開動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(DC会館)
電話· ↓(鉄電) 千葉2935·2939番 (公) 043(222)7207番 FAX 043(224)7197番 2000.11.27 No. 5230
ATOS問題で団体交渉 訓練内容はバラバラで、運転保安上重大問題
制ではない。提案内容と同じで になったが、本来の意味は、強 区でアレンジして訓練するこち
これについて千葉支社は「各
責任が追及されることになる。 に連絡を怠った場合、運転士の 車掌への連絡が義務となり、仮 のだ。「必ず」となった場合、
車掌に連絡する」となっていた 行なわれた訓練の中では「必ず となっていた。しかし、九月に
運転士から「努めて連絡する」
に通告があり、車掌に対しては 生した場合には指令から運転士
の提案内容では、着線変更が発 訓練で行なわれる
ATOS導入に伴う組合側へ 提案と違う内容が
追及してきた。
との団体交渉において問題点を 行い、十一月二〇日の千葉支社 伴う諸問題について申し入れを
動労千葉は、ATOS導入に
問題が山積している。 われるなど、運転保安上重大な
全くことなる内容で訓練が行な
着線変更の取り扱いについても の管轄の問題や千葉駅における
の訓練内容についても東京指令 なわれたり、また各運転区等で
内容と違うことが訓練の中で行 も、当初組合側に提案のあった
総武快速線への導入にあたって な輸送混乱が続出した。今回、 のものがダウンするなど、重大 が東京~千葉間を管轄するが、 Sの指令については、東京指令 いたのだ。例えば、本来ATO
ているが、これまでシステムそ と違うことが訓練で行なわれて
すでに総武緩行線には導入され の問題については、本来の内容
理システム)が導入されている。 に「ATOS」(東京圏輸送管
九月三〇日以降、総武快速線
等で訓練内容が全くバラバラに しかし、このように各運転区
なうことを確認した。
基本とする」との取り扱いを行
葉駅からの通告を受けることを
従来どおり、「一旦停止して千 着発線変更の問題については、 また、千葉駅における無通告
だ。
を明らかにしてきた。
問題については周知し直すこと として、あらためて指摘された 受けとめ方が色々あったようだ」
て統一した内容で周知したが、
「指導会議等でATOSについ
バラツキについて千葉支社は、
各区でのこうした訓練内容の
ところもあるなど始末だ。
して確認してから入る」という
うところもあれば、「一旦停止
ればそのまま入ればいいかとい 告着発線変更だから、開いてい
より訓練内容が異なり、「無通 着発線変更についても、各区に また、千葉駅における無通告
これまで聞いたこともないもの について違う内容を教えるなど、
だが、訓練において指令の管轄 とりをすれば直ぐに分かるもの ついては、導入後指令とのやり
明を行なっていたのだ。これに
る」として、全く違う趣旨の説
従来どおり千葉指令の管轄とな 訓練の中では「幕張~千葉間は
認した。
また、ATOSの指令の管轄
ある」との回答が行なわれ、確
労働時間! 異常時の「待機」は
た。
うに求めたが、対立のままとなっ に基づいて停車駅を指定するよ
ついて動労千葉は、指令の指示
点では重大な問題だ。この点に に一方的に任せてしまうという
ならない問題を、運転士と車掌 管理する指令が指示しなければ
いる点についても、本来運行を
令への連絡は必要ない」として
「運転士と車掌で打ち合せ、指 後、両国において復位し、新運
員交替駅の停車については、
い対応に終始した。また、乗務
拠を全く明らかにしようとしな とを挙げるだけで、規程上の根 乱の早期ダイヤ回復」というこ 拠について千葉支社は「輸送混
いを行なうとしている。この根 通過を基本とする」との取り扱
表の退避駅以外は「終着駅まで
受けた駅、乗務員交替駅、行路
い」については、停車の通告を
輸送混乱時等における「回送扱 一方、ATOS導入に伴って 停車駅を決める?
運転士と車掌が
受けとめ方が違う
い問題だ。
後も同様の事態が発生しかねな
せるということがなければ、今 キチンと指導し、訓練を行なわ
の責任において統一した内容を うレベルの問題ではない。会社
指導等の受けとめ方が違うとい
いるということは、単に各区の
ても間違った方法が指導されて
行なわれ、取り扱い方法につい
を参照のこと。
た。(千葉支社の回答は、裏面 を最後に要求し、交渉を終了し ことを踏まえ、改めての教育等 の問題で各区において混乱した
勤労千葉は、ATOSの訓練
等を明らかにしてきた。
いて復位の各指示を受けること 転台の再び開放、錦糸町駅にお
絡して開放の指示を受け、その 錦糸町駅到着後に東京指令に連 形の「ATC開放」については、
両国駅折り返しの場合の二一七 り各CTC指令が行なうこと、 線の把握については、従来どお
入に伴う千葉駅以東からの着発
が基本になること、ATOS導
の通告は各乗務員区からの通告
東京駅での行路変更の運転士へ
この他に、異常時等における
てきた。
扱いは行なわないことを確認し
乗務員の不利になるような取り として取り扱うこととしており、 ける「待機」について労働時間
にしなかったが、異常時等にお
についての明確な基準は明らか
支社に質したところ、「異常時」 られるが、この点について千葉
して取り扱うことになると考え
いることから、当然労働時間と
の場合、「待機」するとなって するとの内容になっている。こ
田沼駅二〇〇予備詰所で「待機」
統合詰所、東京電車区詰所、津
異常時等においては、千葉駅
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
動労千葉申第1号(申入書)に対する回答及び見解
平成 12年 11 月 20日 千 葉 支 社
1 ATOSで行なう列車のダイヤ管理、運転整理、自動進路制御、旅客案内、運転状況 提供、保守作業管理等について、その機能を示す資料·データ等を添えて具体的に明ら かにすること。
ATOSについては、東京圏における輸送管理近代化を目的として導入している総合的 情報システムで、安定輸送の確保、安全性及び旅客サービスの向上を図るものである。 :
また、機能としては次の6つの機能がある。
1 列車ダイヤ管理…輸送総合システムと直結した実施ダイヤデータ管理
2 運転整理 ……… ディスプレイに表示された列車スジを直接操作
3 自動進路制御…ダイヤデータを制御データとして、列車群を全自動進路制御
4 旅客案内 ……… ダイヤ乱れ時にもリアルタイムできめ細かな自動案内
5 運転情報提供…指令、駅、運転区所、保守区等に運行状況を提供
6 保守作業管理…ハンディ端末による線路閉鎖、保守用車使用等の手続き
2 ATOSの導入に伴う訓練内容について、組合に提案した内容と一部異なる内容で閉 練が行なわれているが、これは労使間の信義に反する重大な問題であることから、千葉 支社の見解を明らかにすること。
3 各運転区等で行なわれたATOSの訓練について、各区で異なる内容により訓練が行 なわれるという重大な事態が発生しているが、これは運転保安上到底認められないこと であり、会社の指導責任が問われるものと考えるが、千葉支社の見解及び今後の対策等 を明らかにすること。
ATOSの導入に伴う必要な訓練については、実施したところである。
4 ATOSに関する下記の点について明らかにすること。 (1) ATOSの指令管轄については、東京~幕張間は東京総合指令、幕張~千葉間は千葉 指令の管轄となっているが、幕張~千葉間も含めて東京総合指令の管轄に統一すること で混乱も少なくなると考えるが、千葉支社の考え方を明らかにすること。
ATOSの制御区間については東京~幕張間であるが、運行管理については東京~千葉 間を東京総合指令が行っているところである。
(2) ATOSの運転整理により「抑止」等が表示された場合、特急及び臨時列車で客扱い を行なっている「M 電」の扱いについて、千葉支社の考え方を明らかにすること。
·
·出発時期表示機により「抑止」等を使用するものは、総武快速線のE電のみである。ま
た、特急列車等のM電が「抑止」となる場合は、東京総合指令等から指示することとなる。
(3) 両国駅折り返しの場合、「ATCを開放」するとなっていることについて、保安装置の 開放と指令指示の関係について明らかにすること。
両国駅折り返しの通告を受けた運転士は錦糸町駅到着後、東京総合指令に連絡しAT C 開放の指示を受ける。東京総合指令は、運転士が両国駅到着後、ATCを復位して新運転 台において再度AT Cを開放し、錦糸町駅到着後にATCを復位とする指示をすることと なる。
(4) 停止位置を修正した場合、「指令に連絡する」となっているが、指令への連絡について、 その位置付けについて考え方を明らかにすること。
A·TOS区間で出発相当の閉そく信号機を越える停止位置不良が発生した場合は、指令 に連絡をすることとなる。
.ㅡㅡ (5) 快速列車の回送扱いについては、ATOS導入に伴い、停車の通告を受けた駅、乗務 員交代駅、行路表の待避駅以外は「終着駅まで通過を基本とする」として、これまでの 各停車駅での停車を行なわないこととしているが、この取り扱いを行なうにあたっての 根拠を明らかにすること。
(6) 回送扱いとなった場合の乗務員交代駅等の停車について、「運転士と車挙とで打合せ、 指令への連絡は必要ない」としていることについて、責任の所在を明らかにするために も指令の指示に基づき停車駅を指定することが望ましいと考えるが、千葉支社の考え方 を明らかにすること。
.:**
回送扱いについては、輸送混乱の早期ダイヤ回復の観点から、停車駅を最小限とするも ·のであり、予め指定された駅以外での停車は必要が無いものと考えている。しかし、運転
士、車掌等の乗務交代駅及び指令より停車の通告を受けた駅は停車することとなる。
(7) 千葉駅における着発線変更について、下記の点について明らかにすること。 千葉駅で行なう「連絡」について、その位置付けを明らかにすること。
1
千葉駅で無通告着発線変更を行う場合、場内信号機の外方に一旦停止したことを乗務員 と千葉駅間で確認するための連絡である。
2 千葉駅において着発線変更が発生した場合、千葉以東からの上り列車の着発線の把握 等が重要な課題になると考えるが、各列車の千葉駅での着発線の把握等について、どの ような方法で行なおうとしているのか、その内容等について具体的に明らかにするこ と.
3 下り列車の場合、千葉駅着発線変更時、第1場内信号機で停止後の取り扱いを具体的 に明らかにすること。
千葉駅の着発線については、千葉支社輸送指令で管理しているところである。 なお、快速線下り列車が一定時間第1 場内外信号機で停止した場合は、指令等に連絡し 指示を受けることとなる。
1
2
4 千葉駅東部電留線から千葉駅ホームへ出区する時点で、据え付け番線の変更が発生し た場合の取り扱いを明らかにすること。
据え付け番線を変更する場合は、従来どおり千葉支社輸送指令等からの通告により指示 することとなる。
5 上り列車で車両故障等が発生した場合の連絡及び指令指示のあり方について、明らか にすること。
列車に車両故障等が発生した場合は、後続列車の駅中間停車を防止するため、指令の指 示により抑止等の手配をすることとなる。
6 変行路で延長運転を指示された場合、延長部分の時刻表の取り扱いについて明らかに すること。
* 担当列車が臨時入区、臨回電、幕張入区の場合(上り) * 幕張出区回送列車で、そのまま担当列車となる場合(下り)
延長運転部分の時刻表については、指令または駅等からの通告となる。
7 着発線変更が発生した場合、引継ぎ乗務員への変更内容等の通告のあり方について明 らかにすること。
蒼発線変更時に引継ぎを受ける乗務員は、当直等から変更となる着発線の連絡をうける ことになる。
(8) 新宿方面行き列車の乗務員無線の整備方で、「お茶の水駅切換え」「錦糸町駅切換え」 という異なる内容の資料が配布されて訓練が行なわれ、しかも、未だに乗務員無線の整 備に関して統一した内容が出されていないなど、運転保安上重大な問題が発生している ことについて、千葉支社の考え方を明らかにすること。
総武快速線から新宿方面に直通となる列車については、お茶の水駅停車時に無線のチャ ンネルを切替えることで指導しているところである。
(9)「異常時等」という場合、何をもって「異常時等」というのか、その基準等について具体 的に明らかにすること。
(10) 異常時等においては千葉駅等の各詰所で「待機」にとなっているが、この「待機」となる部 分の労働時間等の取り扱いについて、千葉支社の見解を明らかにすること。また、「待機」 となる場合においては、会社が明確に指示すること。
災害時等において急遽行路の一部を変更する場合は、就業規則等に則り取り扱っている ところである。また、輸送混乱状況を把握したなかで、必要な待機の指示を行っていると ころである。
(11) 異常時等における東京駅での A·B 行路変更時の運転士への通告についてどのように 行なうのか、具体的に明らかにすること。
折り返し変更等については駅通告、乗務員行路の変更については乗務員区所からの通告 を基本としているが、急遽の場合については、指令から通告をすることとなる。
i (1) 千葉駅において、千葉以東の全ての列車については、CTC指令の担当とすること。 千葉以東の列車については、従来どおり千葉支社輸送指令が運行を管理しているところ である。
5 次の点について、改善をはかること。
(2) 着発線変更が発生した場合には、指令等から運転士に指示すると同時に、車掌への指 示も行なうこと。
無通告着発線変更の通告については、基本的には指令から運転士·車掌へ指示すること になる。
なお、無通告着線変更については、運転士から車掌に可能な限り連絡をすることとなる。
3
-.
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(DC会館)
電話· ↓(鉄電) 千葉2935·2939番 (公) 043(222)7207番 FAX 043(224)7197番 2000.11.27 No. 5230
ATOS問題で団体交渉 訓練内容はバラバラで、運転保安上重大問題
制ではない。提案内容と同じで になったが、本来の意味は、強 区でアレンジして訓練するこち
これについて千葉支社は「各
責任が追及されることになる。 に連絡を怠った場合、運転士の 車掌への連絡が義務となり、仮 のだ。「必ず」となった場合、
車掌に連絡する」となっていた 行なわれた訓練の中では「必ず となっていた。しかし、九月に
運転士から「努めて連絡する」
に通告があり、車掌に対しては 生した場合には指令から運転士
の提案内容では、着線変更が発 訓練で行なわれる
ATOS導入に伴う組合側へ 提案と違う内容が
追及してきた。
との団体交渉において問題点を 行い、十一月二〇日の千葉支社 伴う諸問題について申し入れを
動労千葉は、ATOS導入に
問題が山積している。 われるなど、運転保安上重大な
全くことなる内容で訓練が行な
着線変更の取り扱いについても の管轄の問題や千葉駅における
の訓練内容についても東京指令 なわれたり、また各運転区等で
内容と違うことが訓練の中で行 も、当初組合側に提案のあった
総武快速線への導入にあたって な輸送混乱が続出した。今回、 のものがダウンするなど、重大 が東京~千葉間を管轄するが、 Sの指令については、東京指令 いたのだ。例えば、本来ATO
ているが、これまでシステムそ と違うことが訓練で行なわれて
すでに総武緩行線には導入され の問題については、本来の内容
理システム)が導入されている。 に「ATOS」(東京圏輸送管
九月三〇日以降、総武快速線
等で訓練内容が全くバラバラに しかし、このように各運転区
なうことを確認した。
基本とする」との取り扱いを行
葉駅からの通告を受けることを
従来どおり、「一旦停止して千 着発線変更の問題については、 また、千葉駅における無通告
だ。
を明らかにしてきた。
問題については周知し直すこと として、あらためて指摘された 受けとめ方が色々あったようだ」
て統一した内容で周知したが、
「指導会議等でATOSについ
バラツキについて千葉支社は、
各区でのこうした訓練内容の
ところもあるなど始末だ。
して確認してから入る」という
うところもあれば、「一旦停止
ればそのまま入ればいいかとい 告着発線変更だから、開いてい
より訓練内容が異なり、「無通 着発線変更についても、各区に また、千葉駅における無通告
これまで聞いたこともないもの について違う内容を教えるなど、
だが、訓練において指令の管轄 とりをすれば直ぐに分かるもの ついては、導入後指令とのやり
明を行なっていたのだ。これに
る」として、全く違う趣旨の説
従来どおり千葉指令の管轄とな 訓練の中では「幕張~千葉間は
認した。
また、ATOSの指令の管轄
ある」との回答が行なわれ、確
労働時間! 異常時の「待機」は
た。
うに求めたが、対立のままとなっ に基づいて停車駅を指定するよ
ついて動労千葉は、指令の指示
点では重大な問題だ。この点に に一方的に任せてしまうという
ならない問題を、運転士と車掌 管理する指令が指示しなければ
いる点についても、本来運行を
令への連絡は必要ない」として
「運転士と車掌で打ち合せ、指 後、両国において復位し、新運
員交替駅の停車については、
い対応に終始した。また、乗務
拠を全く明らかにしようとしな とを挙げるだけで、規程上の根 乱の早期ダイヤ回復」というこ 拠について千葉支社は「輸送混
いを行なうとしている。この根 通過を基本とする」との取り扱
表の退避駅以外は「終着駅まで
受けた駅、乗務員交替駅、行路
い」については、停車の通告を
輸送混乱時等における「回送扱 一方、ATOS導入に伴って 停車駅を決める?
運転士と車掌が
受けとめ方が違う
い問題だ。
後も同様の事態が発生しかねな
せるということがなければ、今 キチンと指導し、訓練を行なわ
の責任において統一した内容を うレベルの問題ではない。会社
指導等の受けとめ方が違うとい
いるということは、単に各区の
ても間違った方法が指導されて
行なわれ、取り扱い方法につい
を参照のこと。
た。(千葉支社の回答は、裏面 を最後に要求し、交渉を終了し ことを踏まえ、改めての教育等 の問題で各区において混乱した
勤労千葉は、ATOSの訓練
等を明らかにしてきた。
いて復位の各指示を受けること 転台の再び開放、錦糸町駅にお
絡して開放の指示を受け、その 錦糸町駅到着後に東京指令に連 形の「ATC開放」については、
両国駅折り返しの場合の二一七 り各CTC指令が行なうこと、 線の把握については、従来どお
入に伴う千葉駅以東からの着発
が基本になること、ATOS導
の通告は各乗務員区からの通告
東京駅での行路変更の運転士へ
この他に、異常時等における
てきた。
扱いは行なわないことを確認し
乗務員の不利になるような取り として取り扱うこととしており、 ける「待機」について労働時間
にしなかったが、異常時等にお
についての明確な基準は明らか
支社に質したところ、「異常時」 られるが、この点について千葉
して取り扱うことになると考え
いることから、当然労働時間と
の場合、「待機」するとなって するとの内容になっている。こ
田沼駅二〇〇予備詰所で「待機」
統合詰所、東京電車区詰所、津
異常時等においては、千葉駅
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
動労千葉申第1号(申入書)に対する回答及び見解
平成 12年 11 月 20日 千 葉 支 社
1 ATOSで行なう列車のダイヤ管理、運転整理、自動進路制御、旅客案内、運転状況 提供、保守作業管理等について、その機能を示す資料·データ等を添えて具体的に明ら かにすること。
ATOSについては、東京圏における輸送管理近代化を目的として導入している総合的 情報システムで、安定輸送の確保、安全性及び旅客サービスの向上を図るものである。 :
また、機能としては次の6つの機能がある。
1 列車ダイヤ管理…輸送総合システムと直結した実施ダイヤデータ管理
2 運転整理 ……… ディスプレイに表示された列車スジを直接操作
3 自動進路制御…ダイヤデータを制御データとして、列車群を全自動進路制御
4 旅客案内 ……… ダイヤ乱れ時にもリアルタイムできめ細かな自動案内
5 運転情報提供…指令、駅、運転区所、保守区等に運行状況を提供
6 保守作業管理…ハンディ端末による線路閉鎖、保守用車使用等の手続き
2 ATOSの導入に伴う訓練内容について、組合に提案した内容と一部異なる内容で閉 練が行なわれているが、これは労使間の信義に反する重大な問題であることから、千葉 支社の見解を明らかにすること。
3 各運転区等で行なわれたATOSの訓練について、各区で異なる内容により訓練が行 なわれるという重大な事態が発生しているが、これは運転保安上到底認められないこと であり、会社の指導責任が問われるものと考えるが、千葉支社の見解及び今後の対策等 を明らかにすること。
ATOSの導入に伴う必要な訓練については、実施したところである。
4 ATOSに関する下記の点について明らかにすること。 (1) ATOSの指令管轄については、東京~幕張間は東京総合指令、幕張~千葉間は千葉 指令の管轄となっているが、幕張~千葉間も含めて東京総合指令の管轄に統一すること で混乱も少なくなると考えるが、千葉支社の考え方を明らかにすること。
ATOSの制御区間については東京~幕張間であるが、運行管理については東京~千葉 間を東京総合指令が行っているところである。
(2) ATOSの運転整理により「抑止」等が表示された場合、特急及び臨時列車で客扱い を行なっている「M 電」の扱いについて、千葉支社の考え方を明らかにすること。
·
·出発時期表示機により「抑止」等を使用するものは、総武快速線のE電のみである。ま
た、特急列車等のM電が「抑止」となる場合は、東京総合指令等から指示することとなる。
(3) 両国駅折り返しの場合、「ATCを開放」するとなっていることについて、保安装置の 開放と指令指示の関係について明らかにすること。
両国駅折り返しの通告を受けた運転士は錦糸町駅到着後、東京総合指令に連絡しAT C 開放の指示を受ける。東京総合指令は、運転士が両国駅到着後、ATCを復位して新運転 台において再度AT Cを開放し、錦糸町駅到着後にATCを復位とする指示をすることと なる。
(4) 停止位置を修正した場合、「指令に連絡する」となっているが、指令への連絡について、 その位置付けについて考え方を明らかにすること。
A·TOS区間で出発相当の閉そく信号機を越える停止位置不良が発生した場合は、指令 に連絡をすることとなる。
.ㅡㅡ (5) 快速列車の回送扱いについては、ATOS導入に伴い、停車の通告を受けた駅、乗務 員交代駅、行路表の待避駅以外は「終着駅まで通過を基本とする」として、これまでの 各停車駅での停車を行なわないこととしているが、この取り扱いを行なうにあたっての 根拠を明らかにすること。
(6) 回送扱いとなった場合の乗務員交代駅等の停車について、「運転士と車挙とで打合せ、 指令への連絡は必要ない」としていることについて、責任の所在を明らかにするために も指令の指示に基づき停車駅を指定することが望ましいと考えるが、千葉支社の考え方 を明らかにすること。
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回送扱いについては、輸送混乱の早期ダイヤ回復の観点から、停車駅を最小限とするも ·のであり、予め指定された駅以外での停車は必要が無いものと考えている。しかし、運転
士、車掌等の乗務交代駅及び指令より停車の通告を受けた駅は停車することとなる。
(7) 千葉駅における着発線変更について、下記の点について明らかにすること。 千葉駅で行なう「連絡」について、その位置付けを明らかにすること。
1
千葉駅で無通告着発線変更を行う場合、場内信号機の外方に一旦停止したことを乗務員 と千葉駅間で確認するための連絡である。
2 千葉駅において着発線変更が発生した場合、千葉以東からの上り列車の着発線の把握 等が重要な課題になると考えるが、各列車の千葉駅での着発線の把握等について、どの ような方法で行なおうとしているのか、その内容等について具体的に明らかにするこ と.
3 下り列車の場合、千葉駅着発線変更時、第1場内信号機で停止後の取り扱いを具体的 に明らかにすること。
千葉駅の着発線については、千葉支社輸送指令で管理しているところである。 なお、快速線下り列車が一定時間第1 場内外信号機で停止した場合は、指令等に連絡し 指示を受けることとなる。
1
2
4 千葉駅東部電留線から千葉駅ホームへ出区する時点で、据え付け番線の変更が発生し た場合の取り扱いを明らかにすること。
据え付け番線を変更する場合は、従来どおり千葉支社輸送指令等からの通告により指示 することとなる。
5 上り列車で車両故障等が発生した場合の連絡及び指令指示のあり方について、明らか にすること。
列車に車両故障等が発生した場合は、後続列車の駅中間停車を防止するため、指令の指 示により抑止等の手配をすることとなる。
6 変行路で延長運転を指示された場合、延長部分の時刻表の取り扱いについて明らかに すること。
* 担当列車が臨時入区、臨回電、幕張入区の場合(上り) * 幕張出区回送列車で、そのまま担当列車となる場合(下り)
延長運転部分の時刻表については、指令または駅等からの通告となる。
7 着発線変更が発生した場合、引継ぎ乗務員への変更内容等の通告のあり方について明 らかにすること。
蒼発線変更時に引継ぎを受ける乗務員は、当直等から変更となる着発線の連絡をうける ことになる。
(8) 新宿方面行き列車の乗務員無線の整備方で、「お茶の水駅切換え」「錦糸町駅切換え」 という異なる内容の資料が配布されて訓練が行なわれ、しかも、未だに乗務員無線の整 備に関して統一した内容が出されていないなど、運転保安上重大な問題が発生している ことについて、千葉支社の考え方を明らかにすること。
総武快速線から新宿方面に直通となる列車については、お茶の水駅停車時に無線のチャ ンネルを切替えることで指導しているところである。
(9)「異常時等」という場合、何をもって「異常時等」というのか、その基準等について具体 的に明らかにすること。
(10) 異常時等においては千葉駅等の各詰所で「待機」にとなっているが、この「待機」となる部 分の労働時間等の取り扱いについて、千葉支社の見解を明らかにすること。また、「待機」 となる場合においては、会社が明確に指示すること。
災害時等において急遽行路の一部を変更する場合は、就業規則等に則り取り扱っている ところである。また、輸送混乱状況を把握したなかで、必要な待機の指示を行っていると ころである。
(11) 異常時等における東京駅での A·B 行路変更時の運転士への通告についてどのように 行なうのか、具体的に明らかにすること。
折り返し変更等については駅通告、乗務員行路の変更については乗務員区所からの通告 を基本としているが、急遽の場合については、指令から通告をすることとなる。
i (1) 千葉駅において、千葉以東の全ての列車については、CTC指令の担当とすること。 千葉以東の列車については、従来どおり千葉支社輸送指令が運行を管理しているところ である。
5 次の点について、改善をはかること。
(2) 着発線変更が発生した場合には、指令等から運転士に指示すると同時に、車掌への指 示も行なうこと。
無通告着発線変更の通告については、基本的には指令から運転士·車掌へ指示すること になる。
なお、無通告着線変更については、運転士から車掌に可能な限り連絡をすることとなる。
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