検修・構内業務外注化が失敗したということだ!
CTSに対して争議の通告
不当な勤務変更、年休の時季変更を直ちに中止しろ!
出向させられている労働者全員をJRに戻せ!
千葉鉄道サービスは、昨年10月1日の業務外注化以降、36協定が締結されていないにもかかわらず、「他事業所の36協定を準用した」などと言って労基法違反の超勤や休勤を強制してきた。こうした違法行為に対して動労千葉が抗議し、違法行為に対する謝罪を求めたところ、CTSは、「36協定を締結しなければ、3月1日で幕張運転車両所を潰す」と言いだしたのだ。
今、問題になっている36協定問題は、単に36協定だけの問題ではない。昨年10月1日に強行された業務外注化が根本的な問題だ。そもそもCTSには、検修・構内業務を受託できるだけの技術や経験が全くない中で、JRからの出向者によって委託業務を回すという形をとることで業務を受託した。本来であれば、受託後直ちに36協定案を提示して協議しなければならなかった。しかし、受託した業務に関しても未だに委託と直営の区分がハッキリしないとか、作業責任者が勝手に作業者になったり、車両センター所長の権限を代行する信号が外注化されたことにより車両センター所長の権限を代行することが出来るのかどうかも不明という状況があるなど、CTSがまともに業務を遂行できない状況の中で、今回の36協定問題が噴き出したということだ。
こうした状況の中でCTSが「幕張運転車両所を潰す」と言いだしたということは、業務外注化が失敗しましたということをCTS自身が認めたということだ。
幕張運転車両所を潰すというのなら、出向させられた労働者をJRに戻せということだ。
不当な業務指示、年休時季変更にストライキで反撃を!
こうした中でCTSは、不当な勤務変更や年休の時季変更を行っている。17日には、一ノ宮派出での年休発生に伴う代務に日勤の者が充てられたが、夕方の勤務終了後、1時間程度の間を置いて、翌日の日勤を続けて付けようとしたのだ。
さらに、18日朝の対応が必要だとして、別の者には4時30分出勤の業務指示を行ったのだ。しかもその後、幕張運転車両所から管理者が泊勤務で派遣されているにもかかわらず4時30分出勤の者への解除は行われず、そのまま出勤させたのだ。
一方、1月25日に発表された勤務で確定している年休も含めて全ての年休に対して時季変更が行われている。この問題で千葉労基署に確認したところ、担当者も「裁判の判例にもない取り扱いだ」と明言するなど、違法な取り扱いであることは明白だ。
以上から動労千葉は、検修・構内業務外注化ー強制出向粉砕、不当な業務指示、年休時季変更の中止、運転保安確立を求めてCTSに争議行為の通告を行った。
従って本部は、以下のとおり指令する。
【闘争指令】1 争議行為の日時
2月19日零時以降、当分の間。
2 対象者及び形態
(1)幕張運転車両所で勤務する組合員を対象として、休日及び時間外労働、勤務及び休日の変更(休憩時間の変更を含む)、所定以外の作業は一切行わない。
(2)不当な年休の時季変更が行われた場合には、指名ストライキとする。
3 職場からの排除、警察権力の導入、組織破壊行為、不当労働行為及び、不当な業務運営や業務指示、ストライキ妨害行為(受託業務に対するJRからの代務手配等を含む)が行われたと判断した場合、この間の諸懸案要求の解決が速やかに行われない場合は、開始時間の前倒し、対象者の拡大等、最も効果的と判断する時季、規模において、戦術を拡大する。
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