館山運転区、木更津支区、津田沼車掌区の廃止を提案

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千葉支社
館山運転区、木更津支区、津田沼車掌区の廃止を提案
「木更津運輸区」新設を正式に提案
館山派出、鴨川派出は現行体制維持

 7月6日、JR千葉支社は、現木更津支区内への「木更津運輸区」新設と、それにともない館山運転区、木更津支区の廃止を提案してきた。また、津田沼車掌区を廃止し、習志野運輸区に統合するとの提案も行ってきた。実施時期は、いずれも来年3月ダイ改としている。

君津より南の線区はほとんど切り捨て

 木更津運輸区の新設について千葉支社は、効率的な乗務員運用、異常時の対応能力向上と安定輸送の確保を主な理由に挙げている。とく内房線では、君津以南の線区で風や雨の規制で列車の運転中止等が発生する場合があり、そうした時でも木更津から上り方面の列車だけは運行を確保することが主な目的であるとの説明を行ってきた。
 また、木更津運輸区の担当線区については左記の通りの提案を行ってきた。
【運転士】
 内 房 線 千葉~安房鴨川
 久留里線 全線
 京 葉 線 東京~蘇我
 総武快速線 千葉~幕張
【車 掌】
 内 房 線 千葉~安房鴨川
 久留里線 全線
 京 葉 線 東京~蘇我
 総武快速線 千葉~幕張
 要員関係について千葉支社は、具体的な数字は示さなかったが、運転士では木更津と館山を足した程度、車掌については久留里交番と若干のEC担当分を合わせた程度との見通しを示した。 また、11月の移行準備時期と合わせて準備区を設置すること、要員関係については12月頃に正式提案との考え方を示してきた。

要員は12月頃に提案の見通し

 一方、「木更津運輸区」は、現木更津支区内に鉄筋3階建(10㍍×35㍍)の庁舎を新築するとの計画を示してきた。また、現検修詰所が新庁舎の新築で支障するため、現休養室の館山方に仮設詰所を造るとしている。さらに、新庁舎新築後は、現木更津支区1階部分に検修詰所を置く計画であることを明らかにしてきた。
 また、検修関係の所属については、技術的な面で幕張車両センターとの連携も考えなければならないとの考え方もあり、今後検討するとした。
 館山運転区廃止提案に伴う館山派出、鴨川派出の扱いについては、仕業検査や分割・併合作業合作業もあることから、現行通りの体制とするとの説明を行ってきた。
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緩行は習志野運輸区、他は千葉車掌区へ

 津田沼車掌区の廃止について千葉支社は、現津田沼車掌区が担当している緩行線については習志野運輸区に移管し、それ以外の特急、快速等については千葉車掌区に移管するとしている。そして、千葉車掌区から「木更津運輸区」に久留里交番等を移管するとの考え方を示してきた。
 津田沼車掌区からの行路移管にともない習志野運輸区では新たな休養室の新設工事が進められ、11月からの移行準備を行うとしている。

内房線への運行管理システム導入による営業職場の要員削減も提案

 千葉支社は、営業関係の提案として、内房線運行管理システムの導入の提案を行ってきた。
 内房線・蘇我(蘇我構内除く)~木更津間に運行管理システムを導入し、同区間の運行管理を内房指令で行うとしている。
 また、これに合わせて君津~館山間の運行管理システムを更新することも明らかにしてきた。
 これにより、内房線全てがPRC化され、信号関係については全て内房指令の指示で行えることから信号扱いを行っている駅の要員削減を行うとし、八幡宿駅で管理▲1名、姉ヶ崎駅で管理▲1名、館山駅で一般▲3名、運輸部の指令で一般+6名とし、合計管理▲2名、一般で+3名になるとの説明を行ってきた。(別表参照)

箇所名
区分
現行
提案
増減
記   事
八幡宿駅
管理
 

 

▲1
当務、出改札3テ →
当務、出改札2テ1変
姉ヶ崎駅
管理
 

 

▲1
当務、出改札3テ →
当務、出改札2テ1変
館 山 駅
一般
15
12
▲3
信号、改札2テ1変 →
改札1テ1変
運輸部(指令)
一般
65
71
+6
内房指令2テ →
内房指令4テ
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