「台湾有事」=参戦叫ぶ高市
11・2全国労働者総決起集会―改憲・戦争阻止!1万人大行進は、「米日帝国主義による中国侵略戦争阻止!高市政権打倒!」を掲げ、2150人の結集で大成功をかちとりました。
米日帝国主義による中国侵略戦争は、トランプ政権と高市政権の登場によって急加速しています。重大なのは高市政権です。
首相としては初めて「日本は台湾有事に軍事的に介入する」と参戦宣言を行ったのです。「自民維新連立合意」や「高市所信表明演説」は、「台湾有事は日本の存立危機事態」=中国侵略戦争に突入するために必要なことを網羅しています。
軍事費2倍化の2025年度中達成、安保3文書を2026年中に改定(非核三原則の見直しを公言)を始め、沖縄・南西諸島の軍事要塞化、中国を攻撃するための長射程ミサイルの全国配備、原子力潜水艦の保有、武器の全面的な輸出と、継戦能力の育成、原発再稼働、スパイ防止法などの治安立法、自衛官恩給制度の導入などです。
これに対して、中国は猛反発しています。中国にとっては、台湾問題は内政問題であり、内政問題に軍事力で介入すると宣言した高市政権を許すわけにはいきません。中国は日本への渡航を避けるように注意喚起も行っています。しかし、高市政権と与野党、マスコミは、中国の反発を逆に利用して中国に対する排外主義扇動をあおり、中国侵略戦争に向けた国内世論形成に向かっています。
こうした中国侵略戦争への突撃に対して、11・2闘争は断固として対決して闘い抜かれました。集会における反戦闘争の訴えを報告します。
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人 高山俊吉さん
日米首脳会談でトランプ高市は、空母上のあのパフォーマンスで、彼らが戦争を求める極悪の輩であることを何よりもリアルに示した。私たちが今立つ地点はどこか。高市打倒だ。再びの中国侵略戦争を阻止することだ。手をつないで立ち上がり、多くの人々と肩を組んで行動しよう。
8・6ヒロシマ大行動実行委員会 住廣美智子さん
昨日、トランプが核実験の再開を指示しました。徹底弾劾しましょう。
今年の8・6原爆ドーム前集会は権力の妨害をものともせず、勝利しました。労働者や被爆者、青年・女性の怒りを弾圧できるわけがありません。高市内閣打倒の闘いを広島で、全国で巻き起こそう。
改憲・戦争阻止!大行進沖縄 松本未土さん
すでに戦争は始まっています。それが沖縄の実感です。沖縄戦を絶対に繰り返してはいけません。もう二度と戦争の犠牲者にも加害者にも絶対になってはいけない。何より日米安保の最大の実体である沖縄から、戦争を実力で阻止するために力強く闘っていきます。
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《戦争は職場・生産点から始まる》《労働者階級の闘いで今の戦争情勢を止めていこう》《連合を打ち破る闘いをつくりだそう》と教組、自治労、郵政、医療・福祉、交運・タクシー、そして、学生の仲間が次々に発言に立ち、現場からの闘いの報告と決意が述べられました。 詳しくは集会報告集にて。



