有事立法粉砕№2 ACSA(日米物品役務相互提供協定)の改悪は日米安保の大エスカレート! 世界中の戦争への参加を可能に
自衛隊が米軍と全世界で共同作戦
今国会で成立を狙っているACSAの改定案は、その関連法案である自衛隊法改定と米軍行動円滑化法案など7法案はイラク侵略戦争への全面的参戦と北朝鮮侵略戦争への重大な攻撃である。一口で言つて、全世界で米軍と自衛隊が、『人』『物』の相互提供を可能にし、日本国内でも日常的に無制約にやれることになる。 これまでのACSAは、自衛隊と米軍が食料・燃料・通信設備・整備などを互いに提供できるケースを、共同訓練。PKO・人道的国際救援活動・周辺事態に限定していた。今回の改定では新たに、「日本国に対する武力攻撃」と「国際貢献・大規模災害」を付け加えた。まず『武力攻撃事態』の際には米軍に食糧、水、空港、港湾などの施設だけでなく弾薬をも提供できるとしている。さらに『国際貢献』を加えることで、ACSAの適用範囲が無制限に拡大されることになる。 また、改定が強行されると、米軍支援のための自衛隊の海外派兵ごとに個別のACSAを結ぶ必要がなくなり、米軍支援のための海外派兵が恒久的に行われることになる。まさにACSAの改定案と有事法案の制定は、日本帝国主義のイラク侵略戦争への全面参戦と朝鮮侵略戦争のための戦争法=有事立法完成の攻撃である。
労働者の力で戦争を止めよう
仮にもこうした攻撃を許すならば、日本(帝国主義)はイラク人民をはじめ、ムスリム人民、世界の闘う人民の怨嗟の『的』と化してしまうのだ。また戦争になれば真っ先に動員される陸・海・空・港湾労働者を先頭に有事立法阻止の闘いが闘いぬかれている。『二度と歴史の過ちを繰り返さない』この誓いをはたすためにも、闘う陸・海・空・港湾20労組をはじめ、多くの労働者人民と固くスクラムをくんで闘いにたちあがろう。 『3・20』を日本では、約400カ所、120万人が行動に立ち上がったのだ。闘いはこれからだ。 5・21明治公園の闘争を最大限の結集で埋め尽くそう。
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