ATS直下地上子の設置時期・箇所を明確にしろ

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千葉支社は、幕張構内脱線事故に踏まえた安全対策を早急に行え!
ATS直下地上子の設置時期・箇所を明確にしろ!
10番線~12番線の有効長不足に伴う列車の留置方法等具体的説明は何ら行われていない

 幕張車両センタイーでの構内脱線事故から4ヶ月になろうとしている。
 この間動労千葉は、幕張構内脱線事故に踏まえて、①ATS直下地上子の設置時期の明確化、②「日1」業務と管理者の責任区分の明確化、③257系車両導入に10番線から12番線の有効長不足に対する対策、④洗浄機へのつり込まれ防止対策等について申し入れを行うとともに、運転士への事故責任の転嫁を許さない闘いを全力で行ってきた。
 この問題に関しては、5月16日の団体交渉において千葉支社は、左記のとおり回答を行っている。

事故以前と変わらず作業は行われている

 しかし、回答から2ヶ月以上も経つのに千葉支社は、何ら具体的な安全対策を講じようともしていない。
 千葉支社は、脱線事故が発生した箇所については、「要注意箇所として認識していた」と明確に回答していた。それにもかかわらず事故から4ヶ月になろうとしているにもかかわらず、ATS直下地上子の具体的な設置箇所すら明らかにしていない。
「一作業一通告」については組合側や現場からの指摘もありこの間行われているが、しかし入換作業自体は事故以前と何ら変わることなく、運転士の注意力を頼りに行われているのが現状だ。早急に設置箇所及び時期を明らかにしろ。

有効長が足りないという重大問題

 「日1」と管理者の責任区分についても、未だ明確になっていない部分が残されており、はっきりとさせなければならない。
 また、10番線~12番線の有効長問題についても、何ら具体的な対策は講じられていない。10番線の有効長が215mであるのに対して257系車両は207mで、列車を2編成以上入れる場合の余裕は7~8mしかない。これでは最後部が通過するのはギリギリで、前方の列車に余程近づけなければならなくなってしまう。極めて危険だ。
 有効長と車両長に関する調査及び対策を明らかにしろ。

洗浄機はすでに設置安全対策を優先しろ

 一方、洗浄機へのつり込まれ対策についても千葉支社は、一切触れようともしていない。
 すでに洗浄機自体は設置され、今週中にも運用が開始されるという状況だ。しかしATSの設置自体が遅れていることを考えれば、真っ先に対策を講じなければならないはずだ。
 千葉支社は、団交の席上回答した内容について責任をもって説明し、実行しなければならないはずだ。安全問題を職場規律にすり替えるという卑劣なやり方を直ちに改めろ。安全を確保し、的確に作業が行える体制を確立しろ。
 運転士への事故責任の転嫁を許さず、運転保安闘争を闘おう!

幕張構内事故に関する千葉支社回答(5月16日)

【ATS直下地上子の設置について】
 今回の脱線事故は幕張だけの問題ではないので、ATSについては、脱線現場も含めて、幕張、京葉構内の主要箇所・使用頻度の高い箇所に設置することで検討している。

【「日1」業務と管理者の責任区分について】
 臨入や作業変更等が発生し大きく作業が変更になる場合は、管理者の判断に基づき、別に指示書が出され作業が行われることになる。

【257系導入に伴う10番線~12番線の有効長不足について】
 257系を入れると作業通路をふさぐことは聞いていた。机上の計算では、10番線の有効長が215mなので、7~8mの余裕があるはずで、問題ないと考えている。現場で何も指導されていないことを指摘されたこと含めて有効長と車両長、停止目標と入信との関係について実態調査する。

【洗浄機へのつり込まれ防止対策について】
 新洗浄機を発注しており、ランプの設置位置、色等について検討している。

改憲阻止!靖国参拝反対!
8・15労働者市民の集い
日 時 8月15日 (火) 13時から
場 所 東京・中野ゼロ 小ホール
講演 「戦死者の『慰霊」とは」
   阿満利麿氏(明治学院大)
特別報告 韓国民主労総ソウル本部代表
コント 松本ヒロ氏 他

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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