CTSのベアゼロ回答徹底弾劾!―君津作業所の更衣室改善を

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社員、定昇のみ。契約・パート はゼロ回答!

CTSは4月10日、2020年度新賃金についてベアゼロ回答を強行した。

〈社員〉については定期昇給(職務給4号俸)を実施。ベースアップ(ベア)はなし(実施日は4月1日)。契約・パート社員、嘱託社員については、まったくのゼロ回答だ。絶対に許せない!

「飯ぐらいまともに食える賃金を」

動労千葉は4月2日の第一回賃金交渉に続いて、9日にも2回目の団交をCTSの各職場から参加して行った。

討論では、職場アンケートでは9割近くが「生活費の不足」を訴えており、「基本賃金38000円の引き上げ」「契約・パートの時給1500円」は、生きていくための最低限の要求であることを突きつけ、抜本的な賃上げを求めた。

参加した組合員からは「昼飯やジュース代にも困っている者もいる。飯ぐらいまともに食えるだけの賃金を出してもらいたい」と切実な訴えが行われた。

「同一労働同一賃金」への対応 もゼロ回答

団交では、CTSとして「同一労働同一賃金」にどう対応するのか追及したが、これについても「現状では抵触する部分はない」「今後、検討する」とゼロ回答の姿勢に終始した。

組合からは改めて同一労働同一賃金の観点から、全社員への住宅手当・扶養手当の支給、60歳以降・66歳以降の賃金引き下げの取りやめ、契約・パート社員の期末手当改善と退職金新設などを強く求めた。

さらに、生活にかかる費用に大差はないことから地域ごとの時給格差を解消すること、深夜早朝手当の地域格差解消、ポリッシャー手当などの復活について今後も強く求めていくことを要求した。

【君津作業所の更衣室】
男女のロッカーが横並び!! CTSは直ちに改善を行え

男性と女性のロッカーが横並びに設置され、すぐ脇には夜勤者用仮眠用ベッドという信じがたい現状だ

木更津事業所の君津作業所では写真にあるとおり、ひとつの狭い部屋の中に、男性と女性のロッカーが横並びになっている。ロッカーの横には夜勤者用の仮眠用ベッドが設置され、それらが一つの部屋に押し込まれている。

男・女で時間をずらして着替える、日勤の女性が出勤して夜勤者がまだ寝ているときは女性が別の場所で着替えざるをえないなど、とんでもない現状が放置されつづけてきた。

動労千葉は現場組合員からの要求を受け、木更津事業所の現場長に対して、さらには本社に対しても写真を示して「大問題だ。ただちに現状を改善せよ」と要求してきた。2019年度中に改善するよう求めてきたが、CTSは「場所がない」などと言い訳をしながら、いまだに何の改善も行われていない。

社員には「コンプライアンス」などと上からお説教を垂れておきながら、こんな前近代的な職場環境を平気で放置している姿勢はなんなのか。CTSは、ただちに更衣室の改装を行え!

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