ダイヤ改悪絶対阻止!、組織拡大を実現しよう!
3月ダイ改阻止に向けて、習志野運輸区での問題点について相馬支部長と青山交渉員に話を伺いました。(文責編集部)
相馬 3月のダイヤ改正提案を見てまず思ったのは、短時間行路が増えた関係で、全ての行路が重くなっていること。これは始まりであり、もっとひどくなると思う。若い人たちのためにも、このダイ改は闘わなければいけないと思いましたね。
これでは事故が起きる
青山 会社は、現場の乗務員のことなどまったく考えていないね。このままだと東中野事故と同じことが起きてしまう。
相馬 とくに問題になっているのは、17行路の泊仕業だ。初日に津田沼~中野間を3往復し、明けで1往復の計4往復になる。しかも、明けは一番眠い時間での乗務。これでは事故を起こせってことだ。
会社は、指差喚呼をやれば事故は起きないと言うけど、そんなことはない。やはり休むところは休む、寝るところは寝る、そこはきっちりやらないと。今の緩行の乱れ方を見ていると、定時で動いているのは月に何日もないよね、その中でみんな必死になって頑張ってやってる。安全無視、現場軽視を絶対に許しちゃいけないね。
青山 今回はユニットの乙行路の終了が15時から16時ぐらいになった。16時なんて、冬場は真っ暗ですよ。現実的に非常にきついよね。
あと習志野は今回、ライフサイクルで4人出しちゃうんですよ。(帰ってくるのはゼロ)。今、習志野運輸区は休勤だらけになっている。しかもライフサイクルで帰ってきた乗務員が配転で他区へ転勤させられてしまう。こんな制度絶対粉砕しかない。
声を上げる組合が必要だ
今、動労千葉が職場にいることは結構重要なんですよ。文句を言っている組合がいるというのは、無視できないと思うよ。会社の横暴を許さず、組織拡大に向けて頑張ってゆきたいです。
相馬 乗務員全体のことを考えながら全力で、声をあげてゆきます。 それが組織拡大に必ずつながると思うね。
乗務職場で働くすべての乗務員の闘い
乗務員分科会長 鈴木 貴雅
昨年5月、JR東日本は「乗務員勤務制度の見直しについて」を提案してきました。それは、乗務員勤務制度のみならず、乗務員という概念を無くしてしまおうとする攻撃です。
また、その後に提案された「賃金制度見直し」も行き先地手当、深夜額A・Bを廃止して一般的な深夜手当てにするなど、乗務員の特性を否定しようとするものでした。
3月ダイ改において、育児・介護を目的とした時短行路が提案されました。時短行路作成にあたっては、他の行路へ乗務行程を移管した乗務員負担増による作成は絶対認めることは出来ません。これは乗務割交番作成規定による新たな行路増による設定を行い、且つ、これに伴う要員の配置が「安全」確保のために絶対に必要なのです。
また運用に関しては、行路設定に伴う具体的な支社課員・指導・当務主務の乗務指定や予備の乗務における勤務扱いに注視し、問題を提起していかなければなりません。
拘束時間の延長により乗務効率の拡大を画策し、「」生産性向上」を主張する会社に対して、「安全確保」を第一とした全組合員の団結による闘いの強化が求められています。
会社は「2020年70キロ圏外ワンマン化」「乗務員は将来[輸送スタッフ]という位置づけ」「運転士レス運転」等の主張をしていますが、詳細に関しては何ら明らかにしていません。乗務員勤務制度、賃金制度見直しに絶対反対し、運転職場の将来展望について真実を明らかにさせることにより、3・16ダイヤ改悪阻止を、乗務職場で働く全ての乗務員の闘いへと発展させて「闘い無くして安全なし」の実践を押し広げよう。
「見極め」を絶対に阻止しよう!
本部執行委員 関 和幸
昨年は組合員、支援の皆さんには大変お世話になりました。御礼申し上げます。
電力、保線、駅、構内が外注化される中、車掌、運転士まで丸投げ構想の輸送スタッフなど断じて許してはいけません。
支社課員、主務、内勤者の片手間乗務は安全の崩壊はもちろん教育訓練、体調管理など問題は山積みです。
まずは、3・16ダイ改に向けて千葉運輸区を先頭に、全乗務員、全組合員は闘いの先頭にたち上がります。その突破口は、「見極め」を絶対に阻止することです。
今回、外房線で1本のみ大原止まりが勝浦まで延長になりましたが、上総一ノ宮・君津より下り2020年以降、ワンマン化などもってのほかです。全てを現場労働者とりわけ運転士、車掌に押しつけ地域を見捨てるようなダイ改を絶対に阻止しましょう。
JRのみならず、労働者を苦しめる戦争法案廃止、全労働者の正規雇用、安倍政権を打倒し、生きる権利を勝ち取ろう。
改めて乗務員勤務制度改悪阻止。3・16ダイヤ改悪阻止。安倍打倒に向かって、私たち動労千葉は、動労総連合と一体となり支援の皆様の力を借り、全員の力を結集させようではありませんか。
若い人の心を捉えるような闘いを
新青年部長 渡辺 剛史
あけましておめでとうございます。北嶋前青年部長に続き、新たに青年部長に選出されました。よろしくお願いいたします。
動労千葉にも世代交代の波が押し寄せています。私たち青年部も含めて、若い世代が役員に台頭していかなければならない時が来ています。
なおかつ、組織拡大も急務な課題です。若い人たちに響かせるよう、会社の攻撃を動労千葉として真に受け止めて、跳ね返し、それを組織拡大に変えていくような闘いが大切だと思います。青年部としても、いろんな若い人の心を捉えるような闘いで、組織拡大に向けて頑張っていきたいと思います。
動労千葉は結成40周年を迎えます。記念レセプションも盛大に成功させ、新たな闘いの出発にしましょう。今年もよろしくお願いいたします。