2・12「日本の大軍拡に反対する日韓鉄道労働者の決議」発する

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2・12韓国鉄道労働者を囲む討論交流集会
2・13鉄道労組ソウル地本―動労千葉交流会

韓国鉄道労組との連帯深め闘いの前進誓い合う

2月12日、国鉄分割・民営化から36年を期した国鉄集会において、動労千葉は韓国鉄道労組とともに「日本の大軍拡に反対する日韓鉄道労働者の決議」を発した。

2月12日、国鉄集会に先立ち「鉄道労働者を囲む討論交流集会」を開催。

集会に先立ち、同日午前に「韓国鉄道労組を囲む討論交流集会」が開催された。ユン・ソンニョル政権は昨年11~12月の貨物連帯ストの高揚に対して、史上初の業務開始命令発動や損害賠償請求など、使用可能なすべての手段で弾圧し、闘争破壊に乗り出した。そして、民主労総に対しても国家保安法を用いて逮捕・不当捜索に踏切り、激しい労組破壊攻撃を開始している。「不正会計」「労組の腐敗摘発」などとでっち上げて労組活動への全面的な介入と監視、破壊にも踏み出した。

鉄道労組からは、このユン・ソンニョル政権の攻撃や反撃にたつ民主労総の現状等について報告された。その後、動労千葉の関委員長が日本の労働運動やJRにおける闘いについて報告した。交流集会は、日本における実践や韓国の闘いの教訓についての質問などが出され、主に鉄道労組の報告をめぐり討論された。

2月13日、鉄道労組との交流会を開催。日韓鉄道労働者の現状や課題を討議した。

2月13日には、午前中に動労千葉との交流会を開催し、日韓の鉄道労働者の置かれた職場や労働運動の現状、労働条件、闘いの課題について共有しあった。

2月13日、強制執行の対象となった三里塚反対同盟・市東さんの畑を訪問。市東さんから闘いの歴史を学び、交流を深めた。

午後には、市東さんの天神峰農地を訪れ、三里塚反対同盟と交流した。

市東さんの農地が強制執行の対象となっている緊迫した状況が説明され、一行は市東さん宅離れに入った。市東さん、萩原富夫さん、宮本麻子さんを交えて闘いの歴史や思いについて語っていただいた。

農地死守、軍事空港反対、労農連帯を貫く闘いに様々な質問が出され、国境を超えた連帯が築かれた。

市東さん農地への強制執行弾劾のメッセージを掲げる鉄道労組の仲間たち。

日本の大軍拡に反対する日韓鉄道労働者の決議

ウクライナで始まった戦争は、世界を戦争に引き込みつつあります。日本の岸田政権は、アメリカのバイデン政権と手を組んで、中国と北朝鮮に対する戦争を仕掛けようとしています。

私たち日本と韓国の鉄道労働者は、東アジアを戦争の惨禍にたたき込むこの暴挙を、絶対に許しません。

岸田政権は昨年12月、国の防衛方針の基本をなす国家安全保障戦略など3文書の改定を閣議決定しました。その核心は、日本が他国の軍事基地や政権中枢を先制攻撃することができる軍事力を持つということです。岸田政権は5年で43兆円もの軍事費をつぎ込んで、長距離ミサイルなどの攻撃型兵器を調達しようとしています。労働者民衆の生活を踏みにじり、際限のない軍拡が始まろうとしています。

岸田首相は1月にアメリカのバイデン大統領と会談し、戦争計画を具体化させました。それは、数万人の死傷者が出ても、中国への戦争を遂行するという恐るべきものです。

この情勢下、韓国ではユンソンニョル政権が民主労総に対して国家保安法を使った異常な弾圧をかけています。断じて許すことはできません。

かつて日本帝国主義は韓国を併合し、過酷な植民地支配を敷きました。日帝は侵略の手を中国・アジアにも広げ、2千万人もの人民の命を奪いました。戦争は世界に拡大し、日米開戦をも引き起こして、1945年、日帝は敗戦に至りました。戦後、日本の労働者は二度と戦争をしないと固く誓い、日本国憲法に戦争放棄・戦力不保持を書き込ませました。日本の「自衛隊」は明らかに憲法に反する存在です。しかし、日本とアジアの労働者民衆の闘いにより、日本政府は「自衛隊は日本の領域を防衛するためのもの」という建前を掲げざるを得ず、その軍事力の拡大は制限されてきました。ところが岸田政権は、その制約を暴力的に取り払い、他国に戦争を仕掛けようとしているのです。

日本政府はまた、戦争遂行のために韓国の労働者民衆を強制労働させた徴用工の歴史を居直っています。日帝の歴史的犯罪を糾弾する韓国民衆の闘いを封殺し、日帝を免罪しての決着を押し付けようとしています。それは、日本が再びアジアに戦争を仕掛けるためにほかなりません。

戦争によって利益を得るのは、ごく少数の資本家階級です。資本家による搾取に抵抗して生存を守ってきた労働者は、戦争を絶対に許しません。日本と韓国の鉄道労働者は国境を越えて団結し、東アジアでの戦争を阻むため、岸田政権の大軍拡に断固反対して闘います。

2023年2月12日
国鉄千葉動力車労働組合
全国鉄道労組ソウル地方本部

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