11月集会大結集へ闘いの開始を確認
8月2日、2025年の11月労働者集会第1回実行委員会が開催された。
冒頭、関委員長があいさつし、支援する会総会への結集のお礼を述べ、9・19高裁闘争を「11月集会の前哨戦」として結集を呼びかけた。また、参院選で示された怒りを11月集会にこそ結集させることが求められていると提起し、11月集会に向けた闘いを訴えた。
その後、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山弁護士、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金さん、山本さんがあいさつした。
11月集会を呼びかける決意
田中顧問はまず、動労千葉が責任主体となって11月集会を呼びかける決意として、「われわれが作ってきた闘いを後退させるわけには行かない」「3労組で呼びかけられなくなったことを、飛躍への試練と受け止め、運動を強化した姿を見せつけよう」と訴えた。
参院選ではとりわけ外国人への排外主義が激しく宣伝された。労働組合にとっても、女性や外国人に対する攻撃、差別排外主義と対決できる運動になることが求められている。同時に、参院選の結果は、我慢ならない現状への怒りが政治的な形で動き始めたことも示している。「階級情勢は一変した」「勝負のときがやってきた」と11月結集へ労働者に分け入って組織することが訴えられた。
今年は初めて日比谷野音で労働者集会を開催した95年から30年の節目となる。改めて94年9・18集会での故・中野顧問の「従来の闘い方ではダメなんだ。労働運動の本当の闘う勢力を結集し決着を求めていこう」という提起を紹介し、原点に返って闘いを組織することを訴えた。
また、JRにおける大再編攻撃と労働政策の歴史的な転換攻撃との対決が始まっている。幕張車両センターにおける労災死亡事故はJRとCTSが業務外注化とコスト削減、安全切り捨てを進めてきたことが招いた必然的な結果だ。闘争体制を確立し、争議行為の事前通知を行って、全面外注化との闘いにたちあがる決意を語った。
活発な討論行われる
討論においては、全学連が「動労千葉の決意に応えて11月集会の成功を何としてもかちとる」と決意を述べた。また東京労組交流センターからは、11月集会大結集へのカギとして9・19闘争へ1千人の結集を実現しようと呼びかけられた。支援する会の仲間からは、9・19に向けて署名街宣の統一行動(8月22日~9月7日)が呼びかけられた。郵政の仲間は、点呼問題を郵政民営化―大合理化の矛盾の爆発として明らかにし、現場に責任を転嫁しようという攻撃との対決に入っていることを語った。学生に対する弾圧を粉砕する決意、集会ビラのスローガンへの意見、11月集会の獲得力についてなど、活発な討論がかわされた。
全国の仲間とともに、11・2大結集に向けて全力で闘おう。
国鉄1047名解雇撤回 高裁署名
8/2街宣行動で署名100筆
実行委員会終了後、動労千葉を支援する会による街宣行動が行われた。支援する会の仲間の訴えに次々と署名が集まり、1時間ほどの街宣行動で100筆の署名が寄せられた。
国鉄1047名解雇撤回にむけて署名運動を強化しよう。9・19高裁包囲デモ・裁判闘争を大結集で闘いぬこう。
日時:9月19日(金)15時30分~
場所:東京高裁429号法廷
◆東京高裁包囲デモ
集合:13時30分 日比谷公園霞門
◆裁判後、報告集会を予定