3月ダイ改決戦ストライキへ
3月ダイ改は、今後数年にわたる大攻撃の出発点だ。「職名廃止・融合化」は鉄道の歴史上初めてのことだ。
JR東日本社長の深澤は、「これからは仕事、系統の壁だけでなく企業の壁も超えていく」と宣言している。その先にあるのは、「安全崩壊」「鉄道崩壊」だ。
激しい攻撃はJR体制の危機の現われでもある。国鉄分割・民営化体制の崩壊であり、直接には20年に及ぶ外注化攻撃の破綻がある。外注化阻止闘争、反合理化・運転保安闘争を再構築する闘いにたちあがろう。3月ダイ改との決戦にストライキで起ちあがろう!
22春闘に全力で起ちあがろう
昨年、JR東日本は史上初めて定期昇給カット(係数4↓2)に踏み切った。一生涯に影響する大きな賃下げ攻撃だ。期末手当も年間4カ月と、コロナ以前と比べて2カ月以上の大幅削減を強行している。
だが、「コロナ禍」「赤字」は口実に過ぎない。「長期・終身雇用・年功制賃金を解体せよ」という財界の要求を率先して実行して社会全体に広げようとしていることに攻撃の本質がある。
貨物においては、昨年ベアゼロ(200円のみ加算)。なにより、シニア社員の基本給差別は一貫して重大な問題だ。千葉県は基本給表の3番目にランクされ、東京都の基本給から3万円も低い状態にされている。この現状を打破することが必要だ。
組織拡大をかけCTS春闘へ
とりわけCTS春闘には組織拡大をかけて全力でたちあがろう。CTSは今年1月に時給引き上げを行ったが、わずか10円のみ。正社員でも「最低賃金ギリギリ」の賃金水準に落ち込んでいる。しかも、この間の物価上昇で、大幅な賃金引き上げがなければ事実上の賃下げになる。
われわれに見える以上に職場には怒りが渦巻いている。コロナ禍やこの間の闘いの中で意識の変化も大きくおこっている。今春闘を真剣に闘う中から組織拡大の展望を切り拓こう。
2・13国鉄集会に総結集を
新自由主義の崩壊と戦争の危機―改憲と大軍拡に突き進む岸田政権と対決し、改憲・戦争阻止!大行進運動の発展をかちとろう。
関西生コン支部への大弾圧と、JRにおける「労組なき社会」化攻撃は、社会から労働組合の存在を一掃しようという改憲・戦争と一体の攻撃だ。連合は新年交歓会に岸田を招き、変質が一層激しくなっている。トヨタ労組はその連合にさえ見切りをつけ、レベルを超えた資本との一体化が進んでいる。
闘う労働運動の再生が今ほど求められているときはない。「闘えば道は開ける」ということは世界の労働者の闘いが示している。韓国民主労総のゼネスト闘争、全米を覆うストライキ・・・新自由主義を終わらせる鍵を握っているのは労働組合の闘う力だ。
今年25周年を迎える11月集会を、これまでから一歩飛躍したものとして成功させる挑戦に打ってでよう。闘いはすでに始まっている。当面、2・13国鉄集会の大成功をかちとろう。