3・30三里塚集会へ
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ちょっと嬉しい報告
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デイビッド・ロビックスさんというアメリカの歌手が来日し、3月17日に東京でコンサートがありました。そのライブで、何と、最後に、「動労千葉から豊かな国際連帯のあり方を教えてもらった。動労千葉に捧げる歌です」と言って、「Which side are you on?」=「あんたはどっちの側?」という歌を歌ったというのです! Which side are you on? 全ての素晴らしい労働者たちよ Which side are you on? 父さんは炭坑夫だった 《※ 繰り返し》 ハーラン郡には 《※ 繰り返し》 労働者たちよ、我慢ができるか? 《※ 繰り返し》 ヤツらのためにスト破りになるな 《※ 繰り返し》 |
「金融動乱」「まるで山一」「米経済緊迫」…… アメリカの大手証券会社・ベアースターンズが破たんした。金融危機?信用破たんは、まさに「底無し」の状態で拡大している。低所得者向けの住宅ローンだけでなく、「プライムローン」(優良住宅ローン)も破たんが始まっているという。資本主義体制がまさに破局に向かって転落している。
●「貧困ビジネス」!
「貧困ビジネス」という言葉がある。どん欲な資本家どもは、労働者を「貧困と格差」に突き落としたが、そこからさらにどうやって奪い尽くすのか、それが「貧困ビジネス」だ。「サブプライムローン」とは、要するに「貧困ビジネス」だ。アメリカの金融監督当局の通達によれば、その対象となる「低所得者」とは、「過去1年以内に30日以上の借金の延滞を2回以上している」とか「過去5年以内に破産宣告を受けている」「借金が収入の50%以上になっている」等、ちゃんとした「規定」まであるというのだ。
借金まみれにならなければ生きていけない地獄に労働者を叩き落とし、その労働者をだまして高利の住宅ローンを貸し付け、始めから焦付くことは明らかだから、その借金の証文を無数の債権にして売り払う。しかもそれがハイリスクだからハイリターンで高く売れ、資本家どもは莫大な利益を手にするというマネーゲームが世界中で展開される、……。一体これは何なのか! まさに資本主義社会の腐り果てた最後の姿だ。
そして、当然のごとくそれが破綻したのだ。世界中の支配者たちは震えあがっている。この危機がどこまで拡大するのか、どこにどれだけの危機が潜んでいるのかすら、誰も正確にはわからないというのだ。
●労働者・農民の犠牲!
だが、ひとつだけはっきりしているのは、何百万人という労働者が家を奪われ、路頭に叩きだされているということだ。アメリカでは全国に無数のテント村が生まれている。こんな腐り果てた社会の在り方はもはやブッとばすしかない。
世界中で労働者が生きてゆくこともできなくなっている。世界中で農民が虫けらのように犠牲になっている。新自由主義政策は、企業に無制限の自由を与えて労働者を犠牲にするとともに「農業の自由化」と称して、資本の利益のために「農民絶滅」と言っても過言ではない政策に突き進んだ。食管制度の解体で米価は半分になったのだ。今こそ労働者と農民が団結してこの社会を変えなければいけない。
●今こそ労農連帯を!
非妥協の実力闘争を貫いてきた三里塚闘争に激しい攻撃が加えられている。狙いは二つだ。「戦争のできる国家」をつくること。そして農民の反乱を打ち砕くことだ。
「東アジア経済共同体」をつくるために成田空港の拡張が必要だと言って、暫定滑走路の延伸を画策し、そのために農地法で市東さんの農地を強奪するというのだ。農地法とは労働者にとっての労基法だ。それが今や農地取り上げの道具として使われようとしている。
動労千葉は、首をかけて三里塚反対同盟との労農連帯の闘いを貫いてきた。その真価が今こそ問われている。3・30三里塚闘争に結集しよう。