団結して激動の一年を迎え撃とう!
千葉運転区支部第39回定期大会 開催
第39回千葉運転区支部と第38回乗務員分科定期総会が12月3日DC会館で開催された。
冒頭、高澤支部長は「この一年間、支部全体が団結して闘うことができた。結果、ライフサイクル制度により駅へ配転されていた北嶋青年部長の復帰をかちとることができた。この制度は撤廃に向けこれからも闘っていきたい。また、検修・構内業務の全面外注化攻撃に対しては、幕張・京葉支部とともに最先頭で闘っていく。韓国・セウォル号沈没事故は、自分にとって衝撃であった。日本における関越道バス事故や京浜東北線川崎駅事故にしても新自由主義がもたらしたもので、コスト削減、利益至上主義が原因である。規制緩和を強く押し進める安倍政権は打倒しなければならない」。続く渡辺乗務員会長は、「今年3月のダイ改でJR千葉支社は、千葉運転区でも休日行路の削減を強行した。来年も3月14日ダイ改が行われる。徹底した調査や検討を行い団体交渉の強化を図りたい。また、来年度に強行される千葉運輸区設立に伴う組織破壊攻撃に対しては団結して闘う」と挨拶。
本部を代表して田中委員長は「千葉運転区支部はこの一年、困難な闘いを先頭で闘ってくれた。来年、千葉運転区支部は激動の一年になる。団結さえ崩さなければ展望は見える」「これからの一年間はJR、CTS、グループ会社の労働者へ全力で訴え、なんとしても組織拡大を実現し、反合・運転保安確立の闘いを軸に全力で闘い続けよう」と訴えた。今回の大会、総会では、特に①60歳以降の雇用、②千葉運輸区問題、③休日行路削減問題、④運転保安確立、⑤職場の諸問題が議論された。2014年度の運動方針案等が満場一致で採択された。支部長による団結ガンバローで支部のこれからの団結と発展を誓った。
来年度(2015年秋)、千葉運輸区設立! ―千葉支社提案
千葉支社は、千葉運輸区設立について次のような提案を行った。
①2015年秋に千葉運転区と千葉車掌区を統合して千葉運輸区を設立する。
②施設は、現千葉車掌区を使用。
③運転士・車掌の担当線区については現行の通り。
提案の中で千葉支社は、統合にあたっては、現行のまま統合する、行路や要員については3回程度のダイ改で調整する旨の説明を行ってきた。
これは、運輸区設立後のダイ改で列車のスジはもちろんのこと、運転士の異動も含めて行うことを示している。この過程で組織破壊攻撃が行われることをも意味する。
千葉運輸区設立をもって、JR千葉支社内の運転区、車掌区はすべて無くなり、運輸区となる。
一方でローカル線の切り捨てが狙われている。また、駅業務の外注化が大幅に進められようとしている。
今後、地方の人口減少が加速していく。それに伴い高校の統廃合もおこるであろう。民営化されたといっても列車の削減が人口減少に拍車をかけるようなことは断じてあってはならない。千葉運転区支部は、強制配転や列車の削減に断固として反対する。