからだ。

外注化粉砕!組織拡大を!

 外注化は、JR本体から仕事と職場を奪うとともに、労働者の団結を破壊する攻撃だ。JRやCTSは、「JR労働者VSCTS労働者」「検修VS乗務員」という形で分断し、対立を煽り、そして労働者の団結を破壊しようとしているのだ。
しかし動労千葉は、CTSが、入社から1年程度のプロパー労働者に対して、まともな教育もしないまま仕業検査をやらせることに対して、事故が起きたときに全てをプロパー労働者に押しつけることになることから、「プロパー労働者を守れ」と訴えて5・2ストに起ち上がった。
そしてこのストライキは、CTSで3名の仲間が動労千葉に加入するというこれまでにない大きな成果を実現した。闘わなければ労働者の権利や労働条件は守れない。
動労千葉は、次の要求を掲げて闘いぬく。
① 直ちに外注化を中止して構内・ 検修業務をJR本体に戻すこと。
② 定年延長を実施すること。
③ 高齢者交番を設定するなど具体的な高齢者対策を実施すること。
④ 居住地に近い雇用の場を確保すること。
定年延長を実現し、65歳まで働ける労働条件を確立しよう。JRは雇用の場を確保しろ。JR・CTSでの組織拡大をかちとり、業務外注化を粉砕しよう!
第43回定期大会に結集しよう!

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