11・19労働者集会報告②3労組発言

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戦争を止め、社会を変える闘いを!
ストライキ・闘う労働組合の復権かちとろう

■開会あいさつ
全国金属機械労組港合同
木下浩平執行委員

開会の挨拶を申し上げます。

全国労働者集会は今回で26回目です。国際連帯集会としては20周年の節目です。

改めて、韓国民主労総の仲間、アメリカILWUの仲間を迎えて開催できたことには、特別な意味があります。

昨年からウクライナでの戦争が始まり、ますます泥沼化し、拡大しています。さらに、中東・ガザでのイスラエルによる凄惨な民族大虐殺が始まり、病院や学校、難民キャンプまでが戦場と化し、本当に許しがたい光景が広がっています。

アメリカのバイデン、日本の岸田政権はこの戦争に与し、主導し、さらに東アジアでの戦争の拡大を狙っています。この戦争を止める力はまさにここにあると確信しています。

今日を出発点に戦争を止め、社会を変える闘いの先頭に労働組合が立ち、ストで闘いましょう。

港合同は明日、年末一時金闘争において、昌一金属支部が全日ストにたちます。多くの仲間の皆さんのご支援、ご協力をお願いします。

■特別報告
全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部
武谷新吾副委員長

関生支部への物心両面のご支援に心から感謝いたします。戦争情勢の中、関生支部は戦争・改憲阻止の先頭に立って闘います。

18年以来の弾圧でも関生支部は潰されず、全国の仲間の支援で和歌山事件での無罪判決をかちとりました。関生支部が産別組合であること、その産別運動を認めました。これを職場で活かしてほしいと思います。

関生支部は生コン事業者との集団交渉を経て、正社員化や最低賃金保証を勝ち取ってきました。あらゆる産業に適用できるものとして活用していただきたい。

そのためには、職場の要求をまとめ、要求実現のために集団交渉を確立するなどして、産別労働運動を展開する必要があります。

産別組合が本来の産別運動を実践することで、欧米のようなゼネストが撃ち抜かれ、要求が実現します。当然、ゼネストが組織されれば、戦争を止めることも不可能ではありません。産別組合が結集し、行動すれば、弾圧も跳ね返すことができます。

産業別労働組合の組織化と、産業別労働運動を実践して、労働者のための社会を実現しましょう。

赤川純執行委員

弾圧から5年が経つが、和歌山事件ではようやく真っ当な判決が出ました。この大逆転判決に対して、組合脱退強要の攻撃が始まっています。私も脱退を拒否した翌日から自宅待機にされています。

あからさまな憲法・労組法違反でなりふり構わない攻撃です。追い詰められているのは相手側です。そこに確信を持ち、職場での闘いを継続しています。不当労働行為に及んだ会社と黒幕の大阪広域協が謝罪し、態度を改めるまで闘いぬきます。

■基調報告
国鉄千葉動力車労働組合
関道利委員長

世界戦争が眼の前で進行しています。

ガザでの許しがたい虐殺を可能にしているのは、アメリカの莫大な軍事支援と一貫したイスラエルへの支持です。岸田政権もこの虐殺を支えています。同時に、東アジアにおける戦争の危機も高まっています。

世界中で戦争を止めようと巨大な闘いが始まっています。本来、労働組合はそうした反戦の砦です。

戦争の時代に私たちが国際連帯を連綿と続けてきたことには、本当に大きな意義があります。ここに東アジアにおける戦争を阻止する具体的な展望があります。そして、日本においてこそ大きな反戦闘争を巻き起こすときです。

新自由主義攻撃は社会の基盤を破壊しただけでなく、労働者支配の土台も崩しています。これまで日本の労働運動は後退を強いられてきましたが、この状況をひっくり返して労働運動を再生させる可能性が生み出されています。

私たちは3労組は新自由主義攻撃に打ち勝ち、団結と闘いを守ってきた組合です。労働組合が戦争推進に取り込まれるか、階級的な闘いの道を選ぶのかは歴史の分岐点です。この時代に労働運動の変革を訴える運動の意義は大きなものがあります。

今日は新たな闘いの出発です。職場から仲間を組織し、私たち自身の手でストライキを復権し、闘う労働運動を再生させましょう。

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