4/27動労総連合第33回定期中央委員会

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「運転士・車掌廃止」提案粉砕!第3の分割・民営化ー分社化・転籍攻撃ゆるすな!

動労総連合の本格的組織拡大の実現を!

4/27動労総連合第33回定期中央委員会

 4月27日、動労総連合第33回定期中央委員会がDC会館において行われた。各単組の仲間が参加し、第3の分割・民営化攻撃粉砕、改憲・戦争阻止、動労総連合の本格的組織拡大実現に向けた闘いの方針を確立した。

 激動のJR情勢における決戦を闘う

 開会のあいさつを行った石井副委員長(水戸)は、3月ダイ改による労働強化で若手の運転士でも「つらい」「眠い」という声があがっていることを報告し、「分割・民営化の時のように意識が大きく動く情勢」「決戦を闘う方針を決定する委員会の成功をかちとろう」と語った。
委員長あいさつで田中委員長(千葉)は、3月ダイ改での限界を超えた労働強化、乗務員勤務制度改悪、「運転士・車掌廃止」提案、募集要項から「現場第一線で働いてもらいます」という文言が削除されるなど、激しい攻撃が行われていること、グループ全体の大再編攻撃が進められていることを明らかにし、「この攻撃に断固として立ち向かう決意を固めよう」と提起した。
 また、JR東が東労組解体―労組根絶攻撃に踏み出し、「社友会」による労働者支配を狙う中で、「団結して闘う以外にないと訴えれば時代が変わる」と訴えた。
 定期委員会の課題としては、①運転士・車掌廃止との闘いをJR―グループ会社の未来のかかった闘いとして全力で闘う、②2020年常磐線全線開通阻止に向けた闘いの強化、③グループ会社における解雇撤回闘争の勝利と大再編攻撃との対決、④改憲・戦争阻止―11月集会1万人結集と闘う労働運動の復権、⑤JR―グループ会社を貫く組織拡大の実現を提起した。

 雇止め解雇を打ち破る2つの勝利

 討論では各単組から闘いの報告など活発に意見が出された。とりわけ西日本と高崎からは、不当解雇攻撃に対する勝利の報告が行われた。
 動労西日本は、JR西日本広島メンテックがビラ配りなどの組合活動を理由に雇止め解雇したことに対し、解雇撤回を求めて闘ってきた。そして4月23日、広島県労委は解雇撤回、3か月分の賃金支払い、謝罪文の交付を命令した。全面的な勝利命令をかちとったのだ。
 高崎においては、TTS(高崎鉄道サービス)が鈴木副委員長への雇止め解雇を通告していた。しかし、職場で怒りが爆発し、わずか1週間で組合の枠を超えて籠原事業所の清掃労働者75人中45人が解雇撤回署名に名を連ねた。そして、無期転換権の発生時期をごまかそうとしたペテンを暴いて追及し、雇止め撤回と無期転換をかちとった。
 組合差別による雇止めを闘いの力で打ち破ったことは重要な勝利だ。神奈川や新潟では、不当な雇止め解雇との闘いが継続している。今回の勝利を全国の闘いに拡大し、「解雇自由社会」を許さない闘いを強化する方針が確認された。

 「分割・民営化以上の攻撃」に反撃を

 乗務員をめぐっては、3月ダイ改で若手でも体がもたないほど行路が長大化された。そして、乗務員勤務制度改悪強行、「運転士・車掌廃止」提案と矢継ぎ早に攻撃がかけられている。
千葉の委員からは、職場で「未来が見えない」と口々に話されており、指令に行ってもノイローゼになっている現状を報告した。そして、「今闘わないと未来がないとストにたった。ジョブローテーションは分割・民営化以上の問題ではないか。若い人の置かれている立場は全国共通だ。その声を取り入れ、闘っていきたい」と決意を語った。
 水戸の委員からは、検修・構内業務外注化でこれまで考えられなかったような事故が起こっていること、職場の若手から「なぜ外注化したのか」と声が上がっていることなどが報告された。
 また、乗務員の問題をめぐって青年の主体的な運動が始まっていることが報告され、「総連合青年部の存在を見せる闘いをやっていきたい」と発言した。
 北海道、九州の1047協議会の仲間からは、国鉄1047名解雇撤回に向けた闘いの決意が語られた。また、バス転換によって地域の交通が破壊される現状への闘いを訴えた。
 われわれは新たな労働運動解体攻撃を絶対に許さない。「運転士・車掌廃止」―鉄道業務別会社化攻撃阻止へJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。動労総連合の階級的産別労組への発展をかちとろう。

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