改憲・靖国・貧困8・15労働者・市民の集い
われわれは、敗戦から62年目の「8・15」を重大な情勢の中で迎えることになった。 改憲国民投票法が成立し、教育基本法?教育改革関連4法の改悪が強行された。安倍政権は憲法9条を変えて再び戦争に踏み出そうとしている。 労働者は、数十万人のネットカフェ難民、数百万人のワンコールワーカー(登録型派遣)、一千万人近いワーキングプア……等、とてつもない「格差社会」に叩き落とされて、明日の生活すら奪われている。しかしその裏で、企業は空前の利益を上げ続けている。 福祉や医療等、社会が社会として成り立つために最低限必要なことすら民営化し、カネ儲けの道具にたし結果生まれたのがコムスンだ。政府や財界は年金すら自らの利益のために食い潰した。 社会が壊れようとしている。これはもはや資本主義体制の末期症状だ。 《改憲・戦争と民営化・労組破壊》に向けた攻撃が吹き荒れている。しかし怒りの声は渦巻いている。社会の在り方が根本的にまちがっている。こんな腐り切った政治はもうコリゴリだ。安倍はグラグラだ。今こそ安倍政権を倒そう! この社会を変革するたったひとつの力は労働者の団結した闘いだ。「8・15労働者・市民の集い」に集まろう。
●8・15労働者・市民の集い ▼8月15日 /13時? ▼中野ゼロ(西館)ホール 講 演 高山俊吉/戦後革命と憲法 湯浅 誠/貧困は自己責任じゃない コント 松本ヒロ/俺はブルジョア 報 告 パクスンヒ(民主労総ソウル地域本部事務所長) キムヒョンソク(同組織次長) 田中康宏(動労千葉) 根津公子(「日の丸・君が代」不起立を闘う教育労働者)
11月労働者集会1万人結集へ 第1回集会実行委員会開かれる(7月29日) 11月集会(11月4日)への取り組みがスタートした。今年の11月集会は10回目の節目の集会。なんとしても1万人の結集を実現しよう。
■10回目。節目の11月集会 11月集会は今年10周年を迎えます。この10年、全国の仲間たちに支えられ、03年からは日・韓・米労働者の国際連帯集会として発展するなど、労働運動の再生を求める全国の労働者の結集の場として着実に基礎を築くことができました。
■歴史的分岐点での闘い 私たちは歴史の大きな分岐点にたっています。安倍政権は「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、改憲と戦争に突き進もうとしています。 安倍政権は危機に立っています。しかし、今秋の臨時国会では、再び八時間労働制や労働者の団結権を解体する労働契約法や共謀罪の制定が画策されています。
■生きさせろ! 一方、民営化、規制緩和、市場原理主義政策が横行する状況の中で、労働者には、闘わなければ生きることのできない現実がのしかかっています。ロストジェネレーションと呼ばれ未来と希望を奪われた青年たちが「生きさせろ!」と声をあげはじめています。 社会保険庁解体?「消えた年金」問題に示されたように、すべての矛盾を労組破壊攻撃にすり替える卑劣な攻撃が吹き荒れています。自民党は自治労・日教組を「国民の敵」と公言し、マスコミを総動員した激しい攻撃が仕掛けられ、教員免許更新制の制定によって国家の意志に従わない教育労働者の排除=解雇攻撃が襲いかかろうとしています。「日の丸・君が代」不起立闘争に対し、来年春にも根津さんへの解雇攻撃が画策されています。また、闘う労働組合への大弾圧が仕掛けられています。その一方で財界は「偽装請負」問題等、違法の限りを尽くして労働者を搾取し、それを開き直り史上空前の利益をあげています。
■今こそ団結を取り戻そう! 労働運動は止めどない変質を深めています。しかし、怒りの声が高鳴りはじめています。今こそ怒りの声をあげなければなりません。今なによりも求められているのは、労働者が団結を取り戻し、労働組合を甦らせることです。自らのもつ力と可能性を自覚し、誇りを取り戻すことです。今こそ職場から闘いに立ち上がり、全国に闘う労働組合の共同センターや労働学校を網の目のように組織しよう。改憲?戦争と民営化?労組破壊攻撃にたち向う闘う労働組合の全国ネットワークをつくりあげよう。
■全世界で闘いで闘いの炎が 全世界で闘いが燃え上がっています。アメリカでは1930年代に次ぐ「労働運動の第二高揚」(ネクスト・アップサージ)がはじまっています。韓国の労働者は幾度ものゼネストに立ち上がり、非正規職関連法や韓米FTAと対決して闘っています。新たな情勢のなかで、労働運動の変革・再生を求める現場からの声が大きなつなみとなり、力となって登場する時代が到来しています。
■憲法改悪を阻止しよう! 渦巻く怒りの声を11月集会に総結集し、労働者の団結した闘いこそが歴史をつくり、社会を変革する力だと宣言しよう。とくに改憲阻止に向けた闘う労働者・労働組合の総決起の場として本年の11月集会を開催します。
|