2月4日、内房線と地域を守る会の呼びかけで「内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」が開催される。
地域の仲間とともに、地域切り捨ての3月ダイ改に反対して闘いにたちあがろう。
列車削減で地域殺すな
JR東日本は3月ダイ改で、「選択と集中」路線のもとに、徹底した地域の切り捨てに突き進んでいる。
内房線では、①館山~千葉駅間の昼間帯の各駅停車はすべて木更津で折り返し、②特急列車削減に伴い新設された東京~館山駅間の特別快速を廃止するという提案だ。
久留里線では、上総亀山駅に発着する始発列車と最終列車が廃止される。
少なくとも7人の乗客が、この始発列車を日常的に利用している。毎日のようにこの始発列車に乗って東京まで列車で向かう人や、久留里駅でバスに乗り換える人もいる。
通勤や通学ができるかどうかは、その地で生活していけるかどうかに直結する深刻な問題だ。久留里線は、地域での生活に必要とされているのだ。JRはそれを、事実上の廃線のような扱いで次々に列車を削減している。
久留里線を利用し、地域で生活する人たちに、これからどうやって生活しろというつもりなのか!
それだけではない。地域社会は駅を中心に築かれてきた。列車の削減は地域社会の存立そのものを破壊する。
今回のダイ改は、「地方創生は『撤退戦』から」「地方圏にはターミナルケア(終末期医療)を」(JR東海グループの出版社発行の「ウェッジ」15年5月号)という、安倍政権の進める国家規模での「選択と集中」に率先して乗り出す攻撃だ。
地域の仲間とダイ改阻止を
この中で1月8日、「内房線と地域を守る会」が立ち上げられた。
すでに館山では、特急列車廃止による影響が色濃く表れている。
その中では、「これを許せば必ず廃線に繋がる」「過疎化や経済の落ち込みに繋がる」「特急廃止によって大きな影響を受けた地域経済・社会に再び大打撃を与えられる」などの声があがっている。今回のダイ改に対する地域住民の危機感は非常に強い。
館山市議会では昨年12月の議会で、「JR内房線館山千葉間日中時間帯の普通列車木更津駅での折り返し及び館山東京間の特別快速廃止見直しを求める意見書」が全会一致で採択され、衆・参議院議長、国土交通大臣、千葉県知事に提出されている。
内房線沿線地域で生活する組合員も多い。地域の一員として、交通網を破壊し、地域社会を破壊するダイ改を許す訳にはいかない。
地域の仲間とともに、列車削減の3月ダイ改阻止の闘いにたちあがろう。地域の怒りの声を集めて、2・4「内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」の成功をかちとろう。
2・4内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会
日時:2月4日(土)13時30分~
場所:館山商工会館2階大ホール
呼びかけ:内房線と地域を守る会(代表:松苗禮子)