6・5総決起で未来を切り拓こう 第5回支部代表者会議開催

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動労千葉は5月26日、第5回支部代表者会議を開催し、「1047名解雇撤回!業務外注化―CTSの雇用破壊粉砕! 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立!反合・運転保安確立!反動安倍政権打倒に向けた当面する取り組み」について決定した。

すべては分割・民営化から始まった

国鉄の分割・民営化は戦後最大の労働運動解体攻撃である。労働組合の弱体化をとおして、資本家階級と労働者階級の社会的力関係が変 わった。非正規労働者が全労働者の4割、2千万人を超え、平均年収は168万円、健康保険加入は52.・6%、厚生年金加入は51%、1千万人が健康保険 にも、厚生年金にも入っていないということだ。
さらに深刻なのは、非正規の30代男性の未婚率が75・6%。少子高齢化、年金・医療制度崩壊の原因が非正規職化にあることはあきらかだ。こうした労働者のおかれた現実は「国鉄の分割・民営化から始まった」ということを何度も肚を据えて確認しよう。
1047名解雇撤回=国鉄闘争にこだわるわけはここにある。JR本体に採用を求める新署名運動がスタートした、夏の物販とともに目標を貫徹しよう。

CTS闘争は全労働者の未来のかかった闘い

安倍政権によって、改憲・戦争と一体で戦後労働法制が根底から解体されようとしている。
戦後労働法制は「資本家性悪説」に基づいて、資本家は法律(労働基準法など)で規制しなければ、労働者を好き勝手にこきつかい、利潤追求のためには労働者 を戦争に駆り立てる(これを憲法9条で規制)という「悪い」ことをさせないために、矛盾や欠点はあるにせよ、労働者が命をかけ、血を流して勝ちとってきた 権利である。
韓国やフランスのようにゼネストを組織して粉砕しなければならない。
安倍政権の「解雇自由・正社員ゼロ」という労働法制改悪の主導的役割をJR東日本が担っているということをキチンとおさえなくてはいけない。分割・民営化の「一旦全員解雇・選別再雇用」が全社会化したのと同じだ。
現実の攻防は現場の闘いの中にある。今やCTSの就業規則改悪をめぐる闘いは、全労働者の未来のかかった闘いとなっている。

反合・運転保安闘争の復権を

籠原の変電所事故を象徴に、昨今では列車がまともに走っている日はほとんどない。責任をとらない外注化を根本原因として、安全が深い ところから崩壊しているのだ。それを「背面監視」、「居眠りした」「スマホをいじった」とデッチあげて現場労働者へ締め付けることでごまかすなど絶対に許 してはならない。
怒りの声を上げよう、怒りの声を闘いに組織しよう。反合・運転保安闘争の復権へ闘いを開始しよう。
本線運転士の闘いの課題、外注化、エルダー、CTS、貨物における闘いを一つの課題として、夏から秋への総決起体制を確立するために本部は、6月26日の第74回定期委員会に向かって全支部オルグを実施します。
現場から意見をどんどん出して、闘う方針をつくりあげよう。勝利の鍵は組織拡大にあることを何度もつかみ直そう。
6・5国鉄集会では、改憲攻撃と労働法制解体攻撃に大反撃を開始することを宣言する。6・5総決起で動労千葉と全労働者の未来を切り拓こう!

 国鉄闘争全国運動6・5全国集会
 6月5日(日)13時~ 
 江戸川区総合文化センター大ホール

 

 

◎1047名解雇撤回 新たな闘いへ
弁護団/署名の訴え/争議団・闘争団
◎改憲―雇用・労働破壊に反撃を
職場からの報告/労働法制改悪反対共同声明ほか
◎韓国・鉄道労組ソウル地方本部
◎全国金属機械労組港合同
◎全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
◎CTS就業規則白紙撤回の闘い  動労千葉
◎被曝労働拒否―常磐線全線開通反対! 動労水戸
◎動労総連合を全国へほか

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