4月18日、第35回動労総連合定期中央委員会がDC会館において行われた。各単組の仲間が参加し、コロナ禍に便乗した大攻撃に立ち向かう万全の闘争体制の確立と、組織拡大に向けた闘いの方針を確立した。
存在感を持って闘っている
開会の挨拶を行った木村副委員長(水戸)は、「『10年後の未来が来た』と本社は言っていた。今日の中央委員会でも進む道をはっきりさせて、団結して2021年の闘いを推し進めていきたい」と語った。
そして田中委員長(千葉)はあいさつで、「動労総連合は小さいながら、新自由主義が崩壊する社会の現状に抗し存在感を持って闘っている。JR民営化体制は瓦解し、医療、教育、社会保障、年金、農業、地方が解体され崩壊しようとしている。われわれが闘ってきたことが生きてくるのは今からだ。7月国鉄闘争全国運動の集会を開催する。7月13日に武委員長の判決公判がある。求刑は8年だ。総連合は関生を潰させない闘いの先頭に立とう。これを切り口に、闘う労働運動を日本に復権させよう」と提起した。 その後、方針提起、質疑応答が行われた。
各単組から活発な討論と報告が出された
動労西日本からは、コロナを理由に一時帰休が全職種に適用され、運転士の乗務を削減して車両清掃の一部をさせるという提案がされようとしてるとの報告が行われた。動労水戸からは、今までは考えられないような組合潰しの配転攻撃に対して組織拡大の決意がなされた。また、3・13ストで闘った動労神奈川、組織拡大を実現した動労福島の闘いを始め、各単組から職場での闘争の現状や今後の闘いなどが報告された。
動労千葉の委員からはCTS職場での闘いやワンマン運転による事故などが報告が行われた。
現場の気持ちを掴み職場全体の運動に
答弁で川崎書記長は、「『10年先の未来が来た』というが、こんな労働者が賃下げと首切り、労働強化に落とされる10年ではない。われわれが目指すのは、労働者が胸を張って生きられる社会だ。総連合が先頭に立って闘おう」と訴えた。総括答弁に立った田中委員長は「JR体制との闘いは、グループ会社の労働者が決定的な位置を握る。職場闘争なくして組織拡大なし。一人でも現場の気持ちを掴めば進められる。職場全体の運動として進める。そこに挑戦しよう。」と檄を飛ばした。
大江執行委員(西日本)が「組織拡大を最重点に、すべての闘いを職場から組織していこう」と閉会あいさつ、団結ガンバロー三唱を行い、委員会は成功裡に締めくくられた。
尼崎闘争
4月24日、尼崎駅北口広場にて、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西の呼びかけで、「尼崎事故16ヵ年弾劾!全国集会」が開催され、事故現場までデモを行った。
入管法改悪反対!
4月24日午後、「入管法・外登法と民族差別を撃つ全国実行委員会」の主催で、国会で審議されている入管法改悪案を阻止するために、法務省~銀座デモが行われ、約300人が参加し、動労千葉も駆けつけた。