04春闘に起つ!シリーズ①

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04春闘に起つ動労千葉の闘争方針

JR労働運動の大転換点!

04春闘方針
3・13ダイ改を焦点とした04春闘への総決起体制を確立しよう。

04春闘の課題
①賃下げ、定昇解体、賃金制度改悪攻撃との対決
②反合・運転保安確立-第2の分割・民営化攻撃粉砕
③労働法改悪-団結権破壊攻撃、年金制度改悪との対決
④1047名闘争勝利、国鉄労働運動再生春闘
⑤イラク自衛隊派兵阻止、有事立法粉砕、小泉超反動内閣打倒
⑥組織防衛・強化・拡大

組織の総力をあげてげて04春闘に起ちあがろう!

 04春闘が目前の課題として切迫している。われわれの04春闘の課題はいまや明確なものがある。それは何よりも反合・運転保安春闘であり、団結権・年金・生活防衛春闘であり、1047名闘争勝利、国鉄労働運動再生春闘であり、反戦・国際連帯春闘であり、組織拡大春闘だ。課題は3月ダイ改を焦点として煮詰まってきている。それは第1の課題として提起した、運転保安春闘としての闘いだ。JRの安全はいまや崩壊に直面している。民営化とこの間の外注化によって、さらには限度を越えた規制緩和の嵐によって、重大な事故が多発している。99年-山手貨物線で5名の触車死亡事故、01年-鶴見駅構内列車脱線事故、03年-中央線の高架切り替え事故、京浜東北線では置き忘れたショベルと列車の衝突事故、成田線でのレールスターの迷走、そして本年に入っても千葉支社管内において、レールの折損等々が発生している。これはこの間の作業省略と外注化が招いたものだ。現在、JR東日本の社員数は分・民時の71800人から03年では48000人にまで削減されている。まさしく合理化と外注化の一体となった攻撃の中で、保守部門は消失してしまっているような状態なのだ。添付資料として英国鉄民営化の教訓と、JR各社の死亡事故者数の表を添付しておいたが、いつ何どき英国で起こったような悲惨な事故に直結しかねないというのが実態ではなかろうか。そして死亡者数は東日本でダントツとなっている。ここに規制緩和により、「市場原理に委ねられるものは市場原理に委ね・・」、「鉄道事業者の自主判断を尊重し・」などという安全の解体的改悪が覆いかぶさった。「進行の指示運転」や検査基準、検査周期の延伸・緩和・廃止は止めどもないものだ。さらに汽笛故障時の取扱に見られるごとく、指令の無線万能主義とデタラメな指令の横行など、異常な労務支配と安全感覚さえもが崩壊の危機に直面している。

総武快速・緩行線の時間短縮を断固許ずな!

 3月ダイ改では、総武快速・緩行線の時間短縮攻撃が提案されている。緩行線の千葉~御茶ノ水間では最大6分30秒の短縮だ。われわれは89年の千葉~三鷹間での3分40秒の時間短縮が、東中野事故の要因となったことを今こそ教訓とし、この大変な総武緩行線の時間短縮攻撃を粉砕しなけばならない。全力でダイ改阻止闘争に、組織の総力をあげて、04春闘を運転保安春闘として位置づけて闘い抜こうではないか!
 われわれの立場は明白だ。運転保安確立の闘いこそが、われわれ動労千葉の運動の基本中の基本の闘いだ。そして安全問題こそ、国鉄分割・民営化の最大のアキレス腱なのだ。反合・運転保安闘争をもって、第二の分割・民営化攻撃に反撃し、JRをめぐる新たな情勢に対するわれわれの反転攻勢の闘いを組織しよう。実力闘争をもって、安全崩壊の危機を社会的に暴露し訴えきろうではないか。この闘いこそがJRの中で苦闘する労働者を、そして現在の全社全的な規制緩和と対決し、外注化攻撃の矢面に立たされている労働者に光と展望を与えるものとなる。いざ運転保安春闘に起とうではないか。

車両第Ⅲ期メンテ合理化阻止!

 運転保安闘争のもう一方の機軸はなんと言っても、検修関係の大再編攻撃との闘いだ。車両メンテナンス第Ⅲ期合理化との闘いは、昨年の習志野電車区廃止闘争から本格的に開始された。いよいよ幕張の縮小攻撃との決戦の場にわれわれは臨まなければならない。外注化攻撃を阻止してきた全成果を結集しよう。

(春闘シリーズへ続く・・・)

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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