「支援する会が踏み出す一歩で11・19労働者集会の大結集実現を」
7月29日、2023年度動労千葉を支援する会定期総会が開催された。
総会では山本事務局長が主催者あいさつを行い(別掲)、運動方針案を織田事務局次長が提起した後、動労千葉から関委員長があいさつし、討論が行われた。
各地から活発な意見
討論では各地の参加者から様々な意見が出された。
新潟からは、11月集会の存在意義の大きさ、労働組合を回り国鉄闘争や物販の話をすることの重要さが語られた。また、取り組みに当たって、自分たちの殻を破ること、「この人は無理だろう」と判断してしまうことを打ち破っていくこと、本気でやるということが強調された。また、自治体の自衛隊募集への協力という問題への取り組みが報告された。
木更津からは、久留里線廃線反対の取り組みの中で、住民説明会でも次々に反対の声が上がる地域の実情が語られた。「昼間に5時間も列車が走っていない」「使いたくても使えない」「子供が高校に久留里線で通っていたが、通学の足を確保するために廃線はやめてほしい」「赤字というが駅の清掃も地域のボランティアで行っている」などの声が紹介された。
その他にも、組合回りの現状、墨東病院独法化撤回の闘い、西武・そごうでのストライキなどについて報告・意見が出された。
「闘いの先頭にたとう」
その後、今年度の役員体制が承認され神奈川の運営委員が、改めて物販の力の大きさとアポを取ることの重要性を強調し、「11月集会結集と戦争阻止、岸田打倒、社会を変える闘いの先頭に立とう」と訴えて総会のまとめを提起した。
第2部の懇親会では動労千葉の各支部組合員がお礼と決意を述べ、渡辺書記長が闘いの決意を語った。その後、運営委員の閉会あいさつ、団結ガンバローで総会は締めくくられた。
山本事務局長の主催者あいさつ
支援する会は結成から36年だ。動労千葉を支援し、闘いに学びながら闘ってきた。2003年のイラク戦争を契機として、労働者の国際連帯という領域まで飛躍できた。
私たちが基調とする闘いのベースは、動労千葉が切り開いた反合・運転保安闘争路線、それに裏打ちされた階級的労働運動だ。「敵を絶対に曖昧にしない」という運動、階級の一員としてその全体の利益のために闘い抜く、その路線を学び取って闘ってきた。
ウクライナ戦争が始まってから2度目の総会だ。軍拡と排外主義が世界を覆う中での総会だ。久留里線廃線化を突破口に房総半島南部の内房・外房線を含む廃線攻撃もその一環だ。
この情勢に棹さす方向に連合が動いている。連合の特に指導部は「雇用」を理由にすれば原発も戦争も徴兵も良いという方向に流れていっている。日本の労働運動を連合指導部に蹂躙させてはならない。
1047名解雇撤回闘争が本当に「勝利まであと一歩」に来ている。その一歩を具体的にどう突破していくかが問われている。物販オルグを徹底的に推進していくことを契機に連合支配を掘り崩していきたい。
動労千葉は闘いと組織を次の世代に継いでいく奮闘をしている。この心意気をつかみ切って、11・19日比谷野音を埋め尽くす具体的な構想を持って闘いに入っていきたい。