第49回定期委員会-セカンドフェイズの闘いへ
03年前半戦の大きな地平を組織拡大へ
動労千葉の底力を如何なく発揮した○三前半戦の闘いの成果!
第四九回定期委員会が六月二八日DC会館において開催され、動労千葉の底力を如何なく発揮した四日間にわたる○三春闘ストライキと勝浦市議選・水野選挙闘争の勝利を高らかに総括し、○三年後半に向けた闘いの方針を決定した。
全ての闘いの焦点を組織防衛・強化・拡大へと結びつけよう!
委員会は議長に館山支部・小磯委員を選出したあと、本部・田中委員長が登壇しあいさつを行なったあと(要旨別掲)、来賓として見事に三選を果たした水野勝浦市議と、九月に行なわれる御宿町議選に挑む中村町議があいさつを行い、「この四月組合員の皆さんには、総力をあげて大奮闘していただいた。安定感をもって三期目の闘いへ進むことができた。連日の闘いのなかで大変だったとは思うが心から感謝を申しあげたい。市町村合併問題は、地方自治の解体という意図をあばくべく展開している」、「勝浦市議選の勝利に引き続いて九月の御宿町議選、法定協議の中で地方行政を変えていく運動を行なっている。三期目に向けて踏張っていきたい」と勝利の報告と、御宿町議選勝利に向けて決意が示された。 経過報告~当面する取り組みの提起を受け、質疑応答に入り、
委員会で出された主な質疑・・
①、進行の指示運転、指令万能主義に反対していく闘いを強化していく。輸送混乱時の指令の指示について不当な扱いなど、分科へ早急にあげるなど運転保安闘争を強化していきたい。 ②、ダイ改の行路実態調査に基づく団交を強化していきたい。 ③、回送列車の車掌省略について、具体的にどうなっているのか、団交での解明等追求していくべきだ。 ④、検修関係では、構内運転士の減少・逼迫する状況がある。動力車乗務員の経験者や免許保持者を登用させていく闘いを強化していきたい。 ⑤、乗務員関係の新制服の導入時期や、業務別での取り扱いの問題などどうなのか? ⑥、貨物の賃金制度の見直し攻撃の打破に向けてストライキを構えて闘うべきだ。また長期にわたる闘いになることも含めて、段階的に闘いの進め方など論議していきたい。 ⑦、営業関係では、東京支社において中間駅の委託化提案がなされている。どのくらいの範囲まで入っているのか?今後千葉支社の動向に注意していかなければならない。 ⑧、列車混乱時において、旅客が兼掌窓口から駅内に入ってくるなどという事が起こっている。 社員への第三者加害など脅迫観念をもったと聞いている。トラブルが起こった場合どうするのかなど当局を追及していくべきだ。 以上のような討論を経て、○三後半の闘いへ向けた決意が固められていった。
いざ第二ラウンドの闘いへ組織の総力をあげた闘いに起とう!
歴史の転換点に激しく立ち向かった○三前半戦の闘い! すべての闘いの焦点を組織拡大へ!
(田中委員長あいさつ要旨)
昨日、労基法改悪ー「解雇」自由の法律が成立した。有事法制の成立と合わせて重要な定期委員会となった。○三年前半の闘いは、のべ八○時間のストと直ちに開始した勝浦・水野市議選の勝利という大きな成果を獲得した。 戦争と大失業の時代が本格的にはじまった。これとどう対決していくのかを獲得していくのが○三年後半の第一の課題だ。 JR総連の地核変動がはじまっている。組織拡大の闘いを本格的に進めていくことが第二の課題だ。 ○三年前半は、有事法制が通ってしまう。春闘全体では賃下げが強行され、新たな大東亜共栄圏構想までが打ち出された。JRでも革マルの内部抗争の激化など、何ひとつをとっても、歴史の分岐点の中での闘いであった。そして再度検修・構内外注化を阻止するなど、乾坤一擲の闘いであった。われわれの闘いは世界では注目を集めている。 今まで経験したこともない情勢の中での半年間の闘いだった。動労千葉になにが問われているのか。もう一歩も、もう二歩も飛躍していく動労千葉でなければならない。 六月六日の有事関連三法案の成立の次にくるのは間違いなく憲法改悪だ。明らかに北朝鮮で戦争をやるための法律であり、指定公共機関として戦争の歯車に組み込まれようとしている。排外主義の宣伝、新たな挙国一致とも言える状況、根をひとつにした労働者への攻撃、こうした攻撃に対してナショナルセンターの枠を越えた広範な闘いが巻き起こっている。陸・海・空・港湾二○労組の闘い、動労千葉のストは米・英のレイバーネットでトップ記事となった。これから実を結んでいく時がきた。 時代に立ち迎えない部分は崩壊する。組織拡大の絶好のチャンスが到来している。当面する闘いでは習志野電車区廃止阻止の闘いだ。一切合財が組織防衛・強化・拡大闘争に集約される。
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